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2006年08月15日

カナダ研修11・12日目 帰国

 朝6時出発の予定が5時45分に出発できました。これは前回の反省を生かし、各自が起床時間を守って集合するだけでなく、班長が班員の部屋を訪れ起床を確認しあったということも見逃せないことだと思います。
 きれいな朝焼けの中を空港へ向かいました。予想通り空港は早朝にもかかわらず大変な人出でした。手際よくチェックインを済まし手荷物検査へ向かいました。なかなか厳しい検査の中、ちょっとした不注意もありましたがほとんどうまく済みました。後はカルガリーを経由(約5時間30分)してバンクーバー(約1時間30分)へ、そこで国際線に乗り換え関空(約10時間)へと向かうだけです。カルガリーへ着く手前できれいなカナディアンロッキーを見ることができました。
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 バンクーバーから国際線が予定通り出発、到着予定時間よりも早く15日午後4時前(日本時間)に着きました。今日は朝6時前(日本時間14日午後6時)から約22時間かけて移動したことになります。荷物も全員確認でき簡単な解散式を行いました。
 けが人、病人、事故や事件にも巻き込まれず、天候にも恵まれすべての予定していたプログラムが実施できたことは全員の協力のおかげで成しえたことです。旅行団としては大きな成果を挙げたといえます。今まで研修旅行に参加した人たちの中から学園や学年のリーダーが育っていますが、今回の参加者の中からも出てくれると確信しています。
 次に自分はどうだったかという反省も是非してほしいと思います。うまくいかなかったり、失敗したからだめだったという単純な反省ではなく、なぜそうなったか、それを繰り返さないようにするにはどうすればよいか、というところまで掘り下げていけばそれは大きな財産になります。

 各自の反省のチェックポイントの例
① 自分でスケジュールや行動の判断ができたか
② 自分の荷物や持ち物、健康の管理ができたか
③ 自分のことだけでなく周りの状況を考えて行動できたか
④ 自分だけでなく周りへ声かけや指示ができたか
⑤ 仲の良い人だけでなくいろんな人と関わりを持とうとしたか
⑥ 新しいことにチャレンジしたか
⑦ 課題や目標が見つけられたか

 最後に今回の研修旅行を支えていただいたホストファミリーの方々、ヘレンさんをはじめとしてスタディ・アブロードカナダのスタッフの方々、マイツァーズの熊代さん、研修の機会を与えていただいた保護者の方々に感謝の辞を述べてこの研修を終わります。

2006年08月13日

カナダ研修10日目 PEIからハリファックスへ

朝8時に学校へ集り、ホストとお別れをして、バスでPEIをあとにしました。来るときに飛行機の窓から見た全長13Kmもあるコンフェデレーション・ブリッジをバスで渡り、ハリファックスへと向かいました。
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コンフェデレーションブリッジ.jpg
 
 ハリファックスではシタデル砦、パブリックガーデンやマリンタイム・ミュージアムなどを見学しました。
 シタデル砦では昔の兵隊の格好をした人達が入り口の立ち番をしていました。この砦の中で現地のガイドさんから①ハリファックスという町が誕生した年はいつ?②兵隊が着用しているスポーレン(キルト前に垂れ下がった動物の毛の飾り)は何の毛でできている?などの問題が出され質問をすることになりました。5問ありましたが、全問正解した人が多数でました。正解者には記念品がプレゼントされました。また、マリンタイム・ミュージアムにはタイタニック号の遺品が展示されていました。
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 いよいよ明日は日本へ向けて出発です。英国でのテロリスト逮捕の影響で手荷物のチェックが厳しいようです。飲み物はもちろんのこと目薬やコンタクトの洗浄液も手荷物で持って入れないとのことです。今日の晩は液体類をスーツケースに入れしっかり荷物の整理をして眠ります。
 ここまで全員無事で元気にやってきました。わずか10日ほどですが、今回の大切なテーマのひとつである「自立」という面から見ても出発前とは変化が伺えると思います。関空ではその変化に気づいていただけるものと確信しています。

2006年08月12日

カナダ研修9日目 ホストファミリーと

今日は丸一日ホストファミーと一緒に行動します。明日でいよいよPEIとお別れです。
バスで最後の研修地ハリファックスに行きます。

2006年08月11日

カナダ研修8日目 卒業式

午前中授業の後、2グループに分かれてアクティビティを行いました。1つの班はディープシイフィッシングでもうひとつの班はハーバーヒッポーボートです。朝から雨が降り、アクティビティが心配されていましたが午前中に雨も上がり、予定通りの行動ができました。
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フィッシングはシャーロットタウンから北西に30分ほど行ったNorth Rusticoから船を出し、さらに30分沖に行ったところで行いました。20~30cmほどの鯖や大きなものは50cmもある「マグロウ」と呼ばれる鱈が釣れました。鯖は沢山釣れましたがみんなえさにします。鱈は13尾釣れました。その場でさばいて、お土産に持って帰りました。少し船酔いした生徒も出ましたがとてもいい経験をしました。

