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2012年04月28日

現役京大生の講話

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 一昨年、京都大学に入学した53期卒業生が、後輩たちへ勉強の仕方について講話してくれました。
 先日のブログでも紹介しましたが、自分がやってきたことを、是非、後輩たちにも紹介して活用してほしいと、わざわざ申し出てくれて今日の日となりました。
 「戦略的受験勉強法~努力が報われるように努力する~」と題してのお話は、高校生のとき、心理学の本やインターネットなど数多くの勉強法に関わる資料を調べた中から、自分に活用できそうなものを選び、理論的に組み立てられた勉強方法でした。
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 中学生も含めて、40名近い生徒が参加しました。エビングハウスの忘却曲線から復習するタイミングを計画的にする「スペースドリハーサル」や、それに合わせて、復習して「不安なく出来た問題」と「解けても不安の残る問題」と「できなかったもの」を印で区別し、不安なく出来た問題はもうやらずに次の問題をし、復習の効率化を図るようにする、初めに過去問などを見て、到達すべき高さを明確にし、繰り返し復習することでそこに到達させるなどなど、あの手この手と色々な方法を教えてくれました。まだまだ、しゃべり足らないことがあったようで、是非、第2回も開催できればと思います。
 教員である私達も、ただ闇雲に復習しなさいというだけで、細やかな復習方法までなかなか話すことがなかったように思います。受験勉強を乗り越えてきた先輩からの言葉であるからこそ、心に響くところが深かったり、自分自身のことに置き換えやすく、モチベーションが高く持てて、がんばれるのだと思いました。講話が終わった後も、個人的に話を聴きたいと多くの生徒が残り、遅くまで話をしていました。
 今日、話を聴いたみんなが今回の勉強方法を参考に実践し、また志望校に合格して本校に戻ってきて、次の後輩たちに話をしてくれればよいなあと思います。こうした先輩から後輩へと繋がれていく絆が育っていくことを静かに祈っています。

2012年04月27日

京都大学現役合格生の講演会

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明日本校卒業生で京都大学に現役で合格したS君が後輩へ勉強の仕方の秘訣を講演します。
S君と同じ学年の香川大学医学部医学科に現役合格したTさんが後輩へ指導してくれたことをブログで知り、彼も「後輩のために役に立ちたい」と名乗りを上げてくれました。
彼は、塾に行かずに京都大学に現役合格しており、勉強の仕方を後輩へ指導してくれます
「実践的受験勉強戦略~努力が報われるように努力する~」という内容でエビングハウスの忘却曲線 Ebbinghaus Forgetting Curveを使っての復習のタイミング&効率化を説明したり、復習の理論 Theory of Rehearsal・効率化戦略Efficiency Strategy・記憶の理論など様々な観点から分析しながら理論的に勉強の方法を教えてくれます。
興味のある方は、ぜひ明日参加してください。

2012年04月26日

スタディサポート-高校1年生-

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高校1年生が今週ベネッセの「スタディーサポート」を受けました。
これは現在の自分の学力の状態や学習習慣をチェックするテストで、「希望する進路をかなえるために、今、取り組むべきこと」がわかります。
また自分の成績に応じた学習方法や進路について調べるためのヒントを知ることができます。
内容は、学力と 学習習慣の両方をチェックします。
学力リサーチ
・国語・数学・英語(すべてマーク式)
・現在までの学習内容がどれくらい身についているかを測ります。
・大切な基礎事項がたくさん問われます
学習状況リサーチ
毎日の自宅学習や授業への取り組みなどについてのアンケートです(マーク式)。

第1回(4月)
「本当の『高校生』になるには?」がわかります。

第2回(9月)
「入学後、『高校生』に変われたか?」をチェックします。
http://manabi.benesse.ne.jp/assess2011/ss/what/index.html ベネッセ「スタディサポート」より抜粋

 中学校時の基礎学力がついているか、高等学校に進学し大丈夫なだけの学力がついているのか、中学から本校に進学した実力と受験を経験して入学してきた高入生と比べて実力がどのくらいであるかも確認してほしいと思います。
前のブログに掲載させてもらったように中学校の学習が定着していないと高等学校の内容を学んでも、砂上の城のようになってしまいます。
 入学したばかりですが、進路実現に向けてそろそろエンジンをかけていきましょう。


