探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
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探究ゼミ「法律を学ぶ」第3回附属池田小事件
今日、探究ゼミ「法律を学ぶ」第3回を開催し、中1・高1の14名が60ホールに集まりました。今日のテーマは附属池田小事件です。
2001年6月8日、大阪教育大附属池田小学校事件から24年がたちました。その後も、無施錠の校門から侵入する事件が後を絶えません。被告人が「施錠されていたら侵入しなかった」と発言したことから、文科省は危機管理マニュアルや校門施錠を各校に求めました。ただ各校で事情が異なるため、施錠・警備員が強制できるものではありません。本校では、保護者はIDカード持参というルールになっています。
又この事件では、被告人は一審判決で死刑となり、執行されました。
今回は,校舎施錠と死刑という2つの論点で意見交換しました。
まず、出身校が施錠していたか聞いたところ、大半が施錠していたそうですが、中にはしていなかった学校もあるようです。
「暗証番号を導入しては」「生徒を守るには鍵をかけるべし」「施錠しているだけで、入りにくい」「せめて防犯カメラはつけるべし」と施錠は皆強調していました。
死刑賛成派は「遺族や犯罪抑止に必要」「被害者(遺族)の気持ちのやり場がない」「同じ罰は必要」「」「」という理由を挙げ、一方反対派(廃止派)は、「終身刑を導入すべし」「一生かけて償うべし」という理由を挙げていました。
命は何物にも代えがたい一番尊重すべき物です。それを守るため、学校安全をいかに保障していくか。また、刑罰としての死刑をどう見るか。皆で考えていかねばならないテーマです。
次回は6/17昼休みに60ホールで開催します。今回、中2・3が演劇鑑賞、高2は修学旅行で参加できませんでした。ゼミ生にはデータを送付しています。次回、多くの方の参加を期待しています。参加申込をしていなくても興味ある生徒は会場にお集まりください。