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〝成功と失敗〟4つのパターン

  世の中には成功と失敗が交錯していますが、この結果は必ずその人の努力の大小と一致しているわけではありません。必死になって努力したのに、成功することが出来なかった人もいれば、ほとんど努力しなかったのに成功を収める人もあります。
  しかし、平均の法則と言われるように、必ず人生には成功と失敗が繰り返されるものです。失敗し続ける人もいなければ、成功し続ける人もいません。
  昔から伝えられている諺(ことわざ)に“失敗は成功の母”があります。この言葉の意味は、失敗の教訓を生かして取り組めば成功に結びつくということです。しかし、現実的には失敗した人が次に必ず成功するとは限りません。失敗の反省をしっかりしなければ、同じような失敗をしてしまうことが多いのです。“失敗は失敗の母”でもあるのです。
  次に、成功にも失敗と同様に2つのパターンがあります。ともすると人間は成功した場合には、自分の実力であると錯覚してしまいます。しかし成功の要因というのは、運が良かったということもありますし、多くの人々の支援があったからということもあるのです。成功しても驕ることなく、自分はまだまだ未熟であるという思いで、更なる努力を続ければ次の成功に結びつきます。つまり、“成功は成功の母”ということになります。
  成功した時に最も気をつけなければならないのは、自分の実力を過大評価して、驕りの気持が生ずることです。そして、努力を怠ってしまうと次には大きな失敗をすることになります。まさに“成功は失敗の母”であり、このパターンは数え切れないくらい随所に見られます。
  たとえ成功しても、失敗しても、更に努力を重ね、支えてくれている多くの人に感謝する気持を忘れないことが何よりも大切であると思います。