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2009年11月12日

10月の図書室貸し出し冊数

 研修旅行で集計が遅くなってしまいました。10月の図書貸出冊数は学年全体で177冊。夏休みの8月並に少なくなりました。年間を通じての貸出冊数は3484冊ですから、まだ昨年度よりは上回っていますが、それも来月にはどうなりますか…ちょっと心配です。

 研修旅行を終えて、環境学習や平和学習などを通じ、視野を拡げ始めたことと思います。中学から高校へ進学する生徒にとって、自分が学んでいることと社会とのつながりに気づくことはとても大切です。そのために文章を読む習慣は身につけておいて欲しいと考えています。

2009年10月16日

9月の図書貸し出し

 前期期末考査がありましたので、かなり少なくなりました。9月の貸出冊数は学年全体で212冊でした。4月から半年間で3307冊、一人あたりの読書冊数は20冊に達しました。昨年度の同時期は2986冊ですので、約10%の増加となりました。

 クラス間や個人での読書量はかなりの格差があります。たくさん読んでいるからといってすぐに成績が上がるようなものではないですが、実際には経験できないことを疑似体験したり、知識が広がったりと、メリットは多いと思います。読書の秋、また仕掛けを考えていきたいと考えています。A.M.

2009年09月11日

8月の図書貸し出しと読書記録

 8月前半は夏休み中だったこともあって、図書室の貸し出し数は168冊でした。一方、夏休み明けに提出してもらった読書記録では666冊(図書室貸し出しとの重複を除く)でしたので、合計は834冊となりました。今年度の累計は3095冊(一人あたり18.8冊)となっています。これは昨年度同時期の2660冊、一昨年度同時期の1805冊から比較すると大きく伸びています。

 どんな本を読んでいるのかを読書記録から拾ってみると、「黒い雨」や「ひめゆりの沖縄戦」が目につきます。課題図書として、研修旅行を意識してもらうために「沖縄」・「平和」などのテーマ設定をしたことが影響したのだと思います。普段は読まないジャンルだと思いますので、良い機会だったかもしれません。

2009年08月04日

7月の図書貸し出し

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 7月の図書貸し出し冊数は、A組46冊,B組73冊,C組18冊,D組271冊、学年合計は408冊でした。4月からの4ヵ月の累計は2260冊で、これは昨年の1913冊,一昨年の1695冊(いずれも55期生)を大きく上回っています。心配なのは実際に読書をしている人数です。夏休みにも課題図書を出していますが、ご家庭でどれだけの生徒が読んでいるのでしょうか。すでに8月に入りました。お子さまと一緒にご家族で読書の時間を設定していただければと思っています。A.M.
写真は佐藤賢二郎さんの「本を読む少女」です。地震で倒壊した図書館で本を拾い読むパキスタンの少女を撮影したものです。

2009年07月07日

6月の図書室貸し出し

 6月のクラス毎の図書室利用状況は A組32冊,B組43冊,C組20冊,D組238冊でした。学年全体では333冊と少し低調でした。やはり、中間考査に加えて、実力考査を実施した影響が出たのかもしれません。(前月386冊,昨年6月358冊)
 数だけが大事ではありませんが、ある程度の読書量があって初めて読解力がつくと思います。なにより、図書室へ足を運ぶ習慣が身につかなければ、本を手にする機会が少なくなることは否めません。昨日の英単語テストのように数字になって表れるものではないだけに心配です。A.M.

2009年06月08日

5月の図書室貸し出し

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 5月のクラス毎の図書室利用状況は、A組78冊,B組83冊,C組29冊,D組196冊でした。D組には図書室の主のような存在の生徒が4名いますので、この4名のことを考慮すると、A組やB組と差異はありません。C組にはクラスで取り組んでもらう必要があります。学年全体では386冊、1週間の休校措置があった割には落ち込みも少なかったように思います。(前月388冊,昨年5月327冊)
 さて、来週から定期考査・実力考査。その後で、課題図書を出す予定です。A.M.

2009年05月03日

4月の図書室利用

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 4月に中学3年で図書室で貸りた本の数は388冊でした。春休みからの累計1133冊ですので、昨年度の905冊よりもよいスタートが切れたと思います。(+25.2%) 学習と部活動で忙しい日々を過ごしているお子さまたちにとって、読書は後回しになりがちです。ただ幅広く教養を身につけたり、読解力を養ったりするには欠かせない活動ですから、それを意識してくれているようです。

 図書室は中学生でいっぱいです。1年生は図書室へ楽しそうに通っていますし、2年生では「読書マラソン」がスタートしました。おもしろい取り組みだと思います。3年生の読書の特徴は「幅広いジャンル」の本を読むことです。GWが終わったら、次の企画を立ち上げます。A.M.

