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全校朝礼の開催~ハザードマップ

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  10月26日(水)、放送による全校朝礼において次のような話をしました。
〝今日は〝自分の身は自分で守る「危機管理」〟というテーマで、お話しします。皆さんはハザード(防災)マップというものを知っていますか。これは自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したもので、予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲および被害程度、さらには避難経路、避難場所などの情報が既存の地図上に図示されています。
  先日、私の住む京田辺市からハザード(防災)マップが送られてきました。地震と洪水の2種類ですが、震度6の地震が発生した場合の家屋の倒壊状況や木津川が氾濫した場合の浸水状況が色別に記されています。
  最近のニュースを見ていると、日本では東日本大震災やこれに伴う津波、先日の台風による豪雨等、想定外と言われる災害が発生しています。また、世界を見渡しても、スマトラ沖の大地震をはじめ、超巨大ハリケーンのカトリーナや今回のタイにおける大洪水、トルコでの大地震等、想像をはるかに超えた災害が次々と発生しています。このような災害を見ると、簡単に想定外という言葉では片づけられない状況になってきているように思います。想定外というのは、これまでの経験になかったということを前提にしているようですが、近年、地球の温暖化に伴い、ゲリラ豪雨や大型台風による水の災害が増えてきています。この際、恐らく大丈夫だろうという先入観を捨てて一から見直さなければならないと感じました。
  そこで、皆さんの居住地や通学区域がどうなっているのかを調べてみる必要があると考え『通学区域(すべてではないですが)の防災マップ・ハザードマップを取り寄せることにしました。このハザードマップを利用すれば、災害発生時には迅速・的確に避難を行なうことができます。また二次災害の発生予想箇所を避けることができるため、災害による被害を軽減することも可能です。
  このマップは、玄関の60ホールの前に閲覧できるよう置いていますので、是非災害時の避難場所等をマップで確認しておいて下さい。ここ数日、朝晩は冷え込んできましたので、体調を崩さないようにしましょう。〟

  私達の周りにはさまざまな危機が潜んでいます。「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、お互いに色々な面での危機管理を心がけていきたいものです。また、この一環として学校における防災教育についても今後検討していかなければならないと思っています。