2012年04月24日

最先端実験科学教室(3)

今日、研究所へいって一番印象に残ったことは、共焦点蛍光レーザー顕微鏡です。オワンクラゲの蛍光タンパク質を目的タンパク質に融合させて発現させることによって目的タンパク質だけが発光し、その部分だけをみることができることに感動しました。また、1つの細胞だけをピックアップし、観察できることにも驚きました。また、今まで見ていた顕微鏡はすべて手動だったのに対して共焦点蛍光レーザー顕微鏡はすべてコンピューター操作になっており、パソコンで画像がみられるようになっていることにも驚きました。膜タンパク質とオワンクラゲの蛍光タンパク質を共発現させることにより細胞全体がボヤッと光るのではなく、膜がくっきりと発光して、こんなにくっきりと膜をみることができるということを初めて知りました。CTがあんなにはっきりと体を切ることなく体内を見ることができる原理は、共焦点蛍光レーザー顕微鏡と同じ原理で身近にあることにも驚きました。共焦点蛍光レーザー顕微鏡で見られる画像を重ね合わせたり、3Dに見ることができることにもとても関心を覚えました。また、断面図を再構築することによって表面をしっかりと見ることができることにとても驚きました。
切片作りは、1つ1つがとても薄く少し気を抜くと破れてしまうため、とても神経を使いました。1つ作るだけでもとても疲れたのに、研究者の方は見たいものがあるたびに作っていかなくてはならないと思うととても大変な作業だと思いました。
PCRでは、マイクロピペットを使い、とても少ない量のDNAをとる作業があり、しっかりと取れているのかがよくわからなくて不安になったりもしましたが、研究者の方が隣について教えてくれたので、安心してすることができました。また電気泳動では寒天にマイクロピペットを刺してしまいそうになって手がとても震えてしまいました。でも、突き刺すことなく溝にDNAなどを入れることができてよかったです。電気泳動で写真をもらえたのはとても嬉しかったですが、電気泳動の写真の見方がよくわからなくて困りました。なので、また先生方に聞きたいと思っています。
研究所では、ホヤの研究かた遺伝子の組み換えなど、さまざまな研究をしていて、ただ通り過ぎただけのところもとても興味が涌きました。遠心分離機や細胞を生きたまま保存できる機械など、どのような研究で使うのか、とても気になりました。ホヤは触ってみて、柔らかすぎず堅すぎず何とも言えない感触でした。でも、ホヤが私たちの体を作り上げているのかと思うとホヤにもとても興味が涌いてホヤについてもっと知りたいと思うことができました。また何かの機会があればホヤについてもっと知りたいです。
私は研究所に行く前にも、生物科学や生命科学にとても興味があり、漠然と大学に行ったら研究をしたいと思っていました。でも、今日、実際に研究所へ行って、本当の研究者の方と精密な機械を使って研究というものを肌で感じることによって、もっと強く研究したいと思えるようになりました。研究所の方との会話や説明から、分かってほしいという想いがとても伝わってきて、まだ習っていない、全く分からないはずところでもなんとか理解することができました。
大学入試まで、あと2年弱ですが、きっと苦しくなったり、辛いときが何度かくると思います。そんなときに今日のことを思い出して勉強の励みにしていきたいと思います。そして、いつの日か、何かの研究に携わることができ、また会う機会があればと思います。本当に今日の一日はとても貴重で、きっと一生忘れることのできない日になったと思います。貴重な体験をありがとうございました。

2012年04月23日

最先端実験科学教室(2)

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(高校2年 女子)
今回の最先端実験科学教室に参加したことで、私は実際に研究者の方々が働いている姿を見る事ができて本当に良かったです。私は、将来、研究者になりたいと思っているのですが、この教室に参加して、研究者の楽しさ、大変さなどたくさんのことを知ってより将来の夢への想いが強くなりました。
普段、写真でしか見たことがなかった装置を実際に見て、さらに使うことができて良かったです。一番楽しかった実験は、PCR、電気泳動です。電気泳動で遺伝子が移動した写真を見て驚きました。この体験は本当に貴重なもので、自分の先の人生の中で大きな財産になっていくに違いないと思いました。

