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2011年09月30日

ELCAS2011 Report4

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 数学を受講しているS.I.くんのレポートです。普段、高校で受けている数学の授業とはずいぶん異なる時間を過ごしたようです。大変だったけれど、本気で数学に取り組めたのは良い体験だったと話してくれました。

 黒板に問題を書いて、全員でその問題を解き、わかった者は前で発表する形式の授業を4時間続けました。
 △ABCの重心をGとする。AB+AC=√3(GB+GC)のときBC=√3GAを示せ
のような問題が6問出されました。出された問題は一筋縄ではいかず、学校の問題集より難しかったと思います。数学の参考書?みたいな本を渡されましたが、すべて英語で書かれていました。英語も必要なんだと改めて実感しました。初めてのELCASは一つの問題を長時間考えたので疲れました。けれど難しそうだと思った問題の解法が発表されたとき、自分が考えていたのとは違う、別の角度から見て問題を解いていました。最初に解けたのが自分じゃなかったことは悔しかったけど、いろいろな角度から問題を解いてみれば、難しそうな問題も簡単に解けることが分かって、とてもよかったです。そのときの問題は次のようなものです。
 N>=1とする。(2N-1)個の勝手な整数をとると、和がNで割り切れるようなN個の整数が必ず含まれる。
発表されたのはN=3とN=2^m(註:2のm乗)のときだけでした。この2^mの証明には感動しました。まさか、数学的帰納法を使って証明するとは思わなかったからです。こんな証明ができるように努力していきたいです。

2011年09月29日

ELCAS2011 Report3

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 地球・宇宙を受講しているM.F.さんのレポートです。彼女は高校1年生ですが、こちらでまとめてレポートをアップしていきます。衛星写真の上に載せてクレーターを写し取ったOHPシートを見せてもらいましたが、これが月の地層の年代と結びつくというのは意外でした。

 ELCAS主催の体験型学習講座に行ってきました。初めてだったのでどんなことをするのか、とても興味があってわくわくしました。私がとっているのは地球・宇宙の分野なのですが、第1回は月の衛星写真を見て、クレーターの数から月の地層の年代をコンピュータを使って調べるというものでした。こんな風にして調べるのか!ととても驚いたし、面白かったです。また、2回目が楽しみです。

2011年09月28日

生徒会認証式

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本日の全校朝礼で後期生徒会役員の認証式が行われました。生徒会三役は高1生と中3生に引き継ぎましたが、各委員長6名は全員高2生が選出され、一人ずつ就任の挨拶をしました。
また、高2の前期生徒会長が全校生に向けて、生徒会活動への協力に感謝の言葉を伝えました。前期は体育大会・文化祭など大きな行事がありましたが、高2生を中心とした生徒会役員・委員の取り組みにより、大成功をおさめることができました。生徒会活動をより活発にしたいという強い想いが、着実に後輩へと引き継がれていきます。

2011年09月27日

新聞学習 ~先週の再利用と今週のヘッドライン~

おはようございます。火曜日の朝は新聞学習です。20日の朝に実施予定だった新聞学習が警報による臨時休業でできなかったため、今朝はその再利用です。
ということで、本日27日の神戸新聞+全国紙のコラム(と簡単な内容の見出し)をアップしておきます。
 ※ 見出しは勝手につけています。

【神戸/正平調】「震災避難者への支援(26日)」
【朝日/天声人語】「小沢一郎議員元秘書への第一審有罪判決」
【読売/編集手帳】「理髪店での会話~小沢議員元秘書有罪判決~」
【毎日/余禄】「「MOTTAINAI」ワンガリ・マータイさん訃報」
【日本経済/春秋】「沖縄米軍基地移設問題と小説「テンペスト」」
【産経/産経抄】「小沢議員元秘書有罪判決ととるべき「けじめ」」

今日は小沢一郎氏の元秘書3人が東京地方裁判所での第一審で有罪判決を受けたことに関する内容が多かったです。小沢氏本人の裁判への影響も含めて、今後さらなる動きが注目されます。一方、「MOTTAINAI(もったいない)」という言葉を世界に広めたケニアのワンガリ・マータイさんがお亡くなりになりました。ecoを掲げる雲雀丘学園のわれわれも「もったいない」の倹約の精神を胸に、地球にやさしい行動をとれるように自覚して生活しなければならないと改めて感じます。