ハーバーヒッポーは水陸両用のボートです。街中を走り海の中へと入っていきます。派手なボートなので、道行く人々に手を振りながらハレードをしているような感じです。
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夕方からホストファミリーの方々にも参加していただき卒業式が行われました。一人ひとりの生徒に卒業証と記念のティシャツとバッグをいただきました。
最後に全員でIce Cream Song と学園歌を披露しました。
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ホームステイを始めてほぼ一週間になりますが、そのなかでファミリーにお寿司を作ってあげたというグループもありました。なかなか本格的なものです。
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明日は一日ホストと過ごす日です。どんな一日になるか楽しみです。

2006年08月10日

カナダ研修7日目 カナディアンフレンズとサッカー

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 午前中に学校があるシャーロットタウン(PEIで一番大きな町)から車でグリーン・ゲイブルズ(ANNEの家)に行きました。30分ほどの時間ですが車窓からPEIのすばらしい景色を見ながらの移動でした。

昼食はロブスターランチです。立派なロブスターを一人1尾、ポテトに野菜サラダと久しぶりにご飯をいただきました。日本で食べたら How much ?
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午後からは同じ年頃のカナディアンフレンズとサッカーのゲームを楽しみました。広いグランドでしかも芝生の上でできるなど日本では考えられないような環境です。2チームに分かれたっぷり楽しみ、良い交流の機会になりました。
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 英国の空港でテロリストが逮捕されたというニュースが飛び込んできました。空港でのチェックが厳しくなっているようですが、こちらは何の変化もありません。PEIからハリファックスへの移動はバスですので飛行機に乗るのは最終日です。それまでに空港の警備の様子も変わってくると思いますが、これもまた良い経験だと思います。
 最高気温が22度~23度という快適な環境で全員元気に研修しています。

2006年08月09日

カナダ研修6日目 ANNEミュージカル

ホームステイを始めて4日目になります。さすがに、慣れてきたようで表情の明るさや和やかさも違います。11時ぐらいまで折り紙を教えていたという生徒もいます。家族の一員に近づいてきているようです。
 今日の学習は午後からの「ANNE OF GREEN GABLES」というミュージカルの鑑賞に備えた学習です。ミュージカルのポイントになる「Ice Cream Song」を学習し、実際にアイスクリームを作って食べました。バニラとメイプルの2種類でしたが味はなかなかのものでした。また、アイスクリームが4000年前、中国で作られたということも知り驚いていました。
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アイスクリーム3.jpg アイスクリーム4.jpg アイスクリーム5.jpg
 ミュージカルは真ん中の最前列と2列目という席で、俳優の表情や息遣いなども手に取るようにわかるなど迫力満点でした。観客の笑いや拍手と少しずれるところがありましたが、事前に本を読んだりビデオを見ているので理解はできていると思います。
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 今日の宿題はミュージカルの感想を英語で書いてくることです。どのような宿題が出来上がるかを楽しみです。

2006年08月08日

カナダ研修5日目 ホースバックライディング

天気予報では雨になっていました。予報どおり明け方4時ごろ雷を伴う激しい雨が降ってきました。ところが、参加者の日ごろの行いがよほど良いのか学校へ行くころには雨が上がっていました。今日はホースバックライディング(乗馬)の日なのでぜひとも雨が上がってほしいとの願いが通じたようです。
授業1.jpg 授業2.jpg
 いつものようにホストに送られて学校へ来るときの顔が心なしか昨日よりいい表情に見えました。今日の授業の中には$2.00をtoonie、$1,00をloonieと呼ぶなどカナダのお金や乗馬についての内容も盛り込まれていました。
 乗馬は明け方降った雨の影響が心配されましたが無事行えました。PEIの緑の濃い雄大な大地や川が流れる景色を馬上から見るのはなんとも心地よいものでした。40数分間が瞬く間に過ぎ去ってしまいました。最初は怖がったりしていた生徒たちも馬とのコミュニケーションが取れてくるに従い、すっかりPEIの風景に溶け込んでいるようでした。
ANNEの家へ行く予定でしたが時間の関係で予定を変更し、マーケットによって今日の予定を終わることにしました。生徒たちは買い物をする時は楽しい様で生き生きしています。沢山買い込んでいる人や「ホストファミリーが今日誕生日なのでプレゼントを買いました」という人もいました。
今日の宿題はホストファミリーにインタビューをすることです。
明日が楽しみです。
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2006年08月07日

