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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
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探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究ゼミ

探究ゼミ「日本の交通網」第10回コンパクトシティ富山

今日の昼休み、「日本の交通網」が会議室で開催され、中2~高2の9名が参加しました。

今日は第10回、テーマは、前回に続きコンパクトシティです。多極的な街づくりへ、公共交通活用でコンパクトシティーを目指す富山市を取り上げました。

2006年、国内初のLRTを本格的に導入し、老朽化したローカル線軌道を引き継いで、JR富山駅北へ76キロを結び、その後も富山駅南側に環状線を整備し、駅で南北の路線を接続させるなど拡張し利用者数は堅調に推移してます。

市は並行してLRT沿線地域を「居住推進地区」に設定して住宅取得を補助し、車への依存度を下げるため高齢者向けに市内を走る路面電車・バス運賃が100円になる年間パスを発行するなど、人の流れを公共交通へと振り向けました。06年のLRT整備後、富山市中心部の人口は08年から転入超過に転じ、地価も上昇傾向にあります。

しかし、富山市にも課題はあり、商業機能の主役は依然として郊外のロードサイドで、まちなかの商店に歩いて買い物に行くという点では、まだうまくいっていないと指摘する研究者もいます。中心部再開発でシネマコンプレックス、スパなどが入る複合商業施設や美術館が整備されたものの、一般的には自家用車で郊外のショッピングモールなどを利用する市民の生活スタイルは変わっていないといいます。

このケースを紹介し、意見交換しました。

感想として「地域によって生活がたいへんなところもあると思った」「バランスよく開発することが大事」「街づくりは自治体と交通機関の連携が必要」「電気駆動のバス活用も一案では」などありました。土地利用の規制など一体となった街作りが必要になってきます。

次回は9月28日に開催します。参加お待ちしております。

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