2011年09月26日

ELCAS2011 Report2

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 化学を受講しているM.I.さんのレポートです。トリメトキシボラン(ホウ酸トリメチル)の合成は高校では出てきそうにもないですが、ホウ酸+メタノール×3ということに気づくと、授業で扱っているエステル反応の応用だと理解できそうです。緑の炎をあげて燃えるので、特殊効果で使われます。有機ホウ素化合物は鈴木・宮浦クロスカップリングで用いられます。

 私は今回、4時間ずっと実験を行っていました。有機化学の実験で、トリメトキシボランという物質を作ったのですが、あまり時間がなくその物質を何に利用するかなどといった詳しい説明を受けることはできませんでした。しかし今回の実験は高校ではできないような大がかりなもので、色が変わるなど、目に見て楽しく、あっという間に4時間が経ちました。今ちょうど授業で有機化学をやっていることもあり、知っている薬品などが出てきて、授業でやっている内容がやっと現実味を帯びたような気がしました。参加できて本当によかったと思います。次回の講座もとても楽しみです。

2011年09月25日

ノーベル賞発表の季節③

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 ノーベル賞発表の季節となりました。今年は医学生理学賞が10月3日,物理学賞が4日,化学賞が5日,経済学賞が10日に発表されることになっています。日本人が受賞することも珍しくなくなってきたので、今年も期待が高まります。有力な候補者を通信社であるトムソン・ロイターが論文の被引用数で予測していますが、今年は物理学賞候補として東北大学省エネルギー・スピントロニクス集積化システムセンターの大野英男先生が選ばれたようです。科学発展の方向性を知る意味でも、賞の行方に注目したいと思います。

トムソン・ロイター プレスリリース
24名の新たなノーベル賞有力候補者を発表

2011年09月24日

漢字大テスト~小テスト~世界史講習

今週は台風で予定が大幅に狂った一週間でした。
週末の天気はおおむね良いようなので、クラブに勉強に頑張ってください。

さて、木曜日に行われた漢字大テストの出来はいかがでしたか?
テストでは結果も大事ですが、やり直し・復習が一番大切です。
追試は水曜日にありますので、事前にしっかりと見直しましょう。
そして月曜日は漢字小テストがありますよ。

今朝は祝日と日曜の間にも関わらず、朝早くから世界史の講習にたくさんの
生徒が参加してくれました。
これからますます寒くなり、朝起きるのも厳しくなってきますが、
一日の時間を有効に使うにはまず朝から!
受験に向けて、生活のリズムを整えていきたいものですね。

2011年09月23日

ELCAS2011 Report1

 台風の影響で3日に予定されていた1回目の講座が17日に延期されていました。4名の参加者の専攻はそれぞれ異なります。今回は生物学を専攻したY.S.さんのレポートです。

 ELCAS第1回目はインダクション・セレモニーの後、各分野に分かれて体験コースが行われ、私は遺伝学を専門とする鹿内教授の「植物の重力屈性について」の講義を受けました。
 植物の重力屈性には、植物ホルモンの一種であるオーキシンが関係していて、オーキシンの不均等な分配によって、重力屈性が引き起こされます。また、最近の研究で、根と茎における重力感知の仕組みが異なっていることがわかってきたそうです。根では、根端にあるコルメラ細胞で感知しますが、茎では内皮細胞で感知します。これらの細胞の中にあるアミロプラストという平衡石の役割をもつ細胞小器官が重力方向の変化に対応して細胞内を転がることが、重力方向の感知に関わると考えられています。実際に、重力屈性の仕組みを確認するために、シロイヌナズナを横に倒し10分おきに写真を撮る実験もしました。撮影を10回ほど続け、その画像をつなげると徐々に茎が上を向いているのがよく分かりました。自分の目で確認することができて良い経験になりました。今後のELCASも楽しみです。

 この内容を理解するのに参考となる重力屈性の説明が大阪市立大学理学部にありましたので、リンクを貼っておきます。担当されている保尊隆享教授の名前に懐かしさを感じました。大学で植物生理学を教えていただいた方でした。
 植物細胞の環境応答

2011年09月22日

漢字大テスト実施

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 今日は4日ぶりの登校で1日遅れとなりましたが、朝8時35分より中高全学年一斉に毎年恒例の【漢字大テスト】が実施されました。今回は自宅での準備時間が十分あったので、良い結果を期待したいと思います。

【保護者の皆様へ】  保護者アンケート締切日変更のおしらせ

「保護者アンケート」は本日が提出締め切りとなっておりましたが、臨時休業がありましたので、9月26日(月)までに変更になりました。まだ、間に合いますのでご提出をお願いいたします。