2009年04月27日

春休みの読書結果

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 春休みに課題として出しておいた読書の集計です。記録用紙の未提出がありますが、学年全体で740冊の記録が集まりました。一人当たり4.5冊ですから、上々の滑り出しといえるでしょう。55期生は中学1年で4481冊、中学2年で5542冊の読書記録が出ていますから、ここまでの合計は10763冊となりました。

 課題図書で一番多かったのは、100円からはじまる50のアクション集である「世界を変えるお金の使い方」の49名、次いで、「地球の食卓 世界24か国の家族のごはん」「エコトバ ecotoba」の28名でした。いろいろなことを知って、考えて、行動を起こす、そんな中学生になって欲しいと思います。A.M.

2009年04月04日

2年目の読書状況

 図書室から3月の貸し出し数が報告されましたので、1年間の読書状況をまとめてみました。

貸し出し数累 計
4月905905
5月3271232
6月3581590
7月3231913
8月7472660
9月3262986
10月3163302
11月6563958
秋課題3254283
12月3084591
冬課題3874978
1月1945172
2月2555427
3月1155542

 一人あたりの読書数は33.6冊となりました。今年度の目標である年間50冊にはずいぶん足りませんが、昨年度よりも24%増加しました。今年は長期休暇を中心に課題図書を設定することで、一年間読書をまったくしていないことや、同じような内容の作品ばかりを読むことはなくなってきたように思います。

 授業を受けたり、問題を解いたりするだけがお子さまの能力を高める方法ではありません。外からの情報を受け取り、自分の中で整理し、再び外へ向けて発信することを積み重ねていく中でも能力は高まります。外からの情報を受け取る力をつけるためには、たくさんの文章を読んで意味をつかみ取る読書活動は欠かせません。今すぐには効果は上がらなくとも、学年が上がるにつれて差が出てくると思います。始業式の日に読書記録を持ってきてもらうところから、今年度の読書指導を始めます。A.M.

2009年03月05日

2月の読書状況

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 2月も日数は少なかったのですが、図書室貸出冊数は255冊と1月と比べるとわずかながら増えました。今年度の累計は5427冊となりました。年間50冊読破を目指して読書指導を始めましたが、その目標達成は難しいようです。(現在32.9冊)昨年度と比較すると26.1%増ですから、悲観する必要はないのでしょうが…

 期末考査後に「春休みの読書」をお渡しする予定にしています。「Think the Earth」をテーマとした指定図書が2冊、古典を含む文学作品を中心に課題図書が3冊です。指定図書の紹介はこのブログ上でもおこないます。お子さまと一緒にお読みになりませんか。

2009年02月07日

1月の読書状況

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 1月は授業日数が少なかったことも影響して、図書室貸出冊数は194冊でした。冬の課題図書が最終387冊でしたので、今年度の累計は5172冊となっています。(一人あたり31冊)

 ここしばらくは「百人一首」と「英単語テスト」に追われて、読書どころではないというのが現状でしょうか。雅の世界に浸る心のゆとりはないようです。来週行われる高校入試で何日か授業がなくなって、ホッと一息つくような感じなのでしょうね。

 朝のShortPowerupTimeでも何度か読んでもらっていますから、もうしばらくは「古典作品」に親しむ時間を過ごしてほしいとは思っています。近いうちに、図書室とタイアップした企画を始める予定です。

2009年01月09日

12月の読書状況

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 12月の図書室貸出冊数は308冊でした。これに冬の読書318冊(図書室で借りた本を除く)を加えると、626冊となります。今年度の累積は4909冊となり、生徒一人あたり約30冊となりました。
 秋の課題図書は遅れて提出した生徒が出ましたので、最終325冊となりました。冬の課題図書もこれから提出する生徒がいますので、もう少し増えそうです。

 冬の課題図書は「古典的な文学作品」でした。1年の国語の授業で取り扱った「竹取物語」が46名と最多でした。「南総里見八犬伝」が29名と多かったのは、NHKの人形劇を見ていた親御さんの影響でしょうか。以下、「平家物語」14名,「奥の細道」12名,「源氏物語」11名…と続きます。「現代文訳で読みやすかった」「思ったよりも面白かった」という感想も数多く見られました。ちょっと関心が出てきたところですから、その気持ちを大切にしてあげたいですね。A.M.

