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鳥取県校長総合研修

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10月6日(金)、鳥取県研修センターにおいて校長総合研修が開催され、〝特色ある学校経営~学校経営のビジョンとリーダーシップ~〟というテーマで講演しました。今、校長通信を書いていますが、帰り大雨のため列車の到着が遅れたため本日中に掲載することができないかも知れません。
鳥取県での講演は前回(平成17年)の教頭総合研修に続いて二回目になります。現在、鳥取県では『「ありがとう」素直に言える豊かな心』をスローガンに掲げ、心の教育を推進されており、今回の研修には約130名の高校・中学校・小学校の校長が参加されました。
最初に教育長から〝鳥取県教育の目指すもの〟というテーマでの話がありました。鳥取県の財政は非常に厳しいが、本年度当初予算の18.6%が教育費に当てられている。教員の配置率は全国2位であり、この中の大部分が人件費で占められている。教育の目指すものは〝社会で生きていく力〟を育てることであり、自分の人生を切り拓いていくための学力の養成が必要である。高校を卒業して就職した者のうち、3年後の離職率は51%であり、二人に一人が退職している。この実態から見ても社会の一員としての自覚が欠落し、我慢することができなくなっている。といった内容を紹介されました。そして、このような状況を改善していく鍵は家庭・地域を巻き込んだ教育にあり、そのためには教員の資質向上をはかることが何よりも大切であるということを話されました。
続く分科会において私は、社会のトレンドをしっかり押さえた上で、どのようにして新しい学校づくりを進めていくべきかという切り口で講演を行ないました。学校づくりのポイントは、「どのような学校にするのかというビジョン」「戦略の構築」「中期の視点に立った計画」「当該年度計画とスケジュール」「計画したことがどのように実施され、その反省として次なる手をどのように打っていくかというPDCA管理」です。約2時間にわたる講演でしたが、「3つの小学校を再編統合することになっているが、どのような点に留意したら良いか」「体力・気力共に衰えてくるベテラン教員をどのように活性化していけば良いか」「評価育成システムを学校づくりに生かしていくために校長として心がけていかなければならない点は何か」等の質問が出されました。
 鳥取県はこれといった私学がなく公教育が主体です。過疎化が進む中で教育の果たす役割は極めて大きなものがあります。IT化やグローバル化が進展する中で、県民が一丸となって活性化をはかる、言い換えると地球規模の視野に立って地方の良さを生かす《グローカル》な取り組みが求められているように感じました。