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2012年08月31日

one day college(大学職員の出張講座)-近畿大学-

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農学部 水産学科
魚類学入門
魚類は私たちを含む脊椎動物のうち最も起源の古いグループで,脊椎動物の種多様性の半数以上を占め,世界のほぼすべての水域で繁栄を誇っています.日本周辺は魚類の種類の多さでは世界でも指折りの水域であり,私たちは魚類との関わりなしでは生きていけないほど,古来より魚類に強く依存して暮らしてきました.多様な水域環境に適応し,その場の生物たちと様々な関係を保ちながら生き続ける魚類の分類や生態,進化について,自身の研究を交えながらお話します.

(感想文)
・脊髄動物の約半分が魚というのに驚きました。私たち人間はちっぽけな存在なんだなあと思いました。また、魚の学名はそこで発見された場所の名前や見つけた人の名前などちゃんとした意味があって、人間の名前のようにちゃんと考えてもらえているんだと感じました。先生の研究内容では、PCR法など少し難しい内容がありましたが、魚は子孫を残すために体の色や形を変化させることを学ぶことができました。(高1女子)

・川魚より海魚の方がかなり多いと思っていたが、大差はないのだと驚いた。世界最小の魚と聞いて、きっとメダカ程の大きさだろうと思ったので、指の上に乗せてもほとんど見えないくらいの大きさだった。魚は、種がとても多く、脊髄動物で一番多種なのに、今後もまだまだ新種が発見されるだろうと聞いて、今も発見されているのかなと思った。シーラカンスが2種いると聞いて、今度見比べてみたいと思った。(高2女子)

・世界には28000種の魚類がいて、今もまだ名前のついていないものが数多く居る。日本周辺は3900種もの魚類がいて、地中海の700種、北米西部の800種に比べると種類が豊富である。日本はこの世界有数の海域をもっと大切に扱うべきだと感じた。(高2男子)

・初め魚類学とはどういうことかわからなかったけど、今回聞いてみて実際にどういう学科でどのようなことを学ぶのかわかりました。塩基配列など化学的な部分もあり、驚きました。魚類の生態などにはとても興味があるので、おもしろかったです。(高2女子)

・講習の中で知っている魚の名前を挙げる時間があったが、20種ぐらいしか思い出せなかった。世界には28000種も魚類が存在し、その中には笑いたくなるような変わった名前の魚(サブロウ・シロウ)もいて、魚類学の深さを知った。後半はハプロタイプネットワーク樹の作製の仕方を教えてもらい、同種・別種の遺伝的差異の見つけ方を理解できた。将来生物に携わる人になりたいので、とても有意義な時間になった。(高3男子)

・魚類学というと得体の知れないもののような印象だったが、生物学の一種だと思った。分類法などを知ったが、これは恐らく魚類のみならず生物全般に適用されることなのだろうと思う。またDNAや遺伝など、現在学校の生物の授業で学んでいる内容が、実地においてどのように利用されているのかを知り、高校の勉強とのつながりを強く感じた。(高3男子)

2012年08月30日

one day college(大学職員の出張講座)-神戸薬科大学-

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薬学部 病態生化学科

自分で知る自分の健康
血液や尿中の生体成分の濃度を調べると、生体が正常に機能しているかが分かります。例えば、血液中のグルコース(ブドウ糖)が異常に高い時は、糖代謝機能に異常が見られる時です。生体成分濃度を測定するためには、測定試薬や機器が必要になります。講義では、皆さんの五感(臭覚、視覚、触覚、味覚、聴覚)を生体成分を測定する機器として利用できる例を紹介します。五感を働かせると、自分の身体の異常や身の回りの人の身体の異常に気づくことが出来ます。糖尿病、肝障害、腎障害、胃・十二指腸潰瘍などの疾患の発症をいち早く自分で知ることが出来る方法と理由を解説します。