2011年09月21日

早朝講習化学 課題の補足1

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 明日は漢字大テストがありますが、すでに十分な準備時間があったことと思います。ということで、お構いなく化学の早朝講習もおこないます。課題の解答を受け取っていない人は明日ノートを忘れないようにしてください。

 さて、課題はできましたか。原子量の基準を変更する問題(Ⅱ問5)について、少し解説をしておきます。原子量 atomic weight は1803年にドルトンが原子説とともに提唱した量です。当時、原子1個の質量を測定することは不可能でした。その結果、原子量は「基準にとった原子に対するほかの原子の相対的質量」という考え方がされました。どの原子を基準にし、その原子の原子量をいくらにするかという曖昧さがあったため、原子量はさまざまな値をとりました。最初は水素を基準にしていましたが、やがて酸素を基準とするようになりました。物理学では1961年まで16Oを16にしていましたが、化学では天然の酸素(17Oや18Oも含む)を16としていました。原子量にグラムをつけた中に含まれる原子数をアボガドロ数とし、1アボガドロ数の集団を1molとしていたのですから、混乱は避けられませんでした。今の基準が採用されたのは1985年のことです。この歴史的経過を追体験させる問題はときどき見かけます。

 原子量の基準を変えたときに連動して変わるのは、原子量のような相対質量,アボガドロ数,1molが示す具体量だけです。本問では(エ)の分子量がそれにあたります。そのほか出題されていませんが、気体定数Rは単位がPa・L/K・molなので連動して変化しますし、pHも水素イオン濃度mol/Lの対数をとったものなので連動して変化します。

本日も臨時休業

台風15号の接近に伴う警報発令により、本日も臨時休業となりました。
本日予定の漢字大テストは明日実施されます。しっかり準備をしましょう。

【9月22日(木)の時程】
朝礼       8:30~
漢字大テスト  8:35~9:05
授業 1限    9:20~
 45分×7限の木曜授業 
7限終了    16:10

【保護者の皆様へ】
「保護者向けアンケート」の提出締め切り日は9月22日(木)です。期日までのご提出をよろしくお願いいたします。

2011年09月20日

臨時休業

残念ながら本日は警報発令のため、臨時休業となりました。
明日も荒天が予想されますが、万一の場合は学校の規則に従って下さい。
もし、明日の漢字テストが実施不可能な場合は、
明後日の木曜日に延期になりますので、学習はしっかりと。

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雨の御堂筋・・・ならぬ雨の雲雀丘

2011年09月18日

京大ウィークス

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 京都大学は京都にだけあると思っていませんか。吉田キャンパスを訪れたことがあっても、桂キャンパスは意識にないかもしれません。ましてや北海道から九州・屋久島にまで拡がっているとは思ってもいないでしょうね。それを知ってもらうために、京都大学では「京大ウイークス」と称して、それら10ヶ所の教育研究施設で施設見学会や講演会、体験実験、自然観察会などの公開イベントをおこなうようです。10月15日(土)~23日(日)です。申込みが必要だったり、人数制限があったりするものもありますので、興味のある人は早い目にどうぞ。

2011年09月17日

選特生物 授業の補足23

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 神経系を扱い始めたので、ニワトリGallus gallusを材料に脳の観察をおこないました。始める前にホルマリン標本などを見せて、解剖をおこなう意味について話をしましたので、生徒それぞれが生命について考える機会にもなったようです。水煮になっている鶏頭をぬるま湯で洗い、アルコールで脂を除いたものを材料にしました。生々しさはありませんが、姿はそのままなので、心理的な抵抗がある生徒もいたようですが、全員が脳を取り出し、観察・スケッチまでおこなうことができました。終了後に手を合わせている生徒が印象的でした。

 鳥類は哺乳類と同じように脳が発達した動物です。脳重量を体重比で比較すると、魚類・両生類・爬虫類は低いのに対し、鳥類や哺乳類は高いことが知られています。ただ、鳥類は爬虫類の脳構造を維持しながら脳を大きく発達させたのに対し、哺乳類は大脳新皮質が発達しました。(分子マーカーを使った研究で鳥類には大脳皮質がないというのは誤りであるといわれています。)特にヒトを含めた霊長目では脳溝Sulcusとよばれる大小の溝とそれに挟まれた脳回Gyrusの区別がある有回脳を持ちます。

