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英語科、大忙し

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残念ながらあいにくの天候で昨日(11月14日)のスーパームーンは見ることができませんでした。日本では沖縄や東日本の一部で、68年ぶりのスーパームーンが見られたようです。今夜は晴れそうなので昨夜とまではいきませんが大きな月が見られそうです。

昨日は食堂の一部に「English Zone」が誕生しました。早速昼休みには何人かの生徒が訪れ、ネイティブの英語の先生方と食事をしながら英会話の勉強をしていました。このゾーンでは日本語は使えません。英語環境の中で英語を学びます。スペースなど、まだまだ不十分な態勢ですが、状況を見ながら充実を図っていきます。

金・土曜日(11月11・12日)の2日間、中学2年生のグローバル研修が開催されました。10人に一人づつネイティブの先生が付き徹底的に指導します。中学2年生にとっては昨年に続いて2回目、研修のレベルも上がりました。チームごとにテーマを決めて話し合い、最後に代表者が発表します。この時は保護者にもお越しいただきました。研修会の開会式で私は生徒たちを激励しました「上達する秘訣は3つ。恥かしがらないこと、失敗を恐れないこと、会話に積極的に加わること」。英語は度胸です。私の経験では流暢な英語よりも、自信に満ちた内容を手振り身振り、全身を使って話す方が相手の信頼と友情を得やすいと思います。

明日は中学の英語暗唱大会があります。この催しも45回目という長い歴史があり、雲雀丘学園の英語教育の一環です。昨年は中学3年生が、ノーベル平和賞に輝いたマララさんの受賞での演説を暗唱しました。今回は、オバマ大統領が今年広島を訪問しましたが、その時の歴史的な演説の暗唱と聞いています。大変楽しみです。このところ英語科の行事や取り組みが続きます。先生方もご苦労さまです。

保護者アンケートの集計結果の続きです。前回、ほとんどの質問項目で前年と比べ肯定的意見(評価して頂いている意見)が上昇し、有難いことだと申し上げました。肯定的意見が高い順に3つ上げると、中学では「本校のホームページは、教育活動を知るために有効だ」「宿泊行事は成果を上げいい思い出になっている」「本校ではしっかりとした安全管理体制がとられている」でした。高校では「本校ではしっかりとした安全管理体制がとられている」「本校の施設・設備は充実している」「学校からの連絡や懇談会は適度に行われている」でした。

逆に肯定的意見が1番低い項目から3つ上げると、中学校では「本校では生徒の習熟度に応じた学習指導やフォローが十分に行われている」「子どもと教員は、質問や相談できる関係ができている」「創立の精神(孝道)が生徒・保護者に浸透している」、高校では「本校では生徒の習熟度・・・・」「創立の精神・・・・」「本校の部活動は充実している」でした。

いくつか私の考えを述べます。中高とも「習熟度別の学習指導やフォロー」に心配をされていることです。これはどのレベルのお子様をお持ちの保護者の方からもご指摘を受けています。本学園は幅広く、能力を持った生徒が存在します。これはいいことだと思います。異なる能力の生徒がいて、互いに存在を認め合う中で切磋琢磨して成長していきます。本学園の教育の基本方針は「一人ひとりに向き合う」です。もっともっと生徒にかかわり、ご家庭とコミニュケーションを高めることが大切です。生徒への指導方法が先生と保護者で共有でき、成長が確認できるようにしていきたいと思います。

「創立の精神が浸透していない」については私もまだまだと思います。親孝行の具体化を本格的に取り組んだのは今年でした。そして今年は大きな成果を得ました。中高1500人の保護者から生徒の「一品料理」に対し、心のこもった感想をいただきました。親孝行は「百行の元」、継続的に取り組みます。

本校のホームページについては大きな評価をいただきました。(高校も4番目の評価)。兵庫県でも本学園のレベルは高いものと自認しています。他校の追随を許すことなく今後さらにブラッシュアップに努めたいと思います。(2016.11.15)