(感想文)
・いろいろと話を聞いて早く大学で勉強したいと思いました。私が中学から行きたいとずっと思っていた神戸薬科大学に、もっと勉強して現役で入りたいです。化学や生物をこれからも理解していき、大学受験につながるようにしたいです。来年、再来年も、神戸薬科大学の方が来ていただけるならば、また話を聞きたいと思います。今回、話を聞けて楽しかったです。「神戸薬科大学」に入りたいです。(高1女子)

・病気の症状に対する正確な知識と正常時の自分の状態の把握がきっちりとされていれば、病気であることが分かる。早期発見がされれば、完治が期待しやすい。元々知っていたこともいくつかありましたが、生物系の内容も多く耳慣れない言葉が多発しました。思っていたよりも薬そのものの話は少なかったのですが、楽しかったです。初期診療が本当に重要になるのだと思いました。(高3女子)

・「自分で知る自分の健康」の講義を受けて、病気の時は自分の目で見て分かるということを学びました。例えば、尿の色や泡で、糖尿病や急性肝炎だと判断できる。この講義では、薬学部で習うような知らない言葉がたくさん出てきました。私は薬学部に興味があるので、薬学部で習うような言葉を少しでも学べたので、この講義を受けられて良かったと思います。以前より私は薬学部に興味を持ちました。(高2女子)

・生物で習っている範囲の話も結構入っていて、理解が深まりました。医療の話も絡めて話をしてくださり、今日からでも実行できるようなことがたくさんありました。家族の健康にも今日からチェックできそうです。「五感(特に視覚や嗅覚を中心として)で病気を発見できる」ということは、きっとこの講座を受けなければ気づけなかったことなので、100分間とても充実していました。(高3女子)

・今日は興味のある薬学について、いろいろ話を聞けて良かったです。自分の身の周りのことで体のことが分かるというのが、実際の生活で活かせるのでとてもためになったし、健康や医学・薬学というのが、とても身近に感じることが出来ました。今すぐにも活用できるし、本当に薬剤師になって患者さんに接するときにも役に立つので、将来のためにもなると思いました。今日は100分間という短い時間でしたが、役に立つことを聞くことが出来て良かったです。(高1女子)

2012年08月29日

one day college(大学職員の出張講座)-高知工科大学-

システム工学群

融通の利く機械、人に優しい機械の紹介とその仕組みの解説

人の賢さを機械(コンピュータを内蔵する)に持ち込むことで融通の利く機械や人に優しい機械を作ることができるようになってきました。いい加減な命令や曖昧な信号(画像、音、その他)でも人が期待した結果をきちんと出せる機械はこれまで最も難しいとされており、最も要望されるものでした。ここでは、先進の人工知能(AI)を応用した実験装置の数々をパワーポイントと映像で紹介し、また、その仕組みをわかりやすく解説します。教室内の実験として人の顔認証や筆圧で個人を認証するなどの実験も行います。

(感想文)
・融通の利く機械によって認証や識別ができるようになり、セキュリティロックや商品の識別などのさまざまな分野で活躍していることがわかった。さらに融通の利く機械ができれば、さらにすごい技術が生まれそうで、興味がわきました。そのうち、本当に人間のような思考力を持ったロボットができたらとても便利になると思う。(高3男子)

・映像と実験を途中に組んでくださったので、ずっと楽しく聞くことができました。機械も学習してどんどん精度を増していくようで、融通の利く機械(=人間のような対応をしてくれる機械)が増えていくことを願います。特に、筆跡鑑定が実際に体験でき、興味深かったです。そのとき、不運にも機械は間違えてしまいましたが、間違えるということも機械の成長に役立つようです。(高3女子)

・システム工学の面白さがすごく伝わって来ました。前回の1 day collegeもこの講義を受けて、もう一度見たいということで受講しました。僕は情報やシステム工学系に進みたいと思っていて、この講義を受け、システム工学ではどのようなことができるのかを知ることができました。これを活かして自分の進みたい進路をより確かなものにしようと思います。(高3男子)

・機械は人間に優しくなるために、多々進化しているということがわかった。魚やお金を本物かどうか見分けたり、コンピューターをロックして、それを顔で解除したりと、とても近代的で、すごいと思いました。また、紙幣識別システムでは何度も何度も教えることにより精度が上がるのは人間のようで、興味がわいた。(高1男子)

