グローバル教育〔 地球的規模で考える 〕
インドネシア研修
インドネシア研修④
現場を検証!マングローブ林を感じよう!
2日目は朝6時集合!
眠たい目をこすりながら、全員集合時間に間に合いました。
昨晩は雷鳴が轟く豪雨だったようですが、生徒は誰ひとりとして気づいていませんでした(引率教員の私もまったく気づきませんでした)。
それほど疲れていたということですね。
下の写真は宿泊したホテルの独特のクリスマスツリーです。
Bendegaの方々が案内してくれます。
Bendega社は漁業支援やマングローブ林の保全活動・製品を売るなど多岐にわたる環境保護活動をしている会社です。
マングローブ林と一口で言ってもさまざまな種類があります。
この植樹や保護には日本のJICAの支援も大きかったようです。
マングローブ林の保護の結果、カニやその他の生態系の改善も見られているようです。
カヌーに乗って、自然を感じます。
生徒たちは息を合わせてオールを漕いでいきます。
マングローブ林は根が複数に分かれていて、すごい数があります。その存在感に圧倒されました。
マングローブ林は育成がマングローブは、海水と淡水が混ざり合う汽水域、特に潮の満ち引きの影響を受ける海岸や河口域に生えます。
多くの植物は高い塩分濃度では水分を吸収できず、枯れてしまいます。
マングローブはこの高塩分環境で生き残るため、塩分を体外に排出する腺を持ったり、塩分を蓄積した葉を落とすなどの特殊な仕組み(塩分耐性)を発達させています。
しかし、種によっては耐性が異なり、植林地の塩分濃度を見極める必要があります。また、マングローブが生える泥質の土壌は、水が浸透しにくく、酸素がほとんど含まれていません。空気中から酸素を取り込むための呼吸根と呼ばれる特殊な根(タケノコ状や膝曲がり状)を地上に突き出しています。
植林する際、根が呼吸できる状態を確保する必要があります。また、環境の変化や人為的な影響によって衰退しやすい側面もあります。埋め立てや排水路の変更、上流からの淡水・栄養分の供給量の変化(ダム建設など)によって、塩分濃度や水流のバランスが崩れると、すぐに枯死したり、生育が阻害されたりします。
Bendegaでは育成や植樹を行ったり、枯れたマングローブをスナック製品やブラウニーとして販売しています。これが、なかなかの美味で、特にブラウニーは高級店で出されてもおかしくありません!
失敗と挫折と涙
現地の漁業を行っている方々、ベンデガの方々にいろいろとお世話になりました。
「Do you have any questions?」と聞かれたのですが、生徒たちはダンマリでした。
ホテルに帰って朝食後、リーダーがメンターの大学生とこのことについて議論していました。
「当事者意識をもって取り組めているか」「質問のチャンスを逃していないか」。メンターから問われたことに対してリーダーは真剣に向き合います。
涙する生徒もいました。それだけ痛感することがあったのでしょう。
リーダー達が思いをメンバーと共有し、午後の活動がスタートしました。
昨日よりも一層議論が活性化している印象があります。
自ら発信して、もう一度質問する機会もいただけました。
時間配分も意識して、マネジメントしつつ、ゴールに向かって取り組んでいます。
「あ、これDS探究でやったやつや!」「メンターさんばかりに頼ってばかりじゃない」などの声が聞こえました。
ハードな1日も締めは、アウトプットと内省です。
内容が非常に濃く、まだ2日目...。
さてさて、Bendega社に貢献できる提案はできるのでしょうか。











