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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
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探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究ゼミ

探究ゼミ「法律を学ぶ」第20回京アニ事件

今日の昼休み、「法律を学ぶ」が60ホールで開催され、中1~高2の16名が参加しました。今日は第20回、テーマは「京都アニ事件判決」です。  
2019年、「京都アニメーション」のスタジオに放火し社員36人を殺害した罪などに問われた被告に対して、京都地裁は、昨日、死刑を言い渡しました。
最大の争点である責任能力について「犯行当時、妄想性障害で動機形成には影響したが、過去の事件を参考にした放火殺人・大量殺人の手段は、自身の考え・知識などから選択し、妄想の影響はほとんどない。心神喪失の状態でも耗弱でもなかった」と述べ、弁護側の主張を退け、被告に物事の善悪を判断する責任能力があったと認めました。
そのうえ「36人もの尊い命が奪われたことはあまりにも重大で悲惨で、恐怖や苦痛は計り知れず筆舌に尽くしがたい。無念さは察するに余りある。遺族たちの悲しみ、苦しみ、喪失感、怒りは例えようのないほど深く大きく極刑を望むことも当然」と述べ、求刑どおり死刑を言い渡しました。
判決後、弁護団は、報道陣の取材に対し何も答えず、今後控訴するかどうかについても方針を明らかにしませんでした。

この記事を読んで、意見交換しました。

感想として「死刑だけでは納得できない遺族もいるのではないか」「死刑がよいか、生きて償うのがよいか、本当に難しい」「死刑制度がなければどんな判決を受けていたのだろうか」「このような犯罪が繰り返されないための仕組みか何かできてほしい」「死刑になっても失われた命は返ってこない。やるせなさを感じた」「罪に向き合ってほしい」「死刑がない国の人々がどう思うか、聞いてみたい」「死刑廃止条約に批准している国も少なくないため、死刑の意味を改めて考えてみる必要がある。妥協できる解(納得解)をみつけることが裁判の果たすべき役割であり裁判員制度のような第三者視点を取り入れることも大切」などありました。

年度末に近づき、このゼミで学んだことのまとめとしての成果ポスター製作を指示しました。2/12までに提出し、最後に発表会を行います。

次回は2月2日に開催します。ご参加お待ちしています。

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