・人間の行動によって、それが誰なのかを認証できることに驚いた。顔で認証できるのはなんとなく理解できたけれど、筆圧で認証できるとは思っても見なかった。改めて、現在のコンピューターの精度の高さを知った。これからどのような世界になっていくのか、楽しみで仕方がない。(高1男子)

・ロボットが人間に代わって仕事をしたり、人間の脳をもつのは百年以上先の話だと思っていたのですが、もう既にこのような考える力をもつ機械が開発されていたのには驚きました。これかはもっと開発が進み、より人間に優しい機械をつくっていってほしいです。(高1女子)

2012年08月28日

one day college(大学職員の出張講座)-奈良女子大学-

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理学部 生物科学科

共生科学入門
生物共生の分子生物学と地球環境

微生物と動植物の相利共生を中心に、共生の実例、共生を成立させる遺伝学的土台、物質循環などとの関わりについて3部構成で概説する。第1部では、生物学における『共生』の定義づけ、成立要因にもとづく分類、多様で階層的な共生系の実例を紹介する。第2部では、マメ科植物と根粒菌が営む窒素固定共生について、共生成立に必要な遺伝子とその研究法を説明する。第3部として、地球上の物質循環における窒素固定共生の意義、そして環境問題との関連について考察する。なお、最後の10分程度で、講義内容に関する理解確認クイズを実施する。

(感想文)
・‘共生’というだけで、たくさんの種類や意味があって驚いた。それに一つ一つの共生に目的や意味があって、普段何も考えずに流していたものにも、とても興味がわいてきました。深いところまで知ると、もっと奥深いことまで知りたくなりました。自分の体の中にも何種類ものバクテリアがいるというのも、すごく不思議な気がしました。(高1女子)

・動物・植物・微生物のおこなう共生は単純な1:1の関係ではなく、共生体の体内でもまだ他の微生物が共生しているなど、何種類もの生物が同時に共生関係をつくっている。と聞くとこれまでに自分が勉強した共生についての知識はほんの一端にしかすぎず、もっと大きな世界が広がっていると感じさせられた。自分のもつ知識はほんの一部のものだという意識を持って勉強をしていくことが大学に入った後のためには必要だと思った。(高3男子)

・生物は昔から好きで、いろいろ本とかも読んできて、知識もけっこう身につけてきたつもりだったが、やはり生物の世界は奥が深い…たとえば木についている白いパリパリしたものが地衣体とよばれる共生体だと知ったときはすごく驚いた。いい勉強になった。(高1男子)

・共生には様々な種類があり、生物は細菌などと関係しあっているということを聞いて、共生が身近にたくさんあるんだなと思った。窒素固定によっていい面もあるだろうが、環境がおせんされるのは問題で、この問題はどう解決されるのだろうと思った。生物学について、まだ知らないことを聞けて、とても面白かったです。(高2女子)

・共生の中でも様々な共生(相利共生・偏利共生・寄生)があることがわかった。また寄生は宿主に害を与えるのに、それも共生といえることに驚いた。僕は共生っていうものは、両者にとって利益があるものだと思っていました。根粒菌の中でも様々な種類があって、根粒菌がつくものと、つかないものがあるのだという知りました。アジアもヨーロッパとおなじように窒素肥料を制限するべきです。(高1男子)

・生物はお互いにとても深く関わりあっていて、その能力は本当にすごいと思った。‘Symbiosis’ということばが定義されたのは1879年と聞いて、それから時間があまり経ていないのに驚いた。まだ発見されていないことのほうが多そうで、共生のしくみはおもしろいなと思った。(高2女子)

