グローバル教育〔 地球的規模で考える 〕
インドネシア研修
インドネシア研修⑥
なぜ今、私はバリ島にいるのか?感謝できているか?当たり前と思っていないか?
インドネシア研修3日目の朝も、昨日の評価フィードバックからはじまります。
昨日のアウトプット成果物の評価は5段階で「1」でした。
試行錯誤し、チーム内での意見を出し合いながらも成果には至っていません。
その現状をメンバーで共有し、新たな1日が始まります。
メンターからは「評価フィードバックにこだわること、最終プレゼンに向けて成果物を仕上げること」「Bendega社に何を残せるのか」「なぜ、このバリ島にいるのかを問い直す」ことなど課題を提示されています。
Bendega社は、雲雀丘学園の生徒たちに対してスナックを提供してくれたり、リモートで質問に答えてくれたり、笑顔で対応してくれたり、いろいろと助けてくれました。
このことに対して「やってもらって当たり前と思っていないか?」
メンターの問いが1人ひとりの心に重くのしかかります。
まずは、Bendegaへの感謝の気持ちをもつことを再確認し、感謝の気持ちを手紙で表現することからスタートしました。
そのあとは、役割分担を明確にして、作業を進めていきます。
街中に繰り出してアンケートをとる生徒、ターゲット層を明確にする生徒、データを分析する生徒、スライド作りをする生徒...。
それぞれが個性を発揮して、チームのために、Bendegaのために動いていきます。
本日の活動は8時30分~22時まで。
ほぼフルで会議室に閉じこもって、徹底的に議論をしながら成果物を仕上げていきます。
会議室から出たのは、アンケートを取りに行ったときぐらいです。
引率教員としたらカフェで作業をしたり、ビーチを散歩してクールダウンしたり、少しバリを感じて息抜きも...と思うのですが、生徒の熱量の手前そのようなことも言い出せませんでした。。。
生徒たちが息抜きをしていたのは昼食と夕食のときぐらいでした。
本日のアウトプットまでいったプロセスに対して、生徒たちは少し満足をしていたようでよかったです。
しかし、まだまだ足りないこともあります。
講師の先生が最後のフィードバックでおっしゃっていた「仕事が出来る人はスピードが速い」という言葉に引率教員の私は首がもげるほどうなずきました。
生徒たちは「未完成のモノ」を出すのを恐れます。
時間をかけて、自分の中で完璧なモノを出したがります。
しかし、それはビジネスの世界では不正解です。
不完全でもいいから出す。そして、すぐにアドバイスを求めるべきなのです。
それは、間違った方向の努力をしないため、無駄な時間を過ごさないためです。
ある程度仕上げて、スピーディーにメンターや講師の先生から意見を仰ぐ。
努力の方向性、アイデアの方向性が正しいかを確認して枝葉の部分を詰めていくということが大切になってきます。
スケジューリング・スピード・役割分担・方向性...
まだまだ足りないことだらけですが、生徒たちはもがいて、もがいて、もがきまくっています。
明日はBendegaの社長を招いての中間報告です。
どうなることやら。




