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前向きに行動する

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  本学園の初代理事長である鳥井信治郎氏はチャレンジすることの大切さを常々「やってみなはれ。やらな わかりまへんで。」という言葉で語られていました。また、松下幸之助氏も「砂糖の甘さ 塩の辛さはなめてみないとわからない。いくら水泳の講義を聞き畳の上で練習を重ねたとしても やはり実際に水につかり 不覚の水も飲まないと泳ぎは身につかない。」と行動することの尊さを訴えておられました。このように、社会で活躍してきた人は例外なく失敗を恐れずに、常にチャレンジする気持ちで積極的な人生を歩んでこられたように思います。
  しかし、実社会において何か新しいことに取り組もうとすると、即座に「難しい」という答えが返ってくる場合が往々にしてあります。そして、「人がいない。お金がない。モノがない。時間がない。」というできない理由が次々と出てきます。このくり返しではいつまで経っても状況は変わりません。〝進歩なきものは退歩である〟という言葉がありますが、特に現代のように変化の激しい時代には新たなことに取り組んでいくという姿勢が不可欠です。
  昨今、同じ業界や分野を見ても、うまくいっているところとうまくいっていないところの差が大きくなってきています。つまり二極(分)化が進んできているのです。このような時代にはまずやってみる。もし出された案に賛同できないなら〝自分ならこうする〟という代替案を示し、前向きに行動していくことが必要です。
  将来、生徒達が実社会で活躍していくためにも、学校生活においてこのような姿勢を身につけさせていきたいと思っています。