カナダ研修4日目 「日本語がうれしい」

今日から語学学校での研修です。
ホストに送ってきてもらっている様子です。
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昨日の2時過ぎからホストファミリーとの生活が始まっています。ほとんど話せなかったなどの声も聞こえていましたが、全員元気な顔を見せてくれました。
午前中の授業は挨拶の仕方はなしかける練習など午後から町へ出ていろんな人に話しかけて一緒に写真をとってもらったりしながら町を散策する「スカヴェンジャー・ハント」の準備です。先生の説明を聞いている姿は真剣そのものでした。もちろんすべて英語です。
半日振りに顔を合わした仲間たちとの会話の中の一言「日本語がうれしい。」
彼らの緊張振りをうまく表わした言葉だと思います。
明日はどう変わっているかな!?
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カナダ研修3日目 プリンスエドワード島(PEI)へ

「2人いない。」「一部屋がまだ来てません。」集合時間の5時30分のことです。寝過ごしてしまったようです。仲間の協力により、少しの遅れで空港に着き、無事搭乗手続きを済ませました。
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7時30分,、PEIのシャーロットタウンへ向け、50人乗りの小さなジェット機が飛び立ちました。機内は私たち以外には、3家族の数人だけでした。約2時間のフライトで、10時40分に(時差が+1時間)着きました。機内からPEIの島影や宇宙ステーションからも見えるというコンフェデレーションブリッジが良く見えました。
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空港から語学学校へはバスで移動、いよいよホストファミリーとの対面です。
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2006年08月06日

カナダ研修2日目 ナイアガラの滝

今日もいい天気です。朝7時前のホテル周辺の様子です。
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時間に遅れたり、忘れ物をしたりということもありますが、この研修の意義をしっかり捉えた積極的な場面も出てきています。
友達に連絡を取りたいが部屋の番号がわからないと先生に尋ねに来た生徒がいましたが、折角の機会だからフロントの人に聞いてみたらというアドバイスを受け不安そうにフロントへ向かいました。自信なさそうに「クッジューテルミー・・・」と緊張しながら話している声が聞こえていましたが、満面の笑みをたたえ「通じたあ!」「めっちゃうれしいー!」「感激した!」と報告にきてくれるような例です。

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今日はナイアガラとトロントの観光です。時差ぼけが直っていないようですがみんな元気です。明日はいよいよメインとなるプリンスエドワード島へ出発します。そのために、トロント空港のそばのホテルに泊まります。4時30分起床の強行スケジュールです。


ナイアガラ、トロントと2回目のホテル泊ですが生徒たちにも少し余裕が伺えます。ロビーで新聞を沢山持った生徒が、「靴を乾かすのにフロントで古新聞をもらってきました」とちょっと自信ありげに話しかけてきました。「霧の乙女号」でナイアガラの滝を見学したのですが、「霧」というより「嵐」の形容のほうがぴったり来るような中で濡れてしまった靴を乾かすために貰いに行ったとのことです。ナイアガラのホテルでフロントへ聞きに行ったあの生徒たちです。ほかにも、家に電話をするためにテレフォンカードをフロントに買いに行く生徒たちもいます。毎日毎日が進歩と成長の場になっていると喜んでいます。

さあー、明日は4時半起床、全員起きれるかなー!?

2006年08月05日

中学カナダ研修 ザ・ロンゲストデイ

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1時30分の集合時間に全員揃いました。たくさんの見送りでした。そして、3時50分定刻に飛行機は飛び立ちました。飛行機の中では本を読んでいる人、トランプをしている人などいろいろでしたが、ドリンクサービス、夕食や朝食をすませると窓から島影や陸地が見えてきました。機内から眺めるカナダは山の上には雪が残っており、入り江が深く入りこんだ雄大なものでした。
「今何時?」「9時10分。」「今日は4日?」「えっ、夕方の4時前に関空出たのにまた朝?」などの会話が飛び交うなかバンクーバーの空港に無事着陸。
入国手続きで呼び止められた人が2名。一人は「CAN$10,000 or more」にチェックを入れた人。「百万円以上持ってきたのですか?」「いいえ」で事なきを得ました。
もう一人は「Food」を持っているというところにチェックを入れた人。「肉や野菜などもって来ていますか?」「いいえ」でこれまた無事通過。いずれも最初に注意されていたところですが、ちょっとした注意不足。でもこれらも貴重な体験で一生の思い出に残ることでしょう。
9時15分(日本時間5日夜中の1時15分です。時差16時間)バンクーバーについて国内線に乗り換え、12時にトロントへ向け出発。さすがに機内では爆睡して入る人が多く、19時30分にトロントへ着きました。さて、何時間飛行機に乗っていたでしょう。「7時間30分!」「ブー!」「4時間30分です。」バンクーバーとトロントでは時差が3時間あります。日本とは13時間です。それからバスに乗りナイアガラへ。ライトアップされた滝を見ながらホテルに着いたのは22時でした。われわれの到着を待っていたかのように花火が打ち上げられました。ライトアップされた滝と花火で今日の長い移動の疲れが吹っ飛んでしまいました。8月4日は家を出てから24時間以上経っている人がほとんどで、まさに「ザ・ロンゲストデイ」です。
今、5日の1時30分(トロント現地時間)です。そろそろ寝ることにします。
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