(高校2年生 女子)
今回、「最先端実験科学教室」に参加して、改めて研究者を目指したいと強く思いました。研究員の方々が御自分の研究の過程・成果について本当に楽しそうにお話しされているのを聞いて、何かを見つけ、創るというのはやっぱり楽しいことなんだと感じました。
この実験教室で印象に残ったのはGFPの発光とホヤです。私は、勝手にGFPなどの発光蛋白質は自然と光っているものなのだと思っていたので、特定の光を当てるから発光していると知って驚きました。新聞などの写真で見るより、ずっと色鮮やかに光っていて、ただただ「綺麗」と感じるだけでした。ホヤは今回初めて聞いた生物で、初めて触りました。プニプニしていて、将来、ペットに欲しいと思いました。
学校では物理を選択しているので、生物分野を扱うのはほぼ1年ぶりでした。分からないこともあったのですが、研究員の方の丁寧な解説のおかげで、何とか理解できました。研究職をめざしているので、実際に研究者としてご活躍されている方々といっしょに実験などをさせて頂けて、本当に貴重な体験となりました。将来、研究職に就けるよう努力していきたいと思います。


2012年04月20日

最先端実験科学教室(1)

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(高校1年 女子)
 私はこのサントリー最先端科学実験教室に参加して、“理科”って素晴らしいと思いました。特に私が興味を持ったのは「電気泳動」です。以前からミステリーや刑事ドラマを観ていて、DNA鑑定はどうしてできるのだろうかと不思議に思っていました。今回その実験を実際にやってみて、やっぱり面白いなあと思いました。
 PCRという言葉が分からなかったので、高2の先輩や先生方に何度も教えてもらいました。少ないDNAやRNAのコピーをたくさん作れることや温度によって離れたり、伸びたりすることに驚きました。PCR溶液を寒天ゲルに移す作業では私だけが漏れてしまって心配になりましたが、最終的にうまくいってよかったです。他にもホヤの卵巣の組織切片つくりや共焦点蛍光レーザー顕微鏡での観察など、学校の実験ではできないことをたくさん体験し、学ぶことができて、自分のやりたいことが少し見つけられた気がします。佐竹先生の話を聞いて、失敗を恐れず楽しんで学んでいこうと思いました。
 短い時間でしたが、とても貴重な経験ができました。今まで以上に“理科”に興味ができ、楽しいなあと感じました。自分の心も成長できました。サントリーの研究員の皆様、先生方、本当にありがとうございました。

2012年04月18日

PU・BU講座開講

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 本年度の、パワーアップゼミ、ブラッシュアップゼミが昨日から始まりました。昨日の1年生のブラッシュアップゼミ英語では社会科教室がほぼ満席になるほどの盛況ぶりでした。平素の授業の補完として、教えられたことをしっかり予習・復習して自分のものとするよう願っています。

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2012年04月16日

夏期講習 -家庭科住居模型実習-

P4130627.jpg今年は、高校2年生・3年生を対象に家庭科で夏期講習を開講します。希望者を募り、授業で行った住居の内容をより深めていきます。授業では、紙の上で図面を描くことで終了してしまいますが、夏期講習では図面から模型を製作いたします。若手建築家(一級建築士)の方をお招きして講習していただくので、より専門的・創造性豊かに作成することが可能です。自分で描いた図面を3次元に変化する面白さを体験し、建築のために必要な数学・物理の勉強の必要性なども実感してもらいます。この授業を学ぶことにより勉強の必要性・楽しさを知り、「志」をより確かなものにしていきます。
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2012年04月13日

高校1年生オリエンテーション合宿(3)

