Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校

データサイエンス探究〈 データに基づく探究的な取組〉

データサイエンス探究基礎

2026/06/01

【DS探究基礎】答えのない時代を生き抜くために。データを武器にする「統計的な問い」の第一歩

親世代の当たり前が通用しない時代だからこそ、必要な「探究」

本校では、変化の激しい現代社会を生き抜く力を育むため、「DS(データサイエンス)探究基礎」の授業を展開しています

私たちが生きるこれからの社会は、かつての「親世代の当たり前」が通用しない、答えのない時代です。「答えのある問題を正確に解く」こと以上に、「答えのない問題に自分なりの答えを見出す」能力が強く求められています

では、本校の探究プログラムを通じて、生徒たちにどのような力を身に付けてほしいと考えているでしょうか。最初の授業では、生徒たちに少し刺激的な「4つの危険」を提示しました

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本校が探究を通じて生徒たちにアプローチしているのは、以下の4つの力です

  1. 主体的な姿勢: 教えてもらわないとできない人から、自分から学び・調べる人へ

  2. 分析力: 与えられた情報を鵜呑みにせず、客観的に判断する

  3. 創造力: 知っていることだけで満足せず、知恵を組み合わせる

  4. 他者へ伝える力: 自分の考えを恥ずかしがらず、論理的に発信する

この「やってみなはれ!」の精神を胸に、生徒たちはデータサイエンスの手法を用いた具体的な探究活動へと漕ぎ出しました

今回の目標:「統計的な問い」とは何かを理解する

探究を進める上で、まず土台となるのが「適切な問いを立てること」です。 今回の授業では、「統計的な問いとは何かを理解する」を目標に掲げ、実際の高校生の論文事例などを読み解きながら学びを深めました

統計的な問いとは、「データを分析し、その結果をもとに回答できるような問い」のことです。しかし、ただデータを集めてグラフを作る(事実を確認する)だけでは、本当のデータ分析とはいえません

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スライドにある通り、問いに対して説得力のある回答を導き出すためには、次の2つのステップが絶対に必要になります

  • データの分析結果(事実)

  • 結果から、わかること(考察)

「分析結果(データ)だけではダメで、自分なりの考察が必要!」

生徒たちは事例研究を通じて、「〜か?」という問いに対して、グラフが示す「事実」を読み解くだけでなく、「なぜその結果になったのか」「そこから何がいえるのか」という自分なりの考察を付け足して初めて、社会に通用する回答になることを学びました

挑戦の先に見えてくるもの

データを客観的に見つめ、主観に囚われずに深く考察する。この繰り返しが、生徒たちの「分析力」や「創造力」を少しずつ、しかし確実に鍛えていきます

最初は問いを立てることに苦戦していた生徒たちも、実際のデータを目の前にすると「要約・比較・関係」の視点を持って、徐々に自分なりの考察を言葉にできるようになってきました

失敗を恐れず、まずはやってみる。 この「DS探究基礎」を通じて、生徒たちが自ら問いを立て、データを武器に未来を切り拓いていく姿を、これからも応援していきます