探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
探究ゼミ
探究ゼミ「経済を学ぶ」第2回円ドル
探究ゼミ「経済を学ぶ」、今日は第2回を開催し、中1~高3の合計13名が60ホールに集まりました。
これから7月まで「ヒバリ円ドルダービー」と題して、7月末の東京外国為替市場の円・ドル相場を6月末に予想する取り組みを行います。最も近かった人と予想に独自の工夫がみられた人は表彰予定です。
2年前のこの時期は1ドル=141円80~90銭、Ⅰ年前は150円台が続きました。いま、143円です。
前週末に米格付け会社大手ムーディーズが米国の格付けを引き下げたことで、ドル売りが先行し円高になり、144.66円前後まで下値を拡大したものの、その後は米株や米債が持ち直したことでドル/円も下げ渋る展開となりました。米国格下げを受けた米国(米株、米債、ドル)売りは一巡したとみられます。23日までG7財務相・中央銀行総裁会議がカナダで開催され、日本の加藤財務相と米国のベッセント財務長官が円安是正などについて協議する可能性があることから、これ以上に円高にはならなそうです。トランプ関税が米国の物価を押し上げる見方が強い中、市場の想定以上に米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利下げに慎重なことがドルを下支えする要因となろう。ドル/円は144~146円台で推移しそうです。
皆で予想した結果、円高8名・円安5名となりました。円高派は、「万博効果」「外国人の来日とトランプの影響」。一方、円安派は、「周期がある」「2024年1・6月と同じ動き」などを理由に挙げています。130円~160円まで、さまざまでした。
感想として「円高・円安面白い」「論理的に考えられるようがんばりたい」「これから円高円安について考えたい」「トランプは何をしでかすかわからない」「ニュースをしっかり見たい」などありました。大人でも難しい問題ですが、生徒なりに一生懸命考えている様子がうかがわれます。リアルタイムで変動し、円ドルの動きを見るのが楽しくなってきたようです。
次回は6月4日、60ホールで開催します。参加お待ちしています。