2011年09月16日

【漢字大テスト】まであと5日です

学校行事の【漢字大テスト】まであと5日と迫ってきました。今週末の日曜月曜の連休を利用して準備を進めましょう。

【漢字大テスト】    9月21日(水)1限
【範囲】         テキスト 第二章 1~35回

小テストの総復習になります。1度覚えたはずのものを確実に自分の力にするために、しっかりと勉強して臨んでください。合格点は80点以上です。

2011年09月15日

選特化学 授業の補足24

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 エステルを扱いました。オキソ酸とヒドロキシ基を含む化合物が縮合したものですが、今日の授業ではカルボン酸とアルコールからなるカルボン酸エステルを説明しました。エステルが生成するエステル化esterificationで注意することは、カルボキシル基の-COOHからOHが、ヒドロキシ基の-OHからHが取れて縮合するということでしたね。エステル結合中の-O-の由来に気をつけて下さい。

 また、エステル化では触媒として濃硫酸を使用します。授業中に説明したように脱水反応をおこなうために使用するのですが、もう一つ役割があります。何人かは気づいていましたが、この反応は可逆反応です。そのため、生成したエステルが多くなると加水分解して元に戻ってしまうのです。それを防ぐために吸湿性のある濃硫酸を加えて、生じた水を吸収させているのです。このあたりは平衡を学習すると、もう少し分かりやすいかもしれません。

 終礼のときに教室へ持って来ていたのは酢酸イソアミル(冒頭の分子モデル)でした。薄ければバナナ臭ですが、マニキュアの除光液のような臭いと思ったかもしれませんね。低分子のカルボン酸エステルは果実の香りの成分なので、数種類をブレンドして香料として用います。有機実験の一つとしておこなってもらう予定にしています。

2011年09月14日

朝日新聞活用セミナー

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朝日新聞社から、講師のかたがきてくださり、第1回目に新聞活用セミナーが開催されました。対象は高校2年C組文系βクラスです。

全4回の内容は次の通りです。
第1回 新聞に慣れ親しもう
第2回 新聞を読み解こう。活用しよう
第3回 小論文とは?小論文を書いてみよう。
第4回 総まとめ

このセミナーを受講するにあたって、9月6日より、朝日新聞が届けられています。大量の情報に読み切れずにいるようですが、新聞に接することで、毎日読んでいく習慣がついていけばよいと思っています。スクラップの宿題も毎日でています。ノートに貼っていきましょう。

大阪大学高大連携講座 Report⑲

 大阪大学高大連携講座は先日終了しました。8月末の夏期集中講座「知能とコンピュータ」を受講したM.I.さんのレポートです。今後は関西大学ネックレス講座や京都大学理学部ELCAS,関西学院大学高大連携講座が始まります。

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 私は今回「知能とコンピュータ」という、人工知能についての講座に参加してきました。阪大生20人弱の中、高校生は私一人で最初はとても緊張しましたが、授業や実習を通して馴染むことができたと思います。
 初日はオントロジー工学について学びました。オントロジーとは哲学用語で存在論という意味であり、人工知能分野などでは、概念の分類などと定義されます。オントロジー工学を利用することで適切な情報提供を行うことができ、最終的にロボットとの会話が可能になるということでした。現在は運転者が初心者であるかどうかや金額・時間・安全等のうちどれを重要とするかなどの情報から、音楽を流すかどうかやバーゲンなどの情報を提供するかどうかを判断するカーナビの実用化に向け研究をしているそうです。
 二日目はデータマイニングについて学んだのですが、授業内容が難しく、ほぼ理解できませんでした。かろうじて理解できたのは、データマイニングとは膨大なデータから新たな知識を取り出す技術のことであるらしいということでした。実際に、医療現場で医師の知らなかったある薬が糖尿病に効くらしいということが分かったそうです。しかしこれがどう繋がるのかは分かりませんでした。
 三日目は三つの講義を聞いたのですが、その三つの繋がりや、詳しい内容はあまり理解できませんでした。まず一つ目は脳波の検出による人に共感するコンピュータの開発についてでした。人に共感するコンピュータの開発には、オントロジー工学やデータマイニングが利用されるそうです。脳波から感情などを読み取り、音楽や照明を自動で調節できるようにするのが目的のようでした。二つ目は情報提供におけるタイミングの重要性についてでしたが、これについてはほぼ理解することができませんでした。三つ目は人間であればシナプスによって情報が伝わることで感情などが創発されるように、知能を作るのはネットワークであるということでした。人工知能においても脳波を読み取ることでやさしく話しかけたり、ネットワークによって記憶したりできるようになるのではと思いました。
 最終日は人工知能につける「眼」についてでした。凸面鏡を利用することでタイムラグなく360度観測することができ、複数利用すると距離も計測できるようになります。凹面鏡や平面鏡を利用するとまた違った効果があります。また、指紋認証や静脈認証などのバイオメトリクス(生体認証)という身体的・行動的特徴から人物を特定するという技術についても学びました。歩容認証システムという歩き方から人物を特定する技術は、裁判資料には使われなかったものの実際の犯罪で犯人特定に利用されたそうです。まだまだデータが足りないということで、今回参加した生徒全員の歩き方もデータに組み込んでいただきました。バイオメトリクスにはデータ不足や誤認証などの問題点が多くあるものの、その一つ一つを着実に解決しているところだそうです。
 今回この講座に参加して最も強く思ったのは、英語に強くならなくてはいけないということでした。日頃から英語ができなくてはいけないとは思っていましたが、今回英語の講義を受けたり、大学院生の話を聞いたりして、身に沁みて思いました。また、高校の知識が基礎になっているということもよく分かりました。この思いを忘れないうちにより一層勉学に励みたいと思います。四日間学校の授業は受けられませんでしたが、学校の授業以上に充実した四日間になり、参加して本当によかったと思います。

