2017年08月17日

「この世界の片隅で」

 一昨日は終戦記念日でした。戦争について、平和の大切さについて考えるきっかけになれる家族の物語を紹介します。昨年、アニメーション映画としても公開された この世界の片隅で/こうの文代(双葉社) です。
 
 舞台は戦時中の広島。18歳のすずさんに突然の縁談話がもちあがり、呉で暮らす海軍の文官を務める周作さんのもとへとお嫁に行くことになります。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、世界最大の戦艦といわれた「大和」も母港とする軍港の街として栄えていました。見知らぬ土地での暮らしに戸惑いながらも皆にやさしく迎え入れられ、すずさんの新しい生活が始まります。
 しかし戦況は厳しくなる一方。配給物資もだんだん減っていくなか、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、1日1日のくらしを積み重ねていきます。

 周作さんのもとへ嫁いで1年たった昭和20年3月、呉は大きな空襲を受け、すずさんが大切にしていたものを奪っていきます。そして、その年の8月がやってきます・・・。

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 戦時中であっても毎日の暮らしは続きます。朝がくれば皆で朝食を食べそれぞれの仕事に取り組み、夕暮れになると家族が集い食卓を囲む。この作品は戦争の悲惨さだけでなく、日々懸命に丁寧に暮らしていた当時の人々の様子をユーモアをおりまぜながら描いています。

 映画作品はアンコール上映として今夏も各地でロードショウ中。宝塚シネ・ピピアでも現在上映中です。

2017年08月09日

もうひとつの「バベル展」

 先日、大阪でブリューゲルの「バベルの塔」展が開催中ですと紹介しましたが、京都でもう一つのバベル展が開催されているので行ってきました。

 独特な世界観と緻密な作品で絵本作家としても知られる画家のヒグチユウコさんによる「バベル展」です。 幼少期からブリューゲルやボスのモンスターが大好きだったというヒグチさんが、今回「バベルの塔」展に展示される作品からインスピレーションを受けた13点ほどを題材としてオマージュ作品を制作。その原画が展示された本家「バベルの塔」展とのコラボレーション企画です。 
 
 小さな会場ですが、たくさんのヒグチさんの原画が掛けられていて、その魅力を満喫できます。TOBICHI京都にて会期は8/13(日)までと残りわずかですが、京都弁をモチーフにしたかわいいイラストもたくさんあり、興味のある人は近くで本物を見られるチャンスです。

 ぬいぐるみの猫の冒険を描いたせかいいちのねこ(白泉社) 「好きになるってこういうこと」を描いたすきになったら(ブロンズ新社) などヒグチさんは絵本も多く手掛けています。

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 入口にはキャンバス画(左) 会場内は撮影禁止ですが、こちらは撮影・掲載OKでした。 

2017年08月05日

第157回直木賞

 先日、第157回直木賞が決定しました。今回の受賞作品は 月の満ち欠け/佐藤正午(岩波書店)です。
         
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 もし自分と深く関わりのあった人が亡くなった後、まったく別の人の姿で目の前に現れたら、それを受け入れられるでしょうか。自分達しか知りえない思い出を、全く見ず知らずの人物が自分の事のように話し始めたら。

 東京駅のティーラウンジで、初老の男性と小学生の女の子が過ごした3時間ほどの物語です。でも、初対面の2人が語り合ったのは(というか一方的に8歳の少女が男性に語り続けたのは)、自分がこれまでめぐってきた数十年にもわたる物語でした。

 「輪廻転生」という言葉があります。仏教語で、車輪がぐるぐると回転し続けるように人が何度も生死を繰り返し、生まれ変わるというような意味です。
 この作品は月が満ち欠けるように、生と死を繰り返し、想いを残した人に再びめぐり合うことを願い続けた一人の女性の物語です。

2017年08月02日

大暑

 8月になりました。高3生以外は夏期講習もひと段落、今週は部活優先期間です。先週までは講習の帰りに図書室へやってきて、本をかりていく中学生の姿も見られましたが、今週は講習が続く高3生の自習利用が中心です。

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 今年の暦では、今は二十四節気の大暑(たいしょ)、一番暑い時です。夏バテや熱中症にならないよう体調管理に十分気をつけてくださいね。
 そして今日から七十二候では大雨時行(たいう、ときどきふる)です。この頃の大雨は、やはり夕立や台風、最近ではゲリラ豪雨。今日の天気図を見ると日本の南の海上に台風も発生しています。天気の行方にも気をつけて。


2017年07月31日

「バベルの塔」展

 16世紀のネーデルランド絵画を代表する巨匠・ピーテル・ブリューゲル。聖書の物語や日常の人々の暮らしなど、素朴さの中におかしみや教訓などを盛り込んだ作品で知られる画家ですが、現在、真作の油彩画は40点ほどしか残されていないといわれています。
 そんなブリューゲル作品の中でも最高傑作と言われる『バベルの塔』が来日、現在、大阪の国立国際美術館で「バベルの塔」展 が開催中です。

