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2010年09月09日

北雲雀きずきの森の再生・保全活動

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≪校長通信より≫
  宝塚市と川西市の境界に『北雲雀きずきの森』があります。この北雲雀丘緑地は長尾山系の東端に位置し、古くは満願寺の寺領でした。石切山は火打石を切り出し周辺の山は里山として利用されていましたが、石炭・石油・電気などのエネルギー革命により山は利用されなくなり。周辺が住宅地として開発され、一時はゴルフ場やレジャー施設が作られましたが、30年前に廃業後は放置林として荒れはてた森となっていました。平成18年に宝塚市が自然緑地として取得し、地元であるコミュニティひばりの皆様が自然と接する場所として開放したいとの思いから、保全、運営管理をすることで市から貸与され、県の里山ふれあい森づくり事業に採択され基本整備が出来ました。この森を自然保全林として、人々のふれあいの場、学習の場として再生し住民参画型の保全活動が進められています。 

  本校ではさまざまな環境活動に取り組んでおり、特に環境大使として自主的に地域の活動に参加している生徒がいます。8月28日(日)この環境大使(中学2年6名、中学3年8名の計14名)の生徒達が北雲雀きずきの森定例整備事業に参加してきました。その様子を一緒に参加した先生からお聞きしましたので、紹介します。
  〝当日はとてもよく晴れていて、暑さで倒れる生徒がでないかと心配するほどでした。きずきの森に到着後、生徒たちは整備事業に参加している人達に自己紹介をしました。全員から拍手をもって迎えられ、早速、二手に分かれて、入り口周辺の草刈りをしました。慣れない手つきで、鎌や植木ばさみを使って約2時間草刈りを行ない、森の入り口に高く生えた草を刈り取ることができました。この結果、森の入り口もきれいになり入りやすくなりました。その後、昼食会を参加者全員で行ないました。昼食はボランティアの方が作ってくださったカレーでしたが、わざわざ、生徒たちのために、甘口のカレーも用意してくださいました。食事をしながら楽しくボランティアの人々とお話をしましたが、参加者のみなさんも孫のような生徒達と一緒に活動ができて楽しそうでした。また、自分たちの跡を継いで森を再生させてくれることを期待しているようでした。片付けをして12:30に活動拠点をあとにしました。次回の昼食会は焼き肉のようです。とにかく暑い1日で1リットルぐらいの飲み物がなくなってしまいましたが、これからも積極的に参加していく予定です。〟

  また、この様子は文化祭での環境大使のコーナーで「きずきの森」として紹介されました。最近環境大使として地域の環境活動に参加したいという生徒も増えてきており、心強く感じています。

<北雲雀きずきの森理念>
「自然を楽しみ・自然を理解し・森の環境の手入れをおこない、自然を活かした学びの場、人と自然の出会いの場としてみんなで自然を守る。
~きずきには木が好き・自然に気づく・保全活動を築くの意味を込めています~

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2010年09月06日

カネディアン・アカデミイ、エコクラブが文化祭訪問

9月4・5日、土日の2日間、雲雀丘学園では文化祭が開催されました。その2日目、神戸六甲アイランドにあるインターナショナルスクール、神戸カネディアン・アカデミイ校のエコクラブ(CA校)の生徒たちが本校を訪問され、環境大使が文化祭を案内しました。CA校は環境教育に力を入れられており、この4月に本校の環境大使がCA校を視察・交流に訪れています。その時、仲良くなったCA校の生徒たちと再会。楽しい1日を送ったようです。最後は、記念写真を撮って終了したのですが、CA校の生徒さんからは、「また来たい」、「楽しかった」と笑顔で喜んでくれていました。環境教育を通して、人の輪が広がっていくことは素敵なことですよね。
今度は10月26日(火)、に第3回環境フォーラム『ワールドチルドレンサミットinひばり』が本校で行われます。環境フォーラムは今年で3回目の開催となります。環境問題について、環境大使とCAエコクラブが参加(ドイツからヘルバルト校の生徒さんもやって来られます)、これまで活動し学んできたことなどを発表したり、パネルディスカッションなどを行います。また、その時にCA校エコクラブの生徒さんたちとお会い出来ると思います。環境フォーラムが成功するように、お互い頑張りましょう!

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環境大使とCAエコクラブの生徒さんの記念写真

文化祭後記~ふれあいバザーの開催

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≪校長通信より≫
  今回の文化祭のテーマは『心輝一転』ということでしたが、生徒達はそれぞれ心を新たに輝いていたようです。
  この中のひとつは高校2年生が担当した「ふれあいバザー」です。本校では高校2年の6月に北海道への修学旅行を行なっていますが、この中のメインはファームステイによる農業体験です。今年も多くの農家に宿泊させていただき、実際にサトウキビ・ジャガイモの苗植えや大豆の種まき、ビニールハウスの解体・設営など色々な農作業を行ないました。この体験を通じて、学校の授業では学ぶことができない農業の大切さや苦労を実感することができたようです。このファームステイの集大成という意味も兼ねて、文化祭で北海道物産展を開催することになりました。この企画にあたっては、北海道の深川・美唄・月形・滝川・浦臼・栗山・雨竜・新十津川・羅臼地区の皆さんに、さまざまな農作物を提供していただきました。品目はジャガイモ、トウモロコシ、ニンジン、かぼちゃ、トマト、アスパラ、タマネギ、アスパラ、ブロッコリー、トマト、メロン、米に加えて、ヒグマやエゾシカの缶詰等です。昨年の反省も踏まえて、今年は予約販売を中心にし、8月中に予約を取り文化祭当日に商品を渡すという方式にし、当日販売は数量を限定することにしたようです。
  私の家庭でも早速トウモロコシとメロンを美味しくいただきました。農業にとって大切なことは〝生産者と消費者の顔がお互いに見えることである〟と言われています。運送や価格の決定等の課題については来年度に向けて改善し、これからも北海道の農家の皆さんとの交流を深めていきたいと思っています。今回の催しに対して、ご協力いただいた皆様に心よりお礼を申し上げます。

2010年09月03日

環境大使も文化祭に参加します

明日から2日間、雲雀丘学園中高等学校の文化祭が開催されます。環境大使からも、これまで行ってきた活動の展示を行います。中2・中3生の総勢22名からなる環境大使。しかし、各クラスの企画や部活動など各自がやるべきことも多く、全員が参加できない中、時間をつくってくれた環境大使のメンバーが、展示の準備を手伝ってくれました。また、NPO法人Peace&Natureから代表のバハラム=イナンルさんが本日お越しくださり、資料を提供していただきました。ありがとうございます。多くの方に環境大使の活動を知ってもらいたく発表しますので、どうぞ足をお運びください。

展示場所:高校校舎5階「高3年E組教室」
展示時間:初日9:00~12:00    2日目9:00~11:50, 12:30~14:00

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展示準備中の環境大使メンバー