4月11日・12日にお伝えしました高校1年生オリエンテーション合宿について、本日は進路講演を聞いていた新高校1年生(57期生)の様子をお伝えします。
朝早くに集合しバスにゆられて1時間半、兵庫県たつの市にある「志んぐ荘」というところでオリエンテーション合宿がスタートしました。影浦校長先生による全体講演や面談資料の作成、古文の授業まで・・・分刻みで進むスケジュールの中、午後3時頃に進路指導部長による進路講演のはじまりはじまり。2つの教室に136名と166名にわかれての講演でありました。人数も多くちょうどご飯を食べて眠たくなる時間帯。しかし、さすが心機一転してスタートしようとする新入生。進路指導部ならではのデータが揃ったスライドを熱心に見て講演を聞いてくれました。
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先日お伝えしましたように、このオリエンテーション合宿では、「志」の初めの目覚めに重きをおいています。自分の「志」を考え発見し、それに向かって努力をする。大学入試は夢を叶えるための第1関門です。進路講演では“自分の「志」を考えるときには、幅広い視野をもとう”ということを、医学や薬学における研究分野の例を用いて新入生たちに伝えました。
では幅広い視野をもって自分の「志」を考えるにはどうすればよいのでしょうか。興味をもった分野について調べることも大切ですが、友達とお互いの「志」について話をして、友達がもつ物事のとらえ方を聞くことも大切です。このオリエンテーション合宿では、様々なオリエンテーションや1泊2日の集団生活を通じて“良好な人間関係を築く”ということも目的としていました。出発時に緊張していた新入生たちも、1日目の終わりに行ったオリエンテーションⅣ(係り・委員決めと自己紹介など)では緊張がほぐれ、お互いに自然と話し合ってやるべき課題をこなしていました。
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新入生の皆さん!この合宿をきっかけに良い人間関係をたくさん気づき、お互いの“もののとらえ方”に影響を受け合い、自分自身の視野・考え方を大きく広げて、「志」についてじっくり考えて下さい。高校時代は自らの手で人生を切り開いていく第一歩。進路指導部は皆さんの第一歩を全力でサポートします。皆さんの高校生活が将来いつ振り返っても楽しく・面白く・充実したものになりますように・・・。

2012年04月12日

高校1年生オリエンテーション合宿(2)

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 右のグラフに示したように、本校の国公立大学の進学実績は、記録的な伸びを達成しております。
数だけではなく、国公立医学部・超難関国公立の数も増えました。
 また、今年度卒業した54期生は現役の数だけで、昨年の現浪合わせた数を上回るという快挙を成し遂げています。
主な大学を10あげると、、京都大学3名(浪人1名)、大阪大学8名(浪人2名)、神戸大学2名、北海道大学1名、東北大学1名、島根大学・医学科1名、大阪府立大学7名、大阪市立大学2名、大阪教育大学4名、兵庫県立大学9名、滋賀大学4名、鳥取大学2名、愛媛大学2名、鹿児島大学2名、下関市立大学2名等です。
 卒業生282名ですから、現役での国公立合格者の割合は、21.6%です、本校の国公立大学合格者の内現役占有率はなんと、91%です。
この大躍進は、学年主任を中心にしてよくまとまった教師集団と、素直で謙虚な生徒達との努力の結果です。
 さらなる記録を塗り替える新入生のために進路指導部は全力でサポートしていきます。


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今年、現役で国公立大学に合格したKさんは、高校に入りたての模試では選抜特進で下から数えた方が早い成績でした。まさに今の新入生の皆さんと同じ立場です。飛びぬけて成績が良かったわけではないKさんが、センター試験も8割と少しであったにもかかわらず、国公立大学の医学部に合格できた一番の理由に最後まであきらめない気持ちを持つことほど、大切なものはないということを皆さんへ伝えています。
 推薦入試に対して本格的に準備を始めたのは、10月下旬と遅かったですが、自己推薦文や小論文を進路部長が何度も添削したおかげで自分の文を書くときの癖に気づき、他の先生方にも丁寧に添削してもらえたことで、確実に対策を練ることができました。面接練習も本番と同じぐらいの緊張感のある面接を学校で何度も行ったおかげで、本番も落ち着いて取り組めております。推薦入試対策と勉強との両立は想像以上にハードだったようです。しかし、この生徒のように入試対策を決しておろそかにせずに努力すれば、「合格へとつながる」・「夢は必ず叶う」ことを新入生に伝えました。

2012年04月11日

高校1年オリエンテーション合宿(1)