2011年09月13日

新聞学習 ~ごめんなさい~

13日の朝に実施予定の新聞学習は、ナシになりました。すみません。
13日の神戸新聞+全国紙のコラム(と簡単な内容の見出し)です。
 ※ 見出しは勝手につけています。

【神戸/正平調】「仮設住宅のむずかしさ」
【朝日/天声人語】「桑田圭祐仙台で復興支援ライブ」
【読売/編集手帳】「野田内閣閣僚、重なる不用意発言」
【毎日/余禄】「野田内閣の役者不足」
【日本経済/春秋】「9.11アメリカ同時多発テロから10年」
【産経/産経抄】「84年前にもあった、大臣の失言」

同じ日のコラムを見てみると、扱っているテーマが重複していることに気づきます。
13日は野田内閣の鉢呂経済産業相の辞任が6紙のうち3紙で触れられていました。
この話題は政治の大きなトピックとしてニュースなどでも大々的に取り上げられていたので、重複するのも納得できるのですが、結構小さな話題でも被っている日があるのは興味深いところです。

来週は新聞学習再開します。

2011年09月12日

2学期講習スタート・保護者アンケート回収中

先週、すでに講習案内を配布・説明し、受講申込書を受け付けましたが、本日より2学期講習がスタートします。
概ね1学期講習を継続した講座内容となっていますが、日本史・世界史・化学・英語で新たな講座も追加され、月~土曜の早朝と放課後に全13講座が実施されます。「継続は力なり」です、申し込んだ講座は最後まで出席しましょう。

先週より「保護者アンケート」を回収しています。締め切りは9月22日(木)となっていますので、お忘れのないようご提出をお願いします。

2011年09月11日

大阪大学高大連携講座 Report⑱

 「共用品の思想」を受講してきたE.HさんとC.Nさんのレポートです。特進コースからは4名が受講しました。大学での講義を通じて、高校との違いや今学んでいることとのつながりを意識してもらえればと思います。

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 私は「共用品という思想」という講座を受講しました。そこでは主に工学系の話から始まったので、正直とても不安でした。しかし、そんな不安はすぐに吹き飛びました。分かりやすい例をあげて、共用品の大切さを教えてもらいました。自分で実際に共用品を考える講座では、普段なんとなく使っている財布について考えました。普通に使う分には全く問題ありませんが、障害を持っている立場で考えると難しかったです。大学生の前でスクリーンを使っての発表はとても緊張しましたが、やりがいがありました。今回、この講座を通していろいろなことを学べました。


