« 「終わりは始まり」 | メイン | 「残心」 »

高校野球初戦突破


 スタンドに吹く風は爽やかさを感じさせるものの梅雨明けを思わせるような暑さの中、本校の全国高校野球兵庫県予選一回戦が姫路球場で行なわれました。多くの保護者や吹奏楽部員に混じりOB、教職員も応援に駆けつけました。
 相手チームにも言えることですが、期末考査直後の試合、コンディショニングが難しい一回戦となりました。野球やサッカー、テニス等どの競技においても初戦の戦い方は難しく独特の緊張感が漂います。トーナメント戦ではそこで負ければ後の試合はありません。リーグ戦といえども、初戦の結果がその後の戦い方に大きく影響を与えます。世界の強豪が集まるサッカーW杯では、初戦を勝利すると84%、初戦を敗退すると8.7%が予選リーグ突破の確立というデータがあるようです。
 一回表、相手チームを三者凡退に退け、その裏、四球で出たランナーを犠打、二塁打などにより4点を先制しました。初戦のしかも一回の攻防に明暗が出ました。ここにも初戦の怖さが出ているように感じました。その後、一進一退の攻防の後、8対4で迎えた9回表、簡単に2アウトを取った後、走者を出すも併殺打でゲームセットとなりました。相手チームの地元姫路での試合でしたが、応援の気迫でも負けていない試合でした。
 期末考査の試験勉強と試合に向けてのコンディショニングや練習など両チームとも大変だったと思います。気に入ったことはするが他はなおざりにするということではなく、いくつもの課題に全力を傾ける、高校時代に是非体験しておいて欲しいことです。先ずは初戦を突破。初戦で明らかになった課題を実践できる2回戦へと進めることになりました。