 高校1年生がオリエンテーション合宿に出発しました。
本校は「社会で活躍するリーダの育成」を図っているため、早い段階から将来を見据えた進路指導を行っています。大学進学がゴールではなく、「志」をもって社会に貢献する人間になることに重点をおき、その「志」を実現する道のりの途中に大学進学があるのだと考えています。ですから、ひとりひとりが自分自身と向き合い、自分の将来像を具体的に描くことが大切になります。「夢」を明確にし、それを実現させるために、やるべきことを今から取り組ませるよう後押ししていきたいと思っています。
 このオリエンテーション合宿では、「志」の初めの目覚めに大きなウェイトを置いています。そのことを伝えるために、進路指導部長が合宿に参加して新入生に熱心に話をしました。
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本校独自の進路サポート
 就きたい職業、もしくは適性な職業を見つけるように本校独自の進路サポートがあります。夢ナビプログラムでは、自分の興味や関心のあることのキーワードから、それを学べる学部や大学を見つけ、また、実際にその講義を受講してみるプログラムを行っています。それを踏まえ、夏休み前に全国の国公立大学の授業を受けられる夢ナビライブに参加します。また、主に西日本の国公立大学・有名私立大学の医学・法学・文学・工学・家政学・情報学・芸術学・教育学などの様々な分野の先生方に来校して講義をしていただく、One Day Collegeという企画を本校の教員の手作りで行っています。こうした取り組みをきっかけに、自分の興味ある分野を具体的にし、高い意識を持って進路を考えることができています。

 本校の教員たちは、生徒自身に夢を持たせ、実現するように最大限の努力をしています。
明日のブログでこの合宿で話した夢を実現した生徒たちの話を紹介させていただきます。

2012年04月10日

合格体験記(6)-兵庫県立大学環境人間学部環境人間学科-

 私は、「資格・小論文・面接」の3つで採点する入試で大学を受験しました。これから、それぞれについて思った事を述べます。
 まず、「資格」です。私の大学では、英検や数検が点数の対象とされました。資格を持っているだけで、試験前に他の人と差をつけられます。実際、私は資格で10点程もらえました。何回受けてでも取る価値はあると思うので、少しでも上の級を目指してみてください。資格を持っていて損をすることはありません 。
 次に「小論文」です。小論文は練習していないと書けません。大学の過去問題で練習し、先生の指導を受けてください。先生はなるべく同じ人の方がいいと思います。練習には書くこと自体の練習と、時間内に書き終える練習が必要です。一般入試の勉強もあって忙しいと思いますが、小論文の練習も頑張って下さい。
 最後に「面接」です。面接は志望理由書を基に行われるので、志望理由書を手伝ってくれた人に自分の言いたいことが十分に伝わるか聞いてもらいました。これは、複数の人から指導を受けた方がいいと思います。大切なのは、短い時間の中で自分の思いをどれだけ伝えられるかです。言いたいことを頭の中で整理し、 しっかりと面接官に伝えてください。
 推薦入試は、一般入試の勉強との両立が必要なので大変だと思います。しかし、推薦入試を受けることによって自分と向き合い、将来を真剣に考えることができます。私は、結果に関係なく推薦入試を受けて良かったと思っています。皆さんも一般入試に絞るのではなく推薦入試も視野に入れてみてください。

2012年04月08日

入学式

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本日、57期生・60期生の入学式が行われました。
春とは思えぬ寒さが続き、昨日までソメイヨシノの桜はほとんどつぼみのままでした。
しかし、新入生を歓迎するかのように寒い気候の中きれいに咲き誇ってくれました。
この桜のようにたくさんのつぼみが、どのような状況下におかれてもこの学園で美しく咲くようにサポートさせていただきたます。

