探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
探究プロジェクト
専門家に学ぶ「関節の仕組みと病態 」
医療法人信和会「明和病院」様のご協力を得て、「関節の仕組みと病態」をテーマに探究プロジェクトを実施、リハビリテーションセンターを訪問させて頂きました。
訓練がなされているリハビリテーションセンターを見学させて頂き、理学療法士の先生方が関節の可動域をどのように診て治療にあたられているのかを教えて頂きました。その際、疾患の治療成績判定基準というものがあり、それに基づいてその計測する行為を「評価」という言葉を使われることなど、専門家の身体の観察の仕方に緊張感を持って学びました。さらに、訓練に使われる様々な器具を見せて頂き、実際に体験させて頂きました。
これまで怪我をしてリハビリテーションを受けたことがある受講生にとっては、「理学療法士の先生方は、患者があまり語らなくても状態を把握できたのはなぜか」が疑問となっていましたが、そのなぞが少しわかったそうです。
「患者さんが手を挙げられると言っても、一緒に肩がついていけば、まだ完治ではないことが分かる」という説明を受け、受講生一同納得。先生方の観察眼のすごさに感激し、そうした力を持ちたいと感じたようです。
受講生からは、「今後、部活動で部員の怪我がないように、身体の動きをさらに観察できるようにしていきたい」という声が聞かれました。ある受講生によると、「視野が広がり、身体の動きがより鮮明に見えるようになった」そうです。
お忙しい中をご指導くださいました先生方、またこのプロジェクトの実施に向けてご準備をくださいました皆様に感謝申し上げます。
