敦賀―新大阪間を巡り、政府・与党が平成28年に決定したのが小浜京都ルートです。米原ルートと小浜舞鶴ルートを含めた3案を比較し、所要時間や利便性の点で優位と判断されました。
ところが、今夏の参議院京都選挙区で米原ルートを訴えた候補が当選しました。一方、米原ルートは実現が難しいとして亀岡ルートや湖西ルートなどにも言及する動きもあります。
ルート選定を巡っては建設費の高騰や京都市内で予定されている大深度地下トンネル工事による地下水への影響、残土処理への不安などが噴出し、京都市議会は6月、トンネル建設反対決議を賛成多数で可決しました。また石川県の自治体からもルートの再検討を求める意見が出ています。