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「初天神」

 きょうは「初天神」。3月上旬並の気温という暖かさに土曜日とあって、「北野の天神さん(京都北野天満宮)」や「天満の天神さん(大阪天満宮)」は受験生本人や子や孫が受験生という方が合格祈願に参拝され、賑わったのではないでしょうか。
 高3生はセンター試験の中間発表をうけ、自己採点と照合していよいよ出願です。進路指導部と学年が中心となって多くの先生の英知を集め状況分析と方針を決めています。担任の先生と納得のいくまで話し合い、前期・中期・後期と3月末までの計画や方針をシッカリ立て二次対策に臨む必要があります。勿論、私大入試についても同様です。方針が決まれば完遂するのみです。時として、迷いや不安が頭をもたげてくることがあるかもしれません。そのような気持ちは、むしろ課題をやりきる原動力にしましょう。最後の追い込みの時期は、成功イメージをより鮮明にし、気持ちを高揚させることにより、一層力が発揮できます。最後は「思いの強い者が勝つ」といわれる所以です。合格祈願も自分の思いの強さを表明するところに共通点があると言えるかもしれません。ちなみに、「天神信仰」という本によると、入試合格祈願という個人的なお願いは神の使いである「お牛さん」に祈願する方が筋で、その方が効果があるらしいとのこと。
 ところで、「学問の神様」といわれる菅原道真、国家試験の最高峰「方略試(ほうりゃくし)」に合格はしたものの、評点は「中の上」だったという話。「学問の神様」でも試験は苦労した、と聞けば少しは気が楽になります。