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2012年04月07日

合格体験記(5)-神戸市看護大学看護学部看護学科-

私が本格的に受験勉強を始めたのは高校3年生の夏、神戸市看護大の公募推薦入試を受けられることが決まってからです。受験科目は英文を含む小論文と面接だったため、苦手だった英語から勉強を始めました。受験勉強は本当に想像していたよりも辛かったです。 
私は通っていた予備校に合わず最後は学校で配られた即戦ゼミなどで勉強していました。放課後、先生に質問をしたり、授業をしっかり聞くことを心がけるだけでも頭に残る量が全然違います。また、クラスの雰囲気も結構重要でみんなが勉強していたら自然に自分も頑張らないと!!という気になります。私は第一志望校の試験中、全然わからなくてこのまま白紙で出してしまおうかと思いました。ですがそこで頭をよぎったのは、放課後でも質問を受けてくださった教科の先生、親身になってくれた担任の先生、応援してくれる友達、家族の顔、そして何より今まで努力してきた自分の姿でした。「わからなくても書こう!!諦めたくない!!」と思えました。
面接では、前もって学校で厳しい面接指導を受けていたため、緊張もあまりせずのびのびと受けることができました。全く小論がうまくいかなかった私ですが、第一志望校に無事合格できました。それは最後まで絶対に諦めなかったことと、前もって学校で面接指導をしてもらっていたからだと思います。また、「自分がわからない・難しい」と感じる問題は、それを受けている人も同じように思っているのです。そこで怯まないで自分のしてきたことを思い出し頑張ってください。
私がこの受験生生活で学んだことは、「努力は必ず報われる」ということです。どんなに辛くても、それが絶対に未来の自分を作る糧になります。諦めず自分を信じて夢を叶えてください。応援しています。

2012年04月06日

合格体験記(4)-大阪府立大学地域保健学域教育福祉学類-

私は公募推薦という形で合格しましたが、実は考え始めたのは高3の秋でした。元々行きたい学部は教育系と決まっており、“自分により有利な受験方法はないのか”と視野を広げて調べた事がきっかけでした。 
 公募推薦は一定以上の評点があれば誰でも受験できます。しかし、面接と小論文が必須であるため、自分が大学で学びたいと思っていることや自分の意志を固め、伝える力が要求されます。また一般入試との両立も大変になります。公募推薦を受けると決めてから一段と忙しくなり、センター試験の点は伸び悩みましたが、大学で学びたいことを先取りして本やネットで調べて対策することは新鮮であり、センター試験の勉強をするより楽しかったです。時間の使い方も見直すようになりました。私の場合は昼休みや放課後などの空き時間を使って先生の所に通い、志望理由書や小論文対策の添削をしていただくようにしていました。
 私は1つの教科に時間をかけ過ぎたりと時間の使い方が下手でしたが、「学習計画ノート」を一冊作ってみる事をオススメします。部活を引退した6月から毎週1ページ、1週間の課題や合計時間、反省を書いていました。“今週はこれを克服する”と決めれば、モチベーションもアップしますよ。 
 公募推薦は募集枠が少なかったりと多少のリスクはあるかもしれませんが、時間を有効に使い、頼れる先生方の指導についていけば可能性がぐんと広がります。私が合格できたのも先生方が常に真剣に向き合ってくれたからだと感謝しています。皆さんも学校を大いに利用して下さい。
 自分の武器を最大限に使って、“今やらなくていつやるのか”という思いで受験を乗り切って下さいね!

2012年04月05日

合格体験記(3)-大阪府立大学地域保健学域看護学類-

私は高校1年の頃からどうしても行きたい大学がありました。しかし、数学や化学がとても苦手で思うように点数が伸びず、一般入試での受験は難しいとわかりました。本格的に受験を考えるようになった高校2年の終わりごろ、小論文と面接で受験が出来る推薦入試を知りました。しかし、推薦入試は非常に難しく、リスクが高いものだということも知りました。なぜなら、センター試験、一般入試の勉強と平行して、小論文や面接の勉強をしなければいけないからです。このように推薦入試は難しいと分かって悩みましたが、第一志望の大学に絶対行きたかったので、センター試験、一般入試の勉強と並行して、推薦入試のための勉強も始めました。
 私が受験勉強を本格的に始めたのは、高校3年の5月頃からでした。私は部活をしていたので、引退という区切りが付くまでなかなか受験モードに切り替えるのが難しかったです。私は、塾や予備校に通っていなかったので、受験に対する勉強の方法やどんな参考書がいいかなどが分からず悩みました。しかし、学校の教材を中心に、基礎を固めるための問題をできるだけたくさん解き、知識を増やすことから始めました。そして、この勉強を夏休み前まで続けました。
 夏休みに入ってからは小論文の対策も始めました。まずは受験する大学の過去問題を自分で解いて、それを先生に添削していただくことから始めました。これを3年分したあとは、自分で探した他大学の小論文を解いたりしました。何度も何度も「ダメだし」をされて、ペンで真っ赤に改善点の書かれた原稿用紙を見て悔しくて「もっといい文章を書くんだ!」と思いました。最後はほとんど意地だけで続けていたと思います。沢山書けば書くほど自信がつき、受験本番では今までで一番良い文章が書けたと思います。
 私は10月から推薦入試本番までの1ヶ月ほど、センター入試の準備と推薦入試の準備との両立が出来ずに悩んでいました。その時に一番支えてくださったのは、雲雀丘学園の先生方でした。頑張るのは大事です。しかし、頑張りすぎて、から回りするのは間違いだということを実感しました。
 最後に、私が第一志望の学校に合格した一番の要因は、「諦めなかった」ことでしょう。皆さんの中にも行きたい大学があるけれど、点数がたりないと思って志望校を変えようと悩んでいる人がいるかもしれません。そのときには、一般入試だけではなく違う目線で推薦入試という選択肢も考えてほしいと思います。みなさんも後悔をしないように、めんどうくさがらずに広い視野でいろいろな可能性を探してください。自分に甘くならずに最後まで自分の可能性を信じてください。応援しています。

