グローバル教育〔 地球的規模で考える 〕
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翻訳ボランティア【前期】プロの技から学ぶ
翻訳ボランティアのフィードバックミーティングを行いました。
前期の内容は、「陸の豊かさを守ろう」と「安全な水とトイレを」でした。
様々な言語から英語の字幕がなされたものを、さらに日本語にする難しさや、科学的内容の英語の音声を日本語にする難しさに加え、動画の速さにあわせていく作業を、受講生はこれまで行ってきました。時に難しさに翻弄されながらも、学年を超えたチームで取り組んできました。その取り組みに対して翻訳家の方にフィードバックを行って頂きました。字幕がついた動画の紹介もご説明の中にあり、受講生からは「自分の訳が字幕となって出てきて嬉しい」という声もありました。
翻訳家の先生に多様な質問にお答え頂いて、受講生はプロの方の技に触れることができました。例えば、動画の速さにあわせるために、プロの翻訳家がなさっている技について伺いました。品詞を変えたり、主語を変えたり、訳す順番を入れ替えたりと、様々な工夫をなさっていることを学びました。また、確認の作業のために、どのようにAIを利用する際にどのように調べるのが良いのか、実際に訳したものからご説明頂きました。
受講生の中には、将来翻訳家になりたいと希望する人も出てきていて、はじめは翻訳をしてみるという気持ちが、さらに翻訳家のやりがいは何か、あるいは翻訳家になるにはどうしたらよいかという疑問が出てきた人もいます。
後期もボランティアを募集します。どんどん参加して、翻訳の難しさも楽しさも味わってほしいと思います。