探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
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探究ゼミ「経済を学ぶ」第1回高校無償化
本日の昼休み、探究ゼミ「経済を学ぶ」の第1回を開催し、中1~高3の52名が60ホールに集まりました。為替相場や株価の動向などを見る中で、経済について学ぶ目的で毎週水曜の昼休みに開催しています。昨年は22回実施し、今年で12年目を迎えます。
今日は、初回ガイダンスということで、2つの話題を考えました。
最初は、センター試験の過去問(2017年政経追試)です。「いま,1500円の料金を支払ってカラオケで遊ぶことができる。同じ時間を使って,アルバイトで1800円の給与を得ることや,家事を手伝うことで1000円の小遣いを得ることもできる。この三つの選択肢のうち一つしか選べない場合,機会費用を含めたカラオケで遊ぶ費用はいくらになるか。①1500円②2500円③3300円④4300円」皆で考え挙手したところ、 が多かったです。正解は③で、どれか一つしか決断できず、最大限の収入(バイト1800円)をせずに最大限の支出(カラオケ1500円)の行動をしたため3300円の機会費用となります。この問いから、経済学ではある選択に対してさまざまな費用がかかることを考えました。
次に、高校授業料無償化を取り上げました。これまで所得制限のあった無償化を、昨春から公立授業料の11万、今春から45万円国が提供する施策です。この政策の是非は、経済学者でも分かれています。この問題を、中高生はどう考えるか、結論と根拠を出し合いました。
賛否は40対12で賛成が多かったです。賛成派は「私立が充実し社会に貢献する才能ある人も増える」「学べなかった人に学ぶ機会になる」「保護者の負担が減る」「貧しくても私立で学べる」「少子化を抑えたほうがよい」「学費に関係なく学べる」「教育への投資は良いこと」。反対派は「税金が跳ね上がる」「子どものいない人からの不満が高まる」「私立の良さにお金をかけてくる人もいる」「財政赤字が増える」「税金の無駄」「公立に入学する人が減る」といった理由がありました。
次回から為替相場の予想をする「円ドルダービー」を行うことを予告し、感想を書いてもらいました。「これからが楽しみ」「理由から問題を考えることに頭を使った」「いろんな考えの人がいて楽しかった」「身近な所から問題を見ることができた」「国民全員が得をする政策を考えるのは難しい」、ゼミに参加して5年目の生徒は「年々分からないことが分かるようになっていく感覚があるので今年も頑張る」「たくさんの受講生がいて楽しくできそう」などがありました。
1年間、経済を見ながら、世の中について考えていきたいと思います。
次回は6月3日、60ホールで開催します。多くの方の参加をお待ちしています。参加申込をしていなくても興味ある生徒は会場にお集まりください。