« ロンサム・ジョージの住んでいた島 | メイン | 図書館の歴史 ⑦ »

図書館の歴史 ⑥

<日本編> 6 図書館の現状とサービス

文部科学省が3年ごとに行う社会教育調査によると、平成20年での都道府県の図書館設置率は100%だそうです(ちなみに、市・区:98%、町:59.3%、村:22.3%)
でも、いくら身近になったとはいえ、まだまだ図書館は「本をかりるところ」、図書館職員は「本の貸出手続きをする人」、図書館では「本は自分で探すもの」と考えている人が少なくありません
図書館にあるのは、小説や実用書ばかりで専門書は少ないと思っている人も多く、図書館の持つ力や効用はあまり理解されていないのが現状かもしれません。本の貸出はもちろん大きな柱ですが、それ以外のサービスがあるのを知っていますか?

ある程度の規模の図書館になると、本の貸出窓口とは別に『レファレンスサービス』という窓口があります。あまり聞き覚えのない言葉ですよね
レファレンスサービス(参考調査)というのは、何らかの情報や資料を求めている図書館利用者に対して、図書館職員が求められている情報や資料を提供・提示することによって援助すること、及びそれにかかわる業務 のことです。簡単にいうと相談サービスみたいなものです

ただ相談といっても、何でもかんでもは答えるわけではありません。いろんな規定があって、例えば学校の宿題や課題、クイズや懸賞の答えは教えられません。知っていることだからと自分の知識だけで答えてもいけません
直接質問の答えを教えるのではなく、問題解決するのに、どんな資料を探せばいいのか、資料が図書館のどこにあるのか、他にどんな所へ行けばいいのか等、研究や学習活動を進めていく際のお手伝いをするのです

たとえば「いろは順を知りたいのですが」という質問がきます
知っているからといって「はいはい、今から言いますから、メモしてくださいね。いろはにほへと・・・・」というのはNG。(自分の知識で直接答えていますから)
「『ことばあそび遊辞苑』や『日本語辞典』に載っているようですね。あの棚にあるので見に行ってみましょう」と情報提供するのがレファレンスサービスです


       %E5%8F%82%E8%80%83.jpg
      某国立大学附属図書館のレファレンスカウンター

大学生になって卒論を書く時などには、大学図書館のレファレンスカウンターが強い味方になります。「このテーマについて、資料を探しているけれどみつけられない」そんな時に相談にいけば、「このデータベースで検索してみては?」とか「この大学図書館にはないけれど○○大学が所蔵しているのでコピーを取り寄せましょうか?」と頼りになりますよ。ぜひ活用してください

* あ、レファレンスカウンターでは、人生相談も答えてはいけないことになっています