2012年08月27日

one day college(大学職員の出張講座)-甲南大学-

マネジメント創造学部 マネジメント創造学科
大学での学びとは?
大学に通い始めると、皆さんは(「生徒」ではなく)「学生」と呼ばれます。「学生」がどういう勉学に取り組むのかを疑似体験してもらうべく、本講座では甲南大学の1年生向け授業の一端を紹介します。世の諸課題にどう対処すればよいのか、往々にしてその答えは一つではありません。そこで大学には、将来を担っていく皆さん一人ひとりが、自分はどういう人生を送りたいのか、自らの社会をどうしていきたいのか、といった価値基準を育むお手伝いをすることが期待されています。そうした趣旨より、時流に流されることなく、確固たる指針をもって生きていく力を高めてもらおうという授業です。

・難しかったけど楽しかったです!! 実践と練習を繰り返せるCUBEはいい学校だと思いました。これからは先入観や、自分の考え方だけで何かを判断するのではなく、正しい「リテラシー力」を身につけたいと思います!(高3女子)

・大学は、その学部の研究内容だけを学ぶのではなくて、社会での適応力も学ぶ場所なのだなと思った。先輩方の話を聞いて、今は自分の番なので、あきらめずに大学入試のために努力しようと思った。根気よく先を見据えて、あと半年強、頑張ろうと思った。(高3女子)

・私たちは普段から限られた角度からの情報を受けているので、自らの思考は正しい判断をするためにはさまざまな角度からの視点を養うことが重要であると、よく分かった。現代の社会においては、自己の判断をより鍛えて、適応力を養うことが重要とされているので、私たちは常に様々な情報にアンテナを張ることが重要なのだと思った。(高2男子)

・大学は自分のしたいこと、興味のあることを自由にできるということが分かり、おもしろそうだなと思いました。自分の好きなことを見つけることができるので、すごく自分のためにもなるし、大学は楽しそうだなと思った。(高1女子)

・この講義を受けて、すごく興味を持ったのは、人間の先入観(判断力)について。例文として挙げられた「裁判官の話」と「クマにおそわれた話」、私は2つとも先入観(判断力)によって矛盾が生じた。こう考えると、人間はほとんどが自分勝手な判断力で操作されていることが分かり、もっと深くこの話について知りたいと思った。(高1男子)

・今回の講義を聞いて、僕が感じたことは、今後社会に必要とされる人材は、リテラシー(状況判断能力)のある人物なのだということです。人間というのは、正統派の立場(特定の立場)に立ってしまう生き物であるけれど、甲南大学マネジメント創造学部では、中立の立場で物事を考えるので、とても面白いなと思った。印象に残った言葉は「人は『練習』と『実践』を繰り返さなければ定着しない」。これは勉強にもつながると思う。(高3男子)

・「外国人だから」こんなひどい事件を起こしたんだ、という日本人の自己主義な考えは、本当に良くないと思う。でも世の中がそういう考えにあふれているから、子孫もそれに染まっていくんだろうな、と思うので、今すぐこの流れを止めるべきだと思う! でも実際何をどうすればいいのかな…。そういった普段あまり気にしていないことを探求するのも楽しそうだと思いました!(高2女子)

2012年08月24日

one day college(大学職員の出張講座)-同志社大学-

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「人間の営み」を理解する~社会調査という方法
文化情報学部では、人間の営みすべてを「文化」ととらえ、さまざまな方法で文化にアプローチしています。その方法のひとつに「社会調査social research」があります。この講座では、ちょうど現代の日本のように、変化の激しい時代に人々の意識や行動を理解するために役立つ方法として、社会調査に注目します。用実はアンケート調査やインタビュー調査を実践することを通して、社会調査という方法で「人間の営みを理解する」ということを体験してみましょう。

(感想文)
・アンケートはよくやったことがあるけれど、なにも考えずに何の疑いもなしにやっていましたが、アンケートには‘全体の傾向をつかむためのもの’など、ちゃんとした役割があることに気づかされました。人それぞれが何を考えているかは、インタビューを通して実践してみましたが、本当に難しいものでした。大量のデータがある世の中から分析して、世の中が見通せる人になりたいです。(高3女子)

