探究プロジェクト in サントリー生命有機科学研究所

　7/24から7/28の5日間にわたり、京都府精華町にあるサントリー生命有機科学研究所での探究プロジェクトを実施しました。コロナ禍の影響により2019年の夏以来になったので、4年ぶりの実施です。今年度は高校２年生３名が参加しました。３名が１つずつのテーマが与えらえれ、研究所のスタッフによる手厚い指導のもと、実験が繰り広げられました。今回のテーマは以下の通りです。

①ペプチドホルモンのアミノ酸配列の決定

②ペプチドホルモンの遺伝子の増幅と配列決定

③ペプチドホルモンが結合する受容体の決定と活性の強さの算出

　このプロジェクトは実験を経験することのみではなく、研究の背景をしっかりと学ぶこと、実験手法を理解すること、実験結果を既存の結果と照らし合わせること、そして考察することといった、科学分野の研究では欠かせない道筋を辿っていくことを目的としています。また最終日にはこれらを踏まえて一人一人がプレゼン発表をし、参加生徒どうしだけでなく、研究所のスタッフを交えた熱いディスカッションが繰り広げられました。引率教員もこの姿を見て、非常に"濃い"5日間を過ごしたのだと確信しました。4年前と変わらないスタッフの方々の温かく熱心な指導に改めて感服させられました。