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昨日の続き

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 さて,午後からは鉱石探し。坑道を掘ったときに出た岩石や土砂が周辺の川に堆積し,黄銅鉱(銅や鉄の成分が多い鉱石)や錫鉛鉱,方鉛鉱(主に鉛),閃亜鉛鉱(主に亜鉛,鉄)などが出るそうです。さすがに銀は出ないそうで,出てもほとんどわからないとか。それらしき石をハンマーで割って探すという,非常に地味な作業なので,生徒たちにとってはおもしろくないかなぁと思っていましたが,なんのなんの,ヘルメットとゴーグルと軍手を装備した途端,必死になってハンマーをたたいて石を割っていました。まして,黄銅鉱(金色に光っているのですぐわかります)が出るや,大喜びです。

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 その様子を楽しげに見ていた男性の方が私の方に近づいてきました。
「すみません,ちょっとよろしいでしょうか?わたくし,○○○(本名ですが,以後TAKAさんとします)と申します。」
TAKAさんは名刺を差し出され,
「私は,ホームページやブログを作ったりしているんですが,その傍らで日記も書いているんです。生徒さんたちの様子を見ていて,楽しそうでしたので,日記に載せたいと思うのですが,よろしいですか?」
突然の申し出に一瞬迷いましたが,紳士然とした風貌とすべてを証明する名刺の作りに納得し,
「えっ?あっ,そうでしたか。あっ,はい,いいですよ。」と答えました。
「生徒さんの顔がわからないようにしますし,そのあたりのことは十分に気をつけますので。」
「あっ,はい,どうぞ。」

といことで,TAKAさんの日記に,その日(10月23日)のことがアップしてあります。
「PageTAKA」へは下をクリック!
http://d.hatena.ne.jp/PageTAKA/


こうして,生野銀山の一日は終わりました。この子たちは暗く長い坑道を歩き,川辺で石をたたき,疲れたのでしょう,帰りのバスの中では熟睡してましたね。

 思えば,生野銀山はテーマパークのような楽しさはありません。純粋に学習の場と言っていいでしょう。そこで一生懸命鉱石を探し,坑道内での説明に聞き入ったこの子たちに,私は純粋に「お疲れさん!」,労をねぎらわずにはいられませんでした。

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【配布物・連絡】 特にありません