2008年12月11日

第3回「科学の芽」賞奨励賞受賞!!

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 11月27日にネット上で発表されていたのですが、後期中間考査などで見のがしていました。

 今年度も中学1・2年生に対して、「自由研究とレポート」を夏休みの理科の課題として出していました。それを筑波大学に応募した結果、2年連続で「学校奨励賞」をいただきました。また、今年は個人に対しても、1年生1名,2年生1名が「奨励賞」をいただきました。表彰状などが届くのは、年を越してからになると思います。

 詳細はこちらのページ
 受賞者発表記事
 学校奨励賞受賞校
 奨励賞受賞者

2008年12月07日

11月の読書状況

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 11月の図書室貸出冊数は656冊でした。これに秋の読書記録227冊(図書室で借りた本を除く)を加えると、883冊となります。今年度の累積は4185冊となり、生徒一人あたり約25冊となりました。昨年度は年間で4481冊でしたから、年内には並びそうです。中間考査前後の図書室は、受験勉強している高3と本を借りに来る中2でいっぱいだったようですよ。

 今月は秋の読書ということで、全員に「進路」「文化」「環境」に関する本と文学作品を読んでもらいました。何を読んだらいいかは司書に相談するように指導しましたので、カウンターを訪れるお子さまが多かったようです。思ったよりもいろいろなジャンルの本が置いてあることに気付いてもらえると、これからも利用するかなと期待しています。また、教室に置いてある「13歳のハローワーク」や「不都合な真実」,「地球のなおし方」などを手に取ったお子さまもいます。

 さて、冬の課題図書は「古典的な文学作品」の予定です。クリスマスプレゼントやお年玉に本を…とまでは言いませんが、ご家庭の本棚など目につくところに置かれてはいかがでしょうか。文法や言葉の難しさに敬遠されている古典ですが、時代を超えて読み継がれるに耐えるだけの内容があるのです。触れる機会も無く大人になるのはもったいない気がします。A.M.

2008年11月06日

10月の読書状況

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 10月の図書室貸出冊数は316冊でした。今年度の累積は3302冊となり、生徒一人あたり約20冊となりました。昨年度の同時期と比較しても、約1000冊(43.9%)の増加ですから、比較的図書室に出入りしている学年とみても良さそうです。ですが、先月に書いた通り、安心できる状況ではありません。

 若年層の活字離れが進んだといわれて久しくなりますが、書かれた文章を読み取り、自分の頭の中で整理し、理解する力、すなわち「読解力」が低下している傾向は、経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査(PISA)でも明らかです。これまで読書に費やされていた時間が、ケイタイやネット,ゲームなどに使われるようになったことが一つの要因でしょう。それらのメディアが読書と同じように、知識や知恵や感動体験などを学ぶ場となれば問題はないのですが、実際のところ、それを望むことはできません。

 今年の読書週間も残り4日となりました。この週末、TVを消し、ケイタイを閉じて、数時間読書に勤しんではいかがでしょうか。もちろんお子さまだけではなく、ご家族のみなさんで…。A.M.

2008年10月05日

9月の読書状況

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 図書室での貸し出し冊数は326冊ですから、月末に定期考査があった割には影響が小さかったように思います。昨年同月に55期生が借りた冊数は245冊でしたから、この点だけをみると昨年度よりも本を読むようになったいうことになりそうです。本当にそうでしょうか。

 詳細を分析していくと、問題点が2つ浮かび上がってきます。一つは図書室を利用したり、本を借りている生徒が限られているということ,もう一つは借りられている本の傾向に大きな片寄りが見られるということです。たくさん借りているお子さまにとくに顕著です。

 前者については、2005年度に文部科学省がおこなった調査でも、中学2年生535名のうち、一ヶ月の間に図書室へ行ったことがない 50.3%,一冊も本を借りていない 75.0%という結果でしたから、1/3の生徒が本を借りて読んでいる学年の状況はそれよりはましではありました。しかし、お子さまたちの中には「図書室へ行ったり,本を借りる生徒はごく一部で特別だ」という意識があるのではないでしょうか。情報の重要性は認識しているようですが、「情報はネットとケイタイの中にしかない」と思っているとしたら、それは誤解だと教えてあげる必要がありそうです。