 私は今回、大阪大学で「共用品という思想」の講義を受けました。最初、私が知っている共用品と言えば、シャンプーのボトルについているギザギザや段差が少ない家くらいしか知らなかったけれど、話を聞いていると、ペットボトルを持ちやすい形に変えたり、お酒かを見分けるため点字を缶につけたり、自動販売機からどんな人でも飲み物を取りやすいようにお金の投入口や飲み物の取り出すところの高さを一緒にしたりなど、日常生活の中で気づかなかった共用品がたくさんありました。福祉用具と共用品の共通している部品や共用品と一般製品の共通している部分を探したり、今、自分が使っている財布を障害のある人もない人にも使いやすく使えるような財布のデザインを考えました。そして一人一人発表をしていき、発表を聞いていると、お札と小銭を同じところに入れ、小銭だけ下に落ちるようにし、お札と小銭を分けることができる財布や、両手があくように首から下げる財布などたくさんのアイディアが聞けました。普段、共用品についてよく考えたりすることがなかったので、自分が当たり前にやっていることでも難しい人もいるんだなと感じました。また、たくさんの人が同じものを使い快適に過ごせるようにする商品はすごいと思ったし、それを作り出す人も心優しい人なんだなと思いました。自分の身の回りのことで知らなかったことが知れたので、この講義をとってよかったなと思います。

2011年09月10日

選特生物 授業の補足22

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 神経の伝導や伝達を扱い始めました。研究の歴史については、新潮新書「イカの神経ヒトの脳みそ」(後藤秀機著)に詳しいので、それを参考にしてください。図書室にも置いてあると思います。

 さて、神経毒について触れました。神経細胞の興奮は細胞膜に存在する膜タンパク質によってイオン分布が変化することによって起こります。膜タンパク質であるイオンチャネルに作用する物質は神経毒として作用し、麻痺 paralysisを引き起こします。例えば、フグ毒の成分であるテトロドトキシンTTXはナトリウムチャネルを抑制します。
 また、神経細胞間は神経伝達物質によって興奮の伝導がおこります。神経伝達物質としてアセチルコリンAChを挙げました。クラーレ(ツボクラリン)は神経末端の筋接合部でアセチルコリンと拮抗するため、骨格筋を麻痺させます。放出されたアセチルコリンはアセチルコリンエステラーゼによって速やかに分解されますが、サリンのような神経ガスは酵素の阻害剤としてはたらくため、アセチルコリンが除かれず、神経伝達を阻害します。

2011年09月09日

大阪大学高大連携講座 Report⑰

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 夏期集中講座を受講した生徒の報告もあと4人となりました。前回と同じ「分子と生命」を受講したK.N.さんのレポートです。GFPは下村脩先生が単離・精製に成功してノーベル化学賞受賞に結びついた緑色蛍光タンパク質Green Fluorescent Protein,RFPは赤色蛍光タンパク質のことです。マーカーとして用いられるこれらの蛍光タンパク質は目的によって使い分けられています。

 私は、阪大の産業科学研究所で行われた「分子と生命」という講座を受けました。このセミナーでは、4日間にわたって、大学生と共に実験をすることができました。私が行った実験は、GFPが組み込まれたプラスミドDNAを大腸菌で培養し、チャイニーズハムスターの細胞にDNAを導入することで、蛋白質の発現を確認するものでした。また、制限酵素でプラスミドを切り、電気泳動も行いました。プラスミドDNAをたくさん増やす方法としては、PCR法という方法もありますが、やはり機械で操作を行うため、間違った遺伝情報が含まれることもあります。その反面、生き物である大腸菌で増やすと、間違った情報は正しく修正され、正しいDNAが手に入るそうです。DNAを導入し、ミトコンドリアや小胞体はGFPが、細胞質や細胞膜はRFPが光ることで、それらの違いを確認しました。しかし、どの細胞小器官が光っているのかを判断するのは、難しかったです。今回このセミナーを受けて、実際に自分の手で実験することの大切さを学びました。このような貴重なことを学ぶことができて、良かったと思います。

2011年09月08日

文化祭 合唱コンクール

台風12号の影響で延期になっていた高校合唱コンクールが、本日無事におこなわれました。本番まで練習する時間が増え、各クラスともかなりレベルの高い仕上がりで本番を迎えました。
高1年7クラス、高2年6クラスの合計13クラスで、金賞を目指して歌声を響かせました。

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1番目はB組の「Hello, Again~昔からある場所」 1番の緊張感の中で男女バランスのよいハーモニーが心地よい響きでした。 
2番目はA組の「3月9日」 女子の少なさを全体でカバーして、難しい曲目にチャレンジしました。

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4番目はC組の「君をのせて」 女子21人男子7人と少人数のハンディを抜群の声量とハーモニーの美しさで克服し、みごと「審査員特別賞」を受賞しました!
高1が5クラス続いた後に、10番目にD組の「春よ、来い」 48人と学校で一番の人数でステージに並んぶと圧巻で歌声も迫力満点でした。

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11番目はF組の「栄光の架橋」 去年銀賞を獲得し、クラス替えなしのチームワークは学年随一!今年はさらにパワーアップして、見事に金賞に輝きました!! 
13番目のラストはE組の「時代」 みごとな指揮でクラス全員の歌唱力を最大に引出し、銅賞に輝きました!!

