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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
SDGs(エス・ディー・ジーズ)

探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究プロジェクト

探究プロジェクト「ダイハツの環境取り組みについて」

今年度、ダイハツ工業株式会社様の全面的なご協力のもと、本校との探究プロジェクトが実現しました。

4月から、本校担当者とダイハツ様の担当部署の皆様とで、何度も内容について議論を重ねてきました。結果、「環境への取り組み」をメインテーマとして実施しよう、ということに決まり、ダイハツ様のほうで、新造されたばかりの京都工場の見学を中心としたプランを作って頂きました。

そして迎えた、実施日当日。

京都工場から迎えに来て下さったバスに乗せて頂き、一路京都工場へ。

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午前中は座学が中心。ダイハツ工業株式会社の会社概要と、自動車の生産工程、そして自動車生産が環境に与える影響について講義をして頂きました。

講義を担当して下さった方の雰囲気がとても柔らかく、お話も面白かったので、最初は硬かった参加生徒の雰囲気もどんどん和らいでいきました。講義の合間やグループワークの時間には、ダイハツの多くの方が生徒とコミュニケーションを取って下さり、質問や議論をしやすい環境を作って頂きました。

前半の講義では、「ダイハツは、環境に関する50を超える法律を全て読み解きそれぞれに対応している」という部分に驚きを覚えた生徒が多かったようです。自動車生産、というと、「大気汚染」や「排水」といった部分が最初に思い浮かびますが、実は日本の環境法が定義する7つの公害の全てに当てはまる部分がある、ということでした。そのため、環境に関する法律の理解が欠かせないそうです。

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昼食を挟んで午後からは、自動車の生産工程の中でも特に環境への影響が大きい、「塗装」部分に特化した学びに入りました。

ここでは、中学校で学ぶ「化学」の知識が、塗装に不可欠な要素であること、塗装が環境に与える悪影響を軽減するため、日常生活でもなじみ深いものが使われていること、等を学びました。

 

そのあと、京都工場の見学をさせて頂きました。

「世界でも最先端」という環境への取り組みが随所になされた工場で、参加者たちは眼を輝かせて見入っていました。また、環境への工夫を体感できるブースにもご案内頂き、参加生徒は、実際に車に乗ったり、重い荷物を簡単に運ぶ「からくり」を体験したりと、普段できない経験をさせて頂きました。

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最後は、参加者全員が、今回のプロジェクトを受けて感じたことや質問を発表しました。お土産も頂いて、みんな笑顔でした。

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今回のプロジェクトのために、ダイハツ様では4つの部署が連携して動いて下さったそうです。参加生徒たちには、今回のテーマであった「環境への取り組み」や、ダイハツ様のポリシーである「SSC」への理解を深めることはもちろんですが、ダイハツ様の「人」との出会いからも、何かを感じてほしいと願っています。工場を去る時も、姿が見えなくなるまでずっと手を振って下さっていました。本当にありがとうございました。

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