 後者については、図書室の本は日本十進分類法で分類されているのですが、借りている本の内訳ではNDC913(日本文学 小説・物語)と914(日本文学 評論・随筆・小品)がかなりの割合を占めます。著者別にみると、佐藤ケイ24,谷川流16,はやみねかおる14,香月日輪14,Darren Shan 14,令丈ヒロ子12,楠木誠一郎12,さくらももこ12,石崎洋司11と続きます。同じ作者の作品をまとめて読むことは悪いことではありません。問題は「自分の好きな世界にだけ触れて、ほかは拒絶する」姿勢をもっていないかということです。まだ14歳のお子さまたちが視野を狭めることにつながっているとしたらとても心配なことです。A.M.

2008年09月04日

夏休みと8月の読書状況

 8月は夏休み中でしたので、図書室での貸出数は学年全体で132冊となりました。書店で購入したり、地元の公立図書館を利用するなど、家庭で準備することが多かったのだろうと思います。
 夏の読書記録の方は必修図書157冊,推薦図書328冊を含む615冊でした。中学2年生になってからの読書量は累計2660冊となります。多いように見えますが、一人あたり16冊ですから、目標の年間50冊にはかなり遠い状況ですね。

 読書記録で多かったのは、以前紹介した「西の魔女が死んだ」が60名,朝コラムに取り上げた「坊ちゃん」が46名です。それ以外は「博士が愛した数式」35名,「ナイフ」27名,「十五少年漂流記」20名などが目につきました。読書感想文を求めた必修図書では書きやすそうな冒険小説である「宝島」が45名,いろいろな人が訳を出して話題になった「ちいさな王子」が42名でした。キップリングの「プークが丘の妖精パック」は初めて訳された作品だからか、あまり読んでいないようでした。

 秋は気候がよいので、外へ出かけるプランを文学と絡めながら紹介したいと思います。お子さまを誘っていただければ、と思います。その前に文化祭と期末考査なんですけどね。

2008年08月08日

7月の図書貸し出し数

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 7月は林間学舎があったものの夏休みに入ったこともあってペースダウンしました。323冊ですから先月よりも35冊少なくなりました。今年度に入ってこれまでに学年全体で1913冊ですから、一人平均では11.5冊ということになります。

 この夏に課題図書・推薦図書を5冊以上読むことになっていますが、このペースでは目標の年間一人50冊にはほど遠いことになりそうです。学校の図書室での利用以外にも、読書をする機会はありますから、貸し出し冊数だけでは判断できません。ご家庭でお子さまは毎日1時間以上、本を広げる習慣が持てていますか?新聞を読む習慣はどうですか?学力の基礎をつくるこの時期だからこそ、意識していただきたいと思います。

2008年07月02日

6月の図書貸し出し数

 6月は前期中間考査がありましたから、5月よりも貸出冊数が少なくなるのではないかと心配しましたが、358冊と先月よりも31冊多くなりました。今年度に入って、これまでに学年全体で1590冊ですから、一人平均では9.6冊ということになります。
 しかし、前回も書きましたが、特定のお子さまが大量に借りて読んでいる一方で、ほとんど利用しないお子さまもいるのが現状です。読書量の格差は軽視できない問題だと考えています。夏の課題図書を指定する時期となりました。図書室の利用を促進することを意識しながら、活字文化に親しむように指導していきたいと考えていますので、ご家庭でもお話しいただければ幸いです。

2008年06月08日

5月の図書貸し出し数

 図書だよりにもあるように学年が上がるにつれて、図書室で本を借りて読むことが減ってきます。55期生の場合、5月の貸し出し記録は327件。先月よりはかなり多くなりましたが、一年前と比べると大きく減少していますので心配です。また、もっと気になっていることは図書室へ足を運ぶこと自体が減っていることです。図書室へ行かない=本を読んでいない、と短絡的に考えているわけではありません。書店で購入したり、家にある本を読んだり、公共の図書館を利用したりと、方法はいくらでもあるとは思います。でも、現実には新聞や書籍に日々触れていないお子さまがいるようにも感じています。

 これまでの傾向を考えると、定期考査の前後は貸出冊数が激減することが予想されます。お子さまたちは「試験勉強で忙しい」というのですが、「忙しいから読まない」のであれば、常時忙しい人はまったく本を読めないことになってしまいます。親御さんもお忙しいとは思いますが、「忙しくても日々、本や新聞は読める」ことをお子さまたちに示しては頂けないでしょうか。もちろん私たち教員も同じように努力するつもりです。ご協力をお願い申し上げます。