2011年09月07日

北海道物産展 盛況でした

 ほとんどの生徒が販売経験がない上に、雨で1日減ってしまって、始まるまではうまくいくのかなとずいぶん緊張していました。特にエゾ鹿肉や熊肉の加工品については、その良さを伝えることができるのかどうか心配だったようです。開始直前は非常に落ち着かないようすでした。
 誰も来なかったら、商品が売れ残ったらどうしよう…と不安だったようですが、10時前に開始する頃にはたくさんの方に集まっていただきました。生徒の説明を熱心に聴いていただけたことが励みにもなったようです。農家の方によい品物を用意していただけたこともあり、2時間程度でほとんどの商品が完売しました。その間にも、PTA役員の方が気を遣って様子を見に来てくださったり、保護者の方が声を掛けてくださったことなどもあって、生徒は大変喜んでいました。最終的にはすべての商品を事故なく売り切ることができました。足を運んでいただいた方々には大変感謝しております。

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 せっかく足を運んで頂いたのに、商品が手に入らなかった方には申し訳なく思っています。ご容赦ください。なお、産地直送の申込みは9日(金)まで学校で受け付けております。申込用紙は高2F担任のところにあります。申込み書を預けていただければ、北海道までまとめて送らせていただきます。(個別にFAXしていただいても問題はありません。)
 北海道でも台風12号の被害が出ているようです。農家の方々に及んでいないことをお祈りしています。

2011年09月06日

文化祭 ポスターコンクール

 職員室前廊下に掲示していました。ご覧になりましたか?

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文化祭 教室展示

 高2D組は学年のフロアを利用し、人生ゲーム・ビンゴ大会などいろいろなゲームを行いました。台風の影響もあり、準備は大変でしたがなんとか間に合わせることができました。文化祭当日は多くの方にご来場いただきありがとうございました。生徒たちも集客・運営・ゲーム進行等頑張っていました。

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2011年09月05日

文化祭舞台発表 ~客席より

雨も上がり、ようやく本番を迎えました。平日にもかかわらず、多数のみなさまにご来場いただき、ありがとうございました。
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高2生たちのエネルギーが爆発した素晴らしい舞台の一部をお届けします。残念ながら、素早い動きにカメラワークがついていけず、ご容赦ください。
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C組
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E組
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B組
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F組
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文化祭舞台発表 ~舞台袖にて~

待望の文化祭舞台発表の様子を舞台袖からお伝えします。
みなさんの一生懸命な姿がすばらしかったと思います。
クラスで協力して練習を繰り返し作り上げた舞台は
高校生活のステキな思い出になったのではないでしょうか。

舞台袖なので、画像が悪いのはご容赦を・・・


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客席から見たきれいな写真はまた後ほど・・・

2011年09月04日

【物産展】 明日の予定 【文化祭】

残念ながら本日の文化祭は中止になりました。
北海道物産展は明日一日で開催いたします。

明日の予定を連絡します。
【開会式】 8:30 各教室にて
【講堂発表】
      9:00 ~ 中高演劇部
      10:00 ~ 合唱部
      10:30 ~ 筝曲部
      11:10 ~ 吹奏楽部
      12:05 ~ 高2A ダンス
      12:20 ~ 高2C ダンス
      12:35 ~ 高2E ダンス
      12:50 ~ 高2B ダンス
      13:05 ~ 高2F ダンス
      13:25 ~ ギター・マンドリン部
      14:30 ~ 中3C ダンス
      14:45 ~ 中3A ダンス
      15:00 ~ 中3D ダンス
      15:15 ~ 中3B ダンス
 ※ 合唱コンクールは9月8日(木)13:20~に延期になります
     

2011年09月03日

選特化学 授業の補足23

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 先日はアルケンの反応を扱いました。大きく分けると、酸化・付加・付加重合の3つになります。アルカン(ナフサ)のクラッキングによって得られるエチレンやプロピレンからは付加重合でさまざまな化成品(合成繊維やプラスチック)が得られることを押さえておきましょう。

