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CLILがはじまった!          第26号

4月26日「校長通信第10号CLIL(クリル)型授業研修」で紹介した授業が行われました。
4月の研修の後、先生方が授業・教材の開発をされ、公開授業旬間に合わせて実施されました。2つの授業をCLIL授業設計シートから紹介いたします。
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1つは体育主任と中学2年生の英語科の先生が行いました。
 対象教科・単元  体育・球技(ベースボール型)
 学年・英語力   中学2年生・英語検定4級程度
 内容Content ソフトボール  言語Communication スポーツ用語、命令文
 思考Ccongnition 理解    協学Culture   グループ
始まりの体操や腕立て伏せのかけ声から英語で行われました。今日はスタートでしたので、まずベースの置く位置をみんなで考え、意見を出し合い、発表していきます。そこから野球とソフトボールの違いの理解を進めていきます。
キャッチボールでは、英語でのかけ声を教えてもらい、実践していきます。最初は声が小さかったですが、先生方の励ましと体を動かすことで声をも大きくなりました。次回以降は、グループでの分析と発表が行われるようです。

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もう1つは、高校2年の地理担当の社会科主任とスワン先生が行いました。
 対象教科・単元  地理・水上交通
 学年・英語力   高校2年一貫コース・英語検定準2級
 Content  船の種類と用途 Types of ships
 Communication 様々な船の名前 Names of ships
 Ccongnition 貨物船の種類を知り構造を理解する
 Culture   グループで話し合い考えを伝え、まとめる。説明し合う
社会科の先生も日本語なしAll Englishで行われました。授業後「むちゃくちゃな英語で」と謙遜されていましたが、体育や地歴の先生が英語で指示されることは、生徒たちが英語で発表する勇気・手本になっており、すばらしいと思いました。
まず、アニメキャラクターの分類がBrain Stormingとして行われました。船の種類の分類をグループで納得解を見つけていきます。討論すべてが英語ではできませんが、発表は英語でしっかりと行われました。スワン先生から貨物船の構造の説明がされました。生徒の皆さんは一生懸命説明を聞き、話し合いながらワークシートに取り組んでいました。

初めての取り組みで反省点はあろうかと思いますが、先生方が工夫され授業づくりが行われていること(ご苦労があったと思います)、たくさんの先生が見学され意見交換がなされていること、なによりも生徒たちが楽しそうに授業に主体的に参加していること(先生たちも)すばらしかったです。先生方の挑戦に敬意を表するともに、たくさんの収穫があった取り組みでした。これからの授業作りに期待したいと思います。他教科でも計画されています。また、紹介したいと思います。