 「バベルの塔」とは、旧約聖書 に出てくる伝説の塔です。ノアの洪水後、一部の人々が「天にも届くような高い塔を建て有名になろう」と不埒な計画を立てます。それを見た神が怒り、「彼らは一つ民で、皆が一つ言葉を話しているからこのような事になるのだ」と、人々の言葉を混乱させ意思疎通ができないようにし、世界に四散させ、建設を中止させたとされる寓話に登場します。

 地平線まで見渡す風景にそびえたつ巨大な塔と、その中に描きこまれた建築現場や米粒ほどの大きさの1400人もの人々。壮大なスケールと細部の緻密な描写。不可能の企ての例えとしても使われる「バベルの塔」を見られるチャンスです。

 併せて、ブリューゲルを始め多くの画家に影響を及ぼしたヒエロムニス・ボスの作品も来日展示されています。こちらはうってかわって奇想天外な怪物たちがはびこる空想世界を描いた作品。これってかわいい?不気味? 

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 今回の展覧会に合わせて出版されたブリューゲルへの招待/朝日新聞出版(朝日新聞出版) 図説聖書物語(河出書房新社)と一緒に並べて展示した途端、早速併せてかりられていきました。夏休みに観に行くのかな?

2017年07月26日

こんな本を読んだ ⑨

 夏休み、図書室で自習をする野球部3年生の姿を見かけた校長先生が、「こんな本を読んだ」 ことを思い出しました。

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 栗山魂/栗山英樹 (河出書房新社)
「なりたい」と「なる」は違う。
栗山英樹さんは、東京学芸大学出身のヤクルトの選手として少し興味がありました。解説者時代はソフトな感じで大学教授をされていました。監督としてもコーチ経験がなく、51歳の新人監督で優勝、翌年最下位、昨年日本一とすごいなぁと思っていました。それぐらいの知識しかありませんでした。この本を読んでみて、高校・大学選び、プロ球界入り、病気とたたかいながらの選手生活など、あきらめず、夢にむかう姿に感動しました。
ここで書いてしまうのはもったいないです。ラスト15ページを何度も読み直しました。

私は、栗山監督、大谷選手は好きですが、ファイターズのファンでなくてバッファローズのファンです。正式にいうとブレーブスのファンです。小さい頃は阪急ブレーブス子供会でした。今はない西宮球場、大阪球場、日生球場によく行きました。川村先生も地元が近く、タイガースでなくパ・リーグ、オリックスファンだったので、意気投合していっしょに応援に行きました。先生は外野応援団の常連でした。先日、久しぶりに球場へ応援に行き、今年のロゴのタオルを仏前に供えさせていただきました。応援しつつ飲んで食べて学校のことやいろんな話をしましたね。早いもので1年です。先生、今年は若手も育ち、最下位じゃないので応援よろしくお願いします。

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2枚の写真は、野球(元)少年、スタンドから撮る(℗中井啓之です。川村先生も毎試合スタンド観戦していますよ、きっと。 

2017年07月24日

夏休みの開室カレンダー

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2017年07月21日

雑誌、大放出

 本日、雑誌頒布会を行いました。図書委員長を筆頭に委員有志に手伝ってもらい、たくさんの雑誌がもらわれていきました。
 ポスターの抽選もこの場で行いました。終礼後ずっと待ちかまえていたのに残念ながら外れてしまった人、部活が終わってやってきて外れていてショックを受ける人、様々。
 当たった人たちおめでとう。当選者名は図書室入口に掲示しているので、カウンターへ取りに来てくださいね。

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 写真を撮る間もなく、あっという間になくなってしまいました・・・。残った雑誌は来週以降も展示しておくので、今日来られなかった人もチェックしに来てください。

2017年07月20日

雑誌のバックナンバーをプレゼント

 図書だよりでもお知らせしたように、明日、12時より図書室で雑誌のバックナンバー頒布会を行います。対象は、ダ・ヴィンチ(読書エンタメ系雑誌)、Newton(科学雑誌)、Number(スポーツ雑誌)などです。 1人3冊まで持ち帰ってもらえます。お目当ての雑誌がある人は、ぜひ参加してください。
 
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 ポスターの抽選会も行います。『図書館戦争』など希望者多数なので、図書委員が厳正なる抽選を行います。当選者は掲示するので応募した人は当日来られなくても大丈夫。もちろん抽選の行方を見守っていてもいいですよ。

2017年07月18日

ひばりの図書室7月号

 ひばりの図書室7月号を配布しました。
夏休みの開室カレンダー、7/21に行う購読雑誌のバックナンバー&映画ポスター頒布会のお知らせを掲載しています。

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 ポスターは希望者多数の場合は抽選になります。展示してあるので、欲しい人は前もって見に来て応募用紙を投函してください。雑誌の予約は出来ません。