2008年05月04日

春休みと4月の読書記録

 春休み中の読書記録をようやく取りまとめました。課題は岩波ジュニア新書を中心とするリストから指定図書を2冊,文学作品を3作品以上読むことでした。小説や物語を読むことには慣れているようですが、新書はあまり読んだ経験がないようでしたので、敢えて課題にしてみました。

 結果としては146名の生徒から703冊の読書記録が集まりました。これは一人あたり4.2冊の本を読んだ計算になります。そのうち指定図書は289冊でした。記録が多かったのは、「不都合な真実」40名,「わたしの先生」29名,「地球のなおし方」28名,「ブナの森と生きる」23名,「砂漠化って何だろう」21名などでした。朝コラムで読んでいる枝廣淳子さんの「地球のためにわたしができること」も15名が読んでいました。

 一方、4月の図書貸し出し数は202冊と寂しい結果になりました。新年度で慌ただしい日々を送ったとはいえ、一人あたり1.2冊はかなり少ないと思います。冊数が多いから良いというものではありませんが、中学生としての素養を身につけさせるには読書習慣は欠かせません。活字に親しむ機会を増やすように工夫していきたいと考えています。A.M.

2008年04月03日

昨年度の読書状況

 図書室から3月の貸し出し数が報告されましたので、1年間の読書状況をまとめてみました。

貸し出し数累 計
4月518518
5月445963
6月3531316
7月3791695
8月1101805
9月2452050
10月2452295
11月2222517
課題図書6523169
12月1673336
冬課題5763912
1月1774089
2月2154304
3月1774481

 一人あたりの読書数はちょうど27冊となりました。学校の図書室の貸し出し数ですから、長期休暇の時期に少なくなっています。この時期にも本を読んでいるようですから、実際にはさらに多くの本に親しんでいると予想しています。これは非常に良い傾向だと思います。今年度はさらに推し進めて年間50冊の読書を目標に指導していこうと考えています。50冊は多いように思われるかも知れませんが、週にすると1冊のペースです。お子さまたちの潜在能力を考えると無理な数ではないと思います。

 授業を受けたり、問題を解いたりするだけがお子さまの能力を高める方法ではありません。外からの情報を受け取り、自分の中で整理し、再び外へ向けて発信することを積み重ねていく中でも能力は高まります。外からの情報を受け取る力をつけるためには、たくさんの文章を読んで意味をつかみ取る読書活動は欠かせません。今すぐには効果は上がらなくとも、学年が上がるにつれて差が出てくると思います。始業式の日に読書記録を持ってきてもらうところから、今年度の読書指導を始めます。A.M.

2008年03月06日

2月の図書貸し出し数

 両端の2クラスは試験の前後になると数が極端に減ります。試験前だからと言って本を読む時間がまったく取れないというのは寂しい話です。短い時間を見つけて、読書量を確保して欲しいと思います。
中1C 112冊,中1B 61冊,中1A 30冊,中1D 12冊 合計215冊

 こう書くとあまり本を読んでいないのかと思われるかもしれませんので、少しフォローをしておきます。2月末までに学年で4304冊を借りています。(課題図書などを含む)。これはお子さま一人あたり25.9冊になります。単純平均ですので、実際には10冊弱のお子さまもおられる一方で、100冊以上のお子さまもおられるようです。

2008年02月03日

1月の図書貸し出し数

 読書活動は冬眠中... ちょっと少ないですね。毎日の生活が忙しくて読むゆとりがないのか、学校の図書室で借りていないだけなのか。読書活動に目を向ける必要がありそうです。
 中1C 107冊  中1B 42冊  中1A 16冊  中1D 12冊
 中1合計177冊

2008年01月25日

12月の図書貸し出し数

 冬休み中に指定図書・自由図書を3冊以上読むように指導しました。1月に提出された読書カードは610枚になりました。1人平均は3.7冊になります。学校の図書室を利用するように指示はしましたが、近所の公共図書館を利用したり、家庭にあった本を読んだりしていたようで、図書室の貸し出し冊数はあまり多くありませんでした。本を読むことに抵抗はないようですので、図書室へ足を向けるようなしかけを考えていきたいと思います。
 中1C 109冊  中1B 30冊  中1A 21冊  中1D 7冊
 中1合計167冊