・実際にアンケート調査とインタビュー調査を体験して、いままで2つの調査の違いを考えたことがなかったけれど、大きな違いがあることが分かった。社会調査の始まりが19世紀のイギリスで、さらに、労働者の考えを知るためだったということは意外だった。情報があふれた社会を理解するために、社会調査をするのは地道な手段だなと思った。(高3女子)

・実際にアンケートを受けたり、インタビューを行ってみて、意外と難しいと思いました。質問することを考えて、それをテンポよく行ったり、その結果から何かをまとめるのは、とても考えることが多くて大変でした。情報が溢れている今の時代だからこそ、自分でしっかりと必要なことを選び取っていけるようにしようと思いました。(高3女子)

・インターネットが普及して先が読めなくなった今の社会では、たくさんの情報を見極める力が必要なことがわかった。そのためには社会調査をして、全体の傾向と個人の考えの両方を取り入れて見ていくことで、社会が分かるということがわかった。(高3女子)

・社会調査の理念とは、自分だけで分からないことを、それについて知っている人に「教えてもらう」というものであり、全体的な傾向、個人の考え方を組み合わせて理解していくのは面白いと思いました。自分が相手に伝えることと聞くことは、違う難しさがあって面白かったです。(高3女子)

・社会学や情報にふれる機会が今まであまりなかったので、社会調査の成立の過程なども聞けて面白かった。データの分析や解釈をうまく行うには、経験も重要だと思った。(高3女子)

・実際にアンケートに答えたり、インタビューで質疑応答をして、社会調査の方法を学ぶことができてよかったです。データによって、人間の営みを理解し、今後人にとってよりよい社会をつくることができるということを知り興味をもちました。インタビューは難しかったですが社会調査を体験できて、よかったです(高1男子)

2012年08月23日

one day college(大学職員の出張講座)-神戸芸術工科大学-

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デザイン学部 ファッションデザイン学科

ファッションって何?
ファッションは時代とともに変化し、時代の美意識を表します。一方ファッションは、自分が誰なのかを示すメディアとして自己表現の一つにもなっています。「ファッションって何?」をテーマに、ジーンズとTシャツを例に挙げて、「ファッション」を一緒に考えます。

(感想文)
・ファッションは自分を表現したり、個性を主張するものだと思った。着る人にも、作る人にも「夢」「憧れ」があるのだと感じた。世界にはいろいろなファッションがあり、Tシャツだけでもたくさん伝えられるものがあると思いました。これからもファッションについて色々学んでみたいと思いました。(高2女子)

・初めてファッションについて深く考えました。時代の流れを一番身近に感じとることができて、アイデンティティでもあるファッションにとても興味を持つことができました。また、ジーンズやT-シャツが時代の流れを最も象徴しているものだということに驚き、身近なものに目を向けてみる楽しさに気づくことができました。今はまだこの道に進むことは考えていませんが、自分の視野が広がったような気がしました。(高1女子)

・ファッションは衣服だけでなく、身の回りにあるものすべてがファッションであること、ファッションを通じて、自分の思いや考えを伝えることができるということ、同じデザインでも着方や場面によって、その人のイメージが変わるということなどを知り、もっと自分の服装や周りに目を向けてみようと思いました。(高1女子)

・個性を主張するファッションがあれば、個性を隠すファッションもあり、それぞれ違う意味を持っていると思いました。ファッションの移り変わりは目には見えないけど、日々変化していくものだと思いました。ファッションにはもともと興味があったけどさらにもっと学んでみたいと思いました。(高2女子)

・ファッションの時代の移り変わりが分かりやすかったです。その時代で起きたことや、人々の考え方が、Tシャツやジーンズなどのファッションによく反映されているのが分かって面白いと思いました。今は新しくておしゃれだと思っている服もまた、時代が変わっていき、想像もしていなかったものがでてくるのかなと思うと楽しみです。(高3女子)

・誰でもファッションには毎日関わっているので、どういうものかはだいたい分かっていましたが、こんなにも深いものとは知りませんでした。大学に入り、勉強すれば、もっとファッションの奥深さが分かるのかなあと思いました。(高1女子)