 エチレンやプロピレンを付加重合してポリエチレンPEやポリプロピレンPPを生成するときに用いられる触媒が、チーグラー・ナッタ触媒です。1953年にドイツのカール・チーグラー Karl Zieglerは四塩化チタンを用いてエチレンの常圧重合に成功しました。これを参考にして、イタリアのジュリオ・ナッタ Giulio Nattaは三塩化チタンを用いてプロピレンの重合に成功しました。二人はこの業績によって1963年にノーベル化学賞を受賞しました。チーグラー触媒を用いて得られるポリエチレンは分岐がほとんど生じず直鎖状に結合する高密度ポリエチレンPE-HDで、高圧法で得られる低密度ポリエチレンPE-LDとは性質が異なるため、用途も異なります。

 エチレンから水素を1つ取り去ったビニル基を持つ化合物は重合して高分子化合物となるモノマーとなります。例えば、塩化ビニル(クロロエチレン)は、エチレンに塩素を付加して得られる1,2-ジクロロエタンを500℃、15-30気圧に加熱圧縮して分解すると得られます。これが付加重合すると、ポリ塩化ビニルPVCになります。ポリ塩化ビニルは水道管や消しゴムなどに用いられています。

2011年09月02日

北海道物産展 続報

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 台風の関係で準備が午前中になって慌ただしい一日となりましたが、「北海道物産展」はほぼ予定通りに準備が進んでいます。商品もできるだけ新鮮な状態のものを届けたいという農家さんの計らいで、文化祭ぎりぎりに設定したため、到着するかどうか気を揉みましたが、生徒が帰宅した後に無事届きました。教室にも掲示しましたが、詳細は以下の通りです。

場所 高校校舎3F 高3A教室
日時 9月5日(月)10:00~14:00

商品(当日販売) エコバック持参をお願いします!
 米(ななつぼし・おぼろづき・ふっくりんこ)2kg単位 / じゃがいも(男爵・北あかり・十勝こがね)1kg単位 / たまねぎ1kg単位 / かぼちゃ(ほっこり133) / とうもろこし(サニーショコラ) / エゾ鹿の缶詰(3種類あります) / エゾ鹿のソーセージ(太いのと細いのがあります) / エゾ鹿のロースハム(約200g) / ヒグマの缶詰(2種類あります) / ポン菓子(米・麦) / ミニトマト / ピーマン / パプリカ / アスパラガス
 農家の方のご厚意で原価での仕入れをしています。送料を載せた程度での価格設定をしていますが、近所のスーパーでお求めになるよりも安いと感じるかどうかはわかりません。ただ、農家の方が自信を持って北海道から送っていただいたものばかりです。ぜひ一度ご賞味くださればと思います。

商品(産地直送)
 当日販売とは別に、米や野菜など農産物を生徒の受け入れ農家から直送していただくように手配しています。申込み書を用意していますので、必要事項を記入の上、受付ブースにお渡し下さい。こちらで責任を持って先方に送付します。校内での受付は文化祭当日だけではなく、9日(金)までおこないます。それ以降でも30日(一部商品は15日)まではFAXでも受け付けています。
 申込みの際は代金を支払わなくて結構です。宅配便代引きで精算しますので、商品と引き換えに宅配業者にお支払い下さい。消費税・送料込みで3000円~5500円に価格設定しました。新米は10月中旬に、その他の農作物は9月下旬に発送予定とのことです。

 売って利益を上げるのではなく、北海道の農業のことを関西で伝えたいとの思いで生徒は準備しています。ファームステイのようすも掲示していますので、足を運んでいただいて、生徒の話を聞いていただくだけでも嬉しく思います。また、トマム(占冠)で実施した環境講座ではエゾ鹿やヒグマのことを学びました。そのときにエゾ鹿の講座を担当して下さった「占冠 森のかりうど」の高橋さんが作っている加工品も扱っています。

2011年09月01日

大阪大学高大連携講座 Report⑯

 夏期集中講座を受講した生徒のレポートも後半になりました。「共用品という思想」を受講したM.U.さんのレポートです。理系のテーマが多いので、受講者も理系の生徒が多いのですが、彼女は文系クラスからの参加です。

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 私は夏休みの間「共用品という思想」という授業を受講しました。阪大生と席を並べての授業だったので、最初は緊張しましたが、だんだんとその空気にも慣れ、真剣に授業に取り組むことができました。授業内容は難しかったけれど、design for all の財布のデザインと考えたり、またそれをプレゼンしたりと、日々の授業では体験できないようなことも体験できました。今回の講座で漠然としていた共用品のイメージが明確になり、共用品の重要性を理解することができました。この機会を無題にしないように、これから勉学に励もうと思います。