2008年01月08日

「科学の芽」学校奨励賞 届きました

 11月下旬にアナウンスした、筑波大学が行っている朝永振一郎記念第2回「科学の芽」学校奨励賞の賞状が届きました。(年末に届いていました) 今日の全校朝礼で学校長に披露してもらいました。中学1年生の夏休みの理科レポートが対象だったのですが,時間が経ちすぎていてあまり自覚がなかったかもしれません。

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また、応募者に対しても、参加賞があわせて届きましたので、授業でお渡ししたいと思います。グループで応募した場合は、メンバーで相談してもらいます。

さて、理科「冬休みの課題」はどうでしたか。好奇心を満たすような内容だったでしょうか。解剖と聞くと「気持ち悪い」「グロテスク」と感じるかもしれませんが、生きものの体を知ることは、自分自身を理解する上でも大切な体験だと思います。レポートは作成できたでしょうか。記録を取って、データを整理することで、体験をより深く理解することができます。レポートの中から秀逸な作品をこれから紹介していきたいと思います。賞品は出ませんが、楽しみにしていてください。A.M.

2007年12月02日

11月の図書貸し出し数

 今月は読書キャンペーンということで、学年で4冊の文庫本を借りて課題図書にしました。LHRも使って読んでもらいましたので、読書量は相当増えています。ある程度の内容を持つ本を読み続ける習慣を持つことは学力をつけるために絶対必要です。スポーツの基礎トレーニングと同じで、すぐに目に見える効果が上がるわけではありませんが、着実に身になっていきます。そのためには読む本を選ぶ必要があるし、朝の10分間の時間を取るだけでは不十分なのです。12月には、指定図書を読むような仕掛けを考えていきたいと思います。
  中1C 290冊  中1B 200冊  中1A 199冊  中1D 197冊
  中1合計 886冊(内664冊は課題図書)
A.M.

2007年11月24日

速報 : 「科学の芽」学校奨励賞受賞

科学の芽ポスター
   ※下記ホームページより

 ネットで確認しただけですので、正式な連絡は来週に届くと思いますが、筑波大学が行っている朝永振一郎記念第2回「科学の芽」学校奨励賞を雲雀丘学園中学校がいただいたようです。これは55期生で夏休みに取り組んだ理科第2分野の課題に対するものです。表彰状が届きましたら、またお伝えしたいと思います。
http://www.gakko.otsuka.tsukuba.ac.jp/Site/start_files/kagakunome.html

2007年11月14日

校外学習レポート優秀作品を表彰しました

 先月26日に実施した校外学習でそれぞれのお子さまに一番印象に残った展示品を MyFavorite としてレポートしてもらいました。提出された中から各クラス5作品、全体では20作品をクラス担任が選考しました。それを廊下に掲示して、お子さまたちにも評価してもらった結果、7名のレポートを優秀作品として、全校朝礼の後に学年全体の前で表彰しました。優秀作品は明日からブログ上で紹介していきます。惜しくも次点になった13名のレポートは優良作品として表彰しました。また、事前学習や当日の活動をワークシートにしっかりと記録したお子さま6名を別に表彰しました。学年では今後も、観察力や表現力を発揮してもらう機会を用意していく予定にしています。
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学校長から表彰状を受け取りました。豪華な副賞は…秘密です。
「毎日一行でも書く習慣を続けると力がつく」と学校長から話してもらいました。
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廊下に掲示していたReportの前に並んでもらいました。
左がReport部門,右がMy Favorite部門の受賞者です。

My Favorite部門
 優秀賞(7名)
  A組 Y.K.さん,Y.S.さん
  B組 A.U.さん
  C組 T.S.さん,N.M.さん
  D組 Y.T.さん,K.N.さん
 優良賞(13名)
  A組 K.Y.さん,Y.O.さん,Y.T.さん
  B組 T.K.さん,N.T.さん,M.U.さん,K.M.さん
  C組 S.T.さん,R.H.さん,Y.S.さん
  D組 M.K.さん,K.T.さん,S.M.さん
Report部門
 優秀賞(2名)
  C組 S.K.さん
  D組 M.S.さん
 優良賞(4名)
  A組 Y.S.さん
  C組 S.Y.さん
  D組 K.N.さん,S.M.さん
 (いずれも順不同)

2007年11月01日

10月の図書貸し出し数

 クラス毎には増減がありますが、学年全体では先月と同じ貸し出し冊数になりました。今週から読書週間に入り、学年でも読書を啓蒙していますので、11月の読書量は増えるのではないかと思います。(学年で4冊ずつ166名分借りています。)秋の夜長にゆっくりと本に親しむ生活を送ってほしいですね。

  中1C 130冊  中1B  55冊  中1A  34冊  中1D  26冊
  中1合計 245冊
A.M.

