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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
SDGs(エス・ディー・ジーズ)

探究的な授業〔 日常的に思考力を育む 〕

探究的授業

中3社会総合 新聞出前授業 取材「サントリーサステナビリティ経営推進本部」

中3社会総合の授業として、新聞出前授業を行っています。NIEの取り組みとして、新聞記者が月1回講義に来校し、夏に全生徒が取材して新聞記事を制作します。

今年は取材先がサントリーとなり、11の部署のどれか1つを取材することになりました。

今日はその第五弾、サステナビリティ経営推進本部の部長が来校され、お話をしてくださいました。

ペットボトルが日本で1年に267億本、1人あたり214本飲んでいる現状をとらえ、回収率93%、リサイクル率85%という素晴らしい成果だが、水平リサイクル(ボトルからボトル)は34%と低いので、100%サステナブル化を目指しているとのことでした。そのため、ゴミ箱はリサイクルボックス、ゴミは資源という呼び方にしようというわかりやすい話から始まりました。

他方、海洋プラスチックの原因のうち、ペットボトルは7%程度(日本からはごく僅か)で主要因ではないものの、日本からの流出をゼロにしていく取り組みはしていかなければならないという問題提起もありました

ペットボトルはプラスチックと別に回収され、透明無色・ラベル・キャップにガイドラインを定め、30年以上前から日本ではリサイクルに取り組み、サントリーは2012年に国内飲料業界初の100%リサイクルペットボトル導入を実現し、技術開発を進めているとのことです。

水平リサイクルすれば、新たな化石原料を使わず循環できるメリットがあること、細かくなったペットボトルをアルカリ液で洗浄することなど話がありました。サントリーは40以上の事業者、200以上の自治体と水平リサイクルに取り組み、啓発の授業やロゴマーク、理解浸透、CMなど取り組んでいます。さらに、資源枯渇・CO2削減の観点で、非化石由来プラスチックの技術開発が進められ、30%植物由来や、バイオテレフタル酸、100%植物由来も研究しているとのことです。

質疑応答で、「リサイクルするほうが新規につくるよりコストはかかるが、サステナブルな未来のため、取り組んでいる」「水、容器包装、気候変動という今後の目標」「リサイクルの一番大きな壁としてのボトルtoボトルの上昇」「公共道徳として回収率の高い日本」などお話がありました。

この取材をどういう記事にするか、楽しみです。

ご来校いただき、生徒の質疑応答にも丁寧にお答えいただいたサステナビリティ推進本部長様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

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