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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
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探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究プロジェクト

探究プロジェクト「文学模擬裁判」2日目

文学模擬裁判、今日が2日目です。

『高瀬舟』に登場する、弟を殺した「喜助」は、どのような量刑を与えられるべきかを、様々な視点から考えているのが、この「文学模擬裁判」です。

文学的・地理的・歴史的な視点から『高瀬舟』の状況を眺めた1日目に続き、今日はまず、医学的な視点から『高瀬舟』を見直しました。映像で、病院の先生が、「実際に剃刀で喉を切った場合に、声は出るのか」などを分かりやすく説明して下さいました。

そのあと、六甲法律事務所の松田昌明先生をお招きし、法律的な観点から、お話をして頂きました。

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松田先生は、『高瀬舟』のお話にとどまらず、弁護士というのはどのような仕事なのか、や、「事実」というのにはどういった種類があるのか、等の幅広いお話をして下さいました。みんな熱心に聴き、多くの質問をしていました。

その後は、裁判官グループ・検察官&証人グループ・被告&弁護士グループに分かれ、札埜先生・松田先生のお二人のアドバイスも頂きながら、実際の裁判に備えた検証をしていきました。

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ただ、実際の裁判に不可欠な「現場の再現」、すなわち、自分の身体を動かして、実際の状況を検証してみる、という動きは、多くのグループがやりきることができず、明日以降の課題として残っています。

今日の講義のいちばん始めに、札埜先生がおっしゃった言葉です。

「模擬裁判の議論では、空気を読まないこと。最悪なのは、全員一致。全員が一致しているときは、何か足りない部分があると思いなさい。対立を恐れず、弁護士役ならば、被告を心から救いたいと思って、検察官役ならば、何としても罪を立証しようと思って、本気で行動しなさい。」

明日からの2日で、今回のメンバーの本気度が試されます。

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