2012年04月04日

合格体験記(2)-神戸大学経営学部経営学科-

 私は学校での勉強を一番大事にしました。塾に通っている人は多いと思いますが、私は自分のペースで焦らずに勉強したいと考えたことと、学校の先生方の授業や講習で十分だと考えたので、塾には行かないことにしました。その分自分で考えて計画を立てなければなりませんが、時間に余裕を持つことができたので自分に合っていたと思います。
 学校での勉強で大事なことは、当たり前のことですが、まず授業の予習や復習です。とはいっても私は先生の指示があったところだけを最低限必ず取り組むということしかしていません。しかし、これをきちんとするかしないかで差がつくことだと思います。そして次に、朝の小テスト、漢字や英語の大テスト、定期考査です。周りでもこれらのテストをないがしろにしてしまうという人はたくさんいましたが、私は勉強する良い機会だと考えてまじめに取り組みました。このような、日々の積み重ねは無理なく、しかし確実に自分の力になったと思っています。
 塾でも学校でも、どこで勉強するにしても、その授業の一つ一つを大事にしなければ結局何も身に付きません。自分自身で決めたやり方で一生懸命頑張ってください。

2012年04月03日

最先端実験科学教室 その3

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2012年04月02日

最先端実験科学教室 その2

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 「最先端で本物の研究に直接生徒たちが触れ、自分たちの進路を考える大きな原動力となってほしい」と願って、サントリー生命科学財団 生物有機科学研究所のみなさんのご協力を得て、この科学教室が企画されました。1年生2年生全体に呼びかけ、医学、生物学、農学などに興味を持っている男女生徒30名が応募してくれました。
 校内では行うことのできないPCR法や電気泳動、組織切片プレパラートの作成などの実習や普段、触れることのできない最先端の顕微鏡などを使わせていただきながら、現在、研究所で実際に研究されているホヤをテーマとした一連の実験実習をさせていただきました。
 参加した全員が真剣に且つ興味津々に目を輝かせている姿や、ホヤを触りながら、「かわいい」とニコニコ顔の女子生徒を見ながら、「学校内だけでは得られないものがここにはあるなぁ」と感慨無量でした。
(その3に続く)

2012年04月01日

さらなる飛躍へ

 新年度がスタートいたしました。本校では、昨日のブログでも報告させていただいたように年々国公立の進学実績を伸ばしております。この結果に満足することなく、さらなる飛躍を遂げたいと思っております。今年の高校3年生は、5年前に高校改革を行った選抜特進・特進Ⅱ・特進Ⅰのコース制の最後の学年です。この改革は、幅広い学力層の生徒たちに、3つのコースに分けきめ細かく対応することにより、今まで「進学では物足りない」とされてきた本校の評価を大きくかえる成果を上げてきました。最後を締めくくる3年生(55期生)は、次の学年つまり中学改革を行った初めての学年へと素晴らしいバトンタッチを行えるよう頑張っています。3月末の勉強合宿では、学年を超えお互いに高めあい、教えあい、また努力する姿を先輩として見せてくれました。
高校改革の素晴らしい締めくくりとなるよう進路指導部一同さらなるサポート体制を強化していく所存であります。ともに頑張りましょう。