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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
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探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究ゼミ

探究ゼミ「法律を学ぶ」第8回正義と冤罪

今日の昼休み、探究ゼミ「法律を学ぶ」第8回を開催し、中2~高1の8名が60ホールに集まりました。今日のテーマは、「揺さぶられ症候群」です。

赤ちゃんを激しく揺さぶって脳を損傷させたという罪で、2010年代に保護者の逮捕・起訴が相次ぎました。根拠とされたのが、医学界のSBS理論です。ところが刑事裁判では異例の展開をたどり、2018年以降、少なくとも13件の無罪判決が出ています。弁護士・研究者がSBS理論の真偽について検証し、無罪を導きました。児童虐待をなくしたい医者の正義と、冤罪をなくしたい正義が衝突したわけです。メディアは権力監視のはずですが、捜査機関や医学界の権威に依存して、保護者を犯人扱いした報道を行ってきました。それを検証するテレビ番組を製作し、映画化されることになった記事を読み、意見交換しました。

感想は「法律と医学をかけあわせるのは難しい。逮捕された時点で犯人扱いするのはおかしいのではないか」「医者は知識がたくさんあり、くつがえすのはかなり難しいことがわかった」「メディアが大きく報じて無罪と決まっても謝罪しないのは違和感がある」「正義がたくさんあることがわかった」などありました。

冤罪は、人の人生を狂わせます。正義とは何か、難しい問題です。

次回は9月30日昼休みに60ホールで開催します。

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