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「世界トイレの日」

 きょうは何の日。一年365日、「◯◯の日」と名前のつかない日はありません。11月19日は、環境衛生の向上や改善を考える日として今年7月に国連が定めた「世界トイレの日」です。トイレの普及促進をグローバルに展開しているNPO「世界トイレ機関(WTO:World Toilet Organization)」の活動を後押しするために、同団体の設立日(2001年11月19日)に定めたそうです。
 日本ではトイレを使えることが当たり前。しかし、世界ではいまだ25億人、3人に1人がトイレのない生活を送り、毎日、5歳未満の子ども1600人が不衛生な環境を原因とする下痢で亡くなっているといいます。屋外で用を足すことが原因で井戸水が汚染されたり、安全な飲み水が確保できず感染症にかかり命を落としているのです。世界では60億人が携帯電話を使えるにもかかわらず、25億人がトイレを使えない現実を知ってほしい、とWTOは訴えています。
 経済活動による二酸化炭素の排出による地球温暖化、生活や産業活動において発生するごみ問題など人間の活動による環境破壊が大きな問題となっているのはよく知られているところです。トイレの現状を知ることから、世界の水の問題、衛生の問題、貧困と格差の問題へと関心の目を向けていきたいものです。