探究プロジェクト
【オランダパビリオンワークショップ】
オランダ文化を楽しく学んだ一日
先日、国際交流イベントが関西万博のオランダパビリオンで開催されました。
はるばるオランダ王国総領事館から総領事をお迎えし、オランダの文化や言葉、教育について深く学ぶ、貴重で楽しい一日となりました。
この日は、駐大阪オランダ王国総領事館のマーク・カウパース総領事が来てくださり、流暢な日本語で開会のご挨拶をしてくださいました。会場には緊張と期待が入り混じる空気が流れましたが、総領事の温かいお人柄に、すぐに和やかな雰囲気に包まれました。
また、東京大学大学院で言語学を学ぶパコさんがアシスタントとして参加。ユーモアを交えながら、イベント全体を盛り上げてくださいました。
【オランダまるわかり!参加型クイズに挑戦!】
イベントの最初は、オランダの基本情報から文化、習慣まで、幅広いジャンルのクイズに挑戦!「オランダの広さは北海道?それとも九州?」「小学校は何歳から始まる?」といった興味深い問題に、生徒たちは「A」か「B」の場所に移動して回答。身体を動かしながら考え、友達と相談し、楽しみながらオランダの知識を深めていきました。特に、オランダの小学校は4~5歳から始まることや、習い事のトップが「水泳」で、しかも服を着たまま泳ぐ「着衣水泳」の練習をすることには、みんなから驚きの声が上がっていました。
【パコ先生のオランダ語ミニレッスン!】
続いては、パコさんによるオランダ語ミニレッスン!私たちの日常に溶け込んでいる「コップ」や「オルゴール」「メス」などが、実はオランダ語由来と知り、生徒たちは驚きの声を上げていました。
そして、いよいよ発音練習へ。喉を鳴らす独特の「G」の発音には、みんな少し苦戦しつつも、「せーの!」の掛け声とともに元気いっぱいにチャレンジ!挨拶の「Hallo(ハロー)」や、「Mijn naam is...(私の名前は...)」という自己紹介、さらには数字の数え方や「Doei(バイバイ)」といった別れの言葉まで、実際に声に出して練習しました。オランダ語で自己紹介する生徒たちの姿は、国際交流の第一歩として、とても印象的でした。
【オランダ式ディスカッションを体験!】
イベントの最後は、オランダの教育現場で大切にされている「ディスカッション」を体験しました。グループに分かれ、「学校の試験は必要か?」など、生徒たちにとって身近なテーマについて活発な意見交換が行われました。
オランダの学校には夏休みの宿題がないという話には、生徒たちから再び驚きの声が上がり、文化や教育システムの違いに触れる貴重な機会となりました。普段はあまり意見を言う機会がない生徒も、この日は積極的に発言し、多様な考えに触れることで、新たな気づきを得られたようです。
今回のイベントを通して、生徒たちはオランダという国への理解を深めるとともに、異なる文化や考え方に触れることの面白さ、大切さを実感しました。マーク総領事、パコさん、そして準備に携わってくださった皆様、本当にありがとうございました。今回の学びを活かし、これからも国際的な視野を広げていけるよう、学校としても様々な取り組みを続けてまいります。