北風と太陽
昨日、兵庫県私立学校養護教諭研修会に参加いたしました。
内容は、西宮こども家庭センターの塚元重範先生から「子どもたちの心の危機への対応と支援」ということで、「子ども家庭センター」に寄せられる相談の内容や支援についてのお話でした。また、相談者の気持ちを考えるというロールプレイングも行い、有意義な研修会でした。
その中で、心に残ったものとして「北風と太陽」というイソップ童話の教訓に絡めた、先生のお話がありました。


「北風と太陽」
力試しをして旅人の着物を脱がせた方が勝ちと決めようということになりました。北風は思いっきり強く、吹きつけましたが、なかなか旅人は着物を脱ぎません。それどころか、寒いのでもう1枚重ね着をしてしまうしまつ。その後、太陽がポカポカと暖かく旅人を照らすと、温かくなったので、すぐに着物を脱ぎました。人を動かすには、無理やりな方法ではだめだいうお話です。
良く知られたお話ですが、先生はこのお話を子育てに絡めて、こうおっしゃいました。
「このお話は着物を脱がすことだったけれど、もし帽子を脱がすお話だったら・・・?」というわけです。
なるほど、帽子を脱がす場合なら、太陽の方法では、日光を避けて脱ぎませんが、北風の方法なら、簡単に吹きとばすことができます。本人の意志に反して、無理矢理な方法と言われるとそうとも言えますが、子育てや保健室での子ども達の関わりでも・・・人を育てるための方法として、「こうすれば良い!」という単純な方法はないのでしょう。時には温かく、時には厳しさも必要で・・・。子どもの成長にとって、今、北風にするべきなのか、太陽にするべきなのか、難しいですが、日々、このことを忘れず、子ども達と接していきたいと感じました。