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探究ゼミ「法律を学ぶ」第2回国際法
今日、探究ゼミ「法律を学ぶ」第2回を開催し、中1~高3の48名が60ホールに集まりました。今日は第2回、テーマは国際法です。
アメリカがイランを攻撃し、最高指導者ハメネイ師を暗殺しました。NATО加盟国の一部は、今回のアメリカの軍事行動を国際法違反だと非難し、アメリカへの協力を拒否する態度を鮮明にしています。他方、日本政府は、アメリカの軍事行動は国際法に照らして合法かどうかは判断できないという立場です。現時点で合法か否かという点でトランプ大統領とけんかしても仕方がない。まさに現実的な判断があったと映ります。アメリカとイスラエルの軍事作戦は乱暴です。「自衛権」の範疇と見なし得るのか、国連安保理決議も経ていない状況で軍事行動に及ぶことは国連憲章で許容されないのではないか、この点を考えてみました。
イランがIAEAの査察を拒んで核ミサイルの開発を続けていたことに対し、2006年、安保理で経済制裁の決議が下されました。「ルールを守らない国」に何らかの武力行使に出ることが、国際法上アウトなのか。武力を用いることが一切禁じられるのか。この点を皆で意見交換しました。このままホルムズ海峡の封鎖が長引けば、原油価格は上がり、アメリカもその影響から逃れられず、アメリカ経済にとってマイナスとなることは言うまでもありません。
国際法には、「武力行使禁止原則」というルールがあります。 国連憲章という条約の2条4項に定められていて、国が他の国に対して武力を行使したり、武力を行使すると威嚇したりすることを原則として禁止しています。 この武力行使禁止原則には例外があり、自国が攻撃された場合に反撃する自衛権がそれにあたります。
生徒の意見として、違法派は「アメリカは理由を付け攻撃し指導者を殺した」「アメリカは攻撃されそうでなかった」「いきなり他国の指導者を殺すのはダメ」、合法派は「イランの独裁政治を少しでも崩した」「アメリカの自衛権が認められる」、他方「違法・合法をはっきり決めることはできない」という意見もありました。
感想として「国際法って気になる。面白そう」「国連安保理が動くべし」「経済制裁を活用すべし」「トランプは選挙を心配しているので、選挙で意思表示すべし」「完全に中立の機関がジャッジすべし」「戦争の違法化を進めていくべし」などありました。
制裁力の弱い国際法ですが、どう考えるか、難しい問題です。
次回は6/9昼休みに社会科教室で開催します。会場が変更しますので、注意してください。