八月が終わり九月へ
八月もいよいよ終わりです。記録的な猛暑に、短時間に降る集中豪雨など「異例ずくめ」の今夏でした。異常気象の異例は困ったものですが、例年を上回る成長や新境地を開く取り組みは大いに歓迎すべきものです。
今夏、例年以上に発展したものとして「サイエンスキャンプ」が挙げられます。協力していただける大学が増えただけに留まりません。この取り組みに期待する生徒の増加やその学びの内容などどれをとっても「例年を上回る」ものになっています。「研究者体験」も然りです。日本生物学オリンピックでは銅賞を受賞するところまできました。「本物の学び」の大きな前進であり、新たな峰を築いたことになります。
高校1・2年生の強化勉強会は、パワーアップゼミの発展形として、短期間に集中した外部講師や本校教員による講座でした。これも今年初めての試みでした。
部活動においても、中学女子テニス部が全国中学体育大会個人戦出場、ギターマンドリン部連続全国大会出場、高校剣道部、中学水泳部近畿大会出場などを始めとして運動部、文化部とも活躍が目立ったのも今夏の特徴でした。
あすから九月が始まり、週末は文化祭です。各クラスや学年、クラブも最後の追い込みに入っています。協力・共同によって一つのものを創り上げていくことになります。また、その過程で自分の役割や存在意義を確認し、クラスやクラブといった集団のまとまりが強められていきます。これらの点では例年以上の成果、「異例づくし」を期待したいところです。



夏休みもいよいよ終わりに近づきました。今年はとりわけ暑く、猛暑日が連日のように続く厳しさでした。1日で月間の雨量を超えるような豪雨で災害が起こっているようなところもあれば、ほとんど雨が降らないといったところもあったりしました。稲穂は頭を垂れかけ始めています。セミの鳴き声が止み、風の流れに敏感なトンボをよく見かけます。まだまだ暑さは厳しいようですが、季節は「秋」、二学期が始まります。
現在の高等学校のコース編成は3学年とも「一貫選抜」2クラス、「選抜特進」2クラス、「特進」3クラスの7クラス体制になっています。この3つのコースの体制を私たちは第二ステージと呼んでいます。来年度入試においてもこの体制にそった募集活動を進めています。今春卒業した生徒たちは第一ステージで、「選抜特進」1クラス、「特進2」2クラス、「特進1」3クラスの6クラスでした。ですから、「一貫選抜」コースは来年の3月に初めて卒業生を出すことになります。
文科省の学校基本調査(速報)が7日発表されました。それによりますと、今春4年制大学を卒業した学生の20%が安定した仕事に就いていないとの結果になっています。安定した仕事に就いていない者というのは、正規の職員等でない者、一時的な仕事に就いた者、就職も進学もしていない者をさしています。昨年より約2%少なくなっているとは言うものの大きな数字です。正規の職員等になった者(就職)が約63%で、昨年より約3%増加しています。進学者は13%となっています。
今年度のサイエンスキャンプ第二団が、きょう鳥取大学へ向けて出発しました。午前8時出発の予定でしたが、早く集合が完了したこともあり、7時40分に出発しました。参加者の意気込みを感じた次第です。