2007年10月04日

9月の図書貸し出し数

 9月1日~9月30日までの図書室での貸し出し冊数です。読書の秋で増えるかと期待したのですが、迫り来る期末考査に読書どころではなかったようです。C組の貸し出し数がいつも突出しているのは、図書室に入り浸っている常連のお嬢さんが数名いるからです。読書量は教養の広さや深さにつながります。すぐに学校のテストの点数にはつながるわけではありませんが、心静かに本を読む習慣は大切にしたいものですね。
  中1C 139冊  中1B  47冊
  中1A  44冊  中1D  15冊
  中1合計 245冊

2007年09月05日

8月の図書貸し出し数

 8月1日~8月31日までの図書室での貸し出し冊数です。8月は夏休み中ということもあってとても少なくなりました。学校の図書室ではなく、家の近くの図書館に足を運んだ人も多かったようです。
  中1C 43冊  中1A  31冊
  中1B 25冊  中1D  11冊
  中1合計 110冊

 読書の秋です。文化祭も終わり、落ち着いて読書に勤しむことができる季節になりました。良い文学作品にたくさん触れることで、語彙が豊富になると同時に、瑞々しい感性も育つことと思います。毎日時間を決めて読む習慣が身に付くといいですね。

2007年08月18日

7月の図書貸し出し数

 8月初めに集計を出していただいていたのですが、ここへ出すのが遅くなりました。7月1日~7月31日までの図書室での貸し出し冊数です。7月も単純平均2冊強になります。まったく読まなくなった人がいるようで気になります。
  中1C 139冊  中1B  96冊
  中1A  85冊  中1D  59冊
  中1合計 379冊

 学校が休みに入り、自宅周辺の図書館を利用することが多いかもしれませんね。入学してからの3ヶ月でたくさんの本を読めている人もいるみたいです。その経験は大切です。読書はすぐに学校の成績を上げてはくれませんが、その人の考え方の幅を広げます。いろいろなジャンルの本をたくさん読んで、自分の世界を大きくして欲しいと思います。
 夏休み中に15冊強の本を読書入門編として紹介しました。どのくらいの人が手にとってくれたかわかりませんが、夏以降も紹介していきますので、参考にしてください。A.M.

2007年07月03日

6月の図書貸し出し数

図書室での貸し出し冊数です。6月3日~6月30日までの期間です。
単純平均2冊強になります。
  中1C 134冊  中1B 125冊
  中1D  72冊  中1A  22冊
  中1合計 353冊

夏休みも近いことですし、読書指導を始める予定にしています。お子さまたちは子どもから大人へ少しずつ変わっていく思春期にさしかかりました。実生活では苛立ちや不安が先立っているようですが、文学作品に触れることで、さまざまな生き方を知り、共感できる何かを見つけることで、精神的に大人になっていくことと思います。古典的な作品の中には時代を超え、なお新鮮な人生を描き出しているものが少なくありません。そんな作品を数多く読んで欲しいと考えています。

2007年06月06日

5月の図書貸し出し数

図書室での貸し出し冊数です。5月7日~6月2日までの期間です。
単純平均2.6冊になりますので、よく読めているのではないでしょうか。
  中1C 189冊 ←特に際だっています。
  中1B 120冊 ←先月よりも増えました
  中1D  77冊
  中1A  59冊
  中1合計 445冊

漢字と英語に時間を取られたのか、ちょっと減りましたね。
中間考査が終わったら、また読み始めることを期待しています。

2007年05月08日

4月の図書貸し出し数

図書室での貸し出し冊数です。4月1日~5月2日までの期間です。
単純平均3冊になりますので、よく読めているのではないでしょうか。
  中1C 193冊 ←特に際だっています。
  中1B 110冊
  中1D 108冊
  中1A 107冊
  中1合計 518冊

この先は読書記録をつけるように習慣づけていく予定です。
これからもよりたくさんの本に親しんで欲しいと思います。