・ファッションとは、自分の好みの服を着るだけではなく、個人を主張することのできるものだということを知った。パンクファッションなどもアイデンティティを主張しているということを知ってびっくりした。(高2女子)

2012年08月22日

one day college(大学職員の出張講座)-関西大学-

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政策創造学部 政策学科

私たちの生涯と社会保障
私たちの生活の中にはさまざまな「危険」が潜んでいます。病気になった時、失業した時、生活に困らないようにどんな社会保障があるでしょうか。子供が生まれるとか長生きするといったうれしい出来事でも、社会保障は生かされています。私たちの生活を支える社会保障の意義を勉強しましょう。

(感想文)
・わかりやすい講義でした。保険についてよく分かりました。国民の危険を予測し確率を出して計画し、国全体で支えるためにどのように政策創造していくかということが学べるのはおもしろそうだと思いました。(高3女子)

・実生活と結びつけて講義が展開されていて、これから社会に出て行くための必要な基礎を学ぶことができました。(高3女子)

・普段の生活では保険についてなど考えたことがなかったが、保険は、万一の危険に備えてあるのだと改めて感じた。今は親に任せっきりのことだが、いずれは自分でしなければならないことだと思うので、いましっかり知識を蓄えなければならないと思った。(高1女子)

・私は政策創造学部という学部はどんなこと学べるのかずっと気になっていたので今回うかがえてよかったです。社会保障について詳しく知ることができ、私たちは親が払ってくれる保険料だけでなく社会の皆さんから助けられて生きていることを教わりすごく勉強になりました。(高3女子)

・まだ保険というものになじみがなく、自分が将来関わっていかなければならないものだという実感がないのですが、この講義をとおして保険の必要性をより感じることができました。
(高1女子)

・民間保険は生涯備えるのに限界があると知り、社会保障の重要さがわかりました。保険のしくみについて興味を持ちました。興味のある学部の先生の講義を受けることができてよかったです。(高3女子)

・自動車保険の大切さを学び、僕も将来は車を持つと思うので必ず入ろうと思いました。社会保障というものは、とても大切な機能を持っていることがわかりました。(高1男子)

・保険のことについてこんなに深く考えたことがなかったので、ちゃんとしたしくみを知ることができためになりました。1時間後、1分後には自分に何が起こっているかわからないので、保険に入ってそなえておくことが大切なんだと思いました。(高3女子)

2012年08月21日

one day college(大学職員の出張講座)-神戸女学院大学-

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人間科学部 心理・行動科学科
“こころ”を伝える・理解する
―コミュニケーションの心理学―
私たちは目に見えない, かたちのない“こころ”をどのようにして他者に伝えるのでしょうか。また,他者の“こころ”も目に見えず, かたちがないわけですが, それをどのようにして理解しているのでしょうか。この問いに一言で答えるなら, 私たちは目に見える, かたちのある手がかりを用いて, 自分の“こころ”を他者に伝えて, 他者の“こころ”を理解しようとする, ということになります。具体的には, ことばはもちろん, 表情や視線, しぐさ, 姿勢等様々な手がかりを用いて“こころ”を伝え合います。本講義では, 日常生活で行われるコミュニケーションを, 心理学の立場から解説したいと思います。

(感想文)
・私達は知らない間に他人にいろいろなことを伝えているのだと分かりました。また、他者との距離感については、人によって、または性別によってパーソナルスペースの。大きさが違うことに驚きました。でも、日常生活を考えてみると本当にそのようなことがあるので、いかに私が無意識のうちにしていることが多いかを実感しました。大学で学びたいと思いました。  (高3女子)

・日常生活で私達が普通に行っているコミュニケーションに、多くの意味があることがよく分かりました。私達は無意識のうちに相手の表情、対人距離、視線などから正確に気持ちをくみ取っているんだと思いました。(高3女子)

・人は関心があるものには瞳孔が開く。だから、瞳の大きな女性が魅力的だと言われるのだという話がとても印象的だった。今までなんとなく「目の大きな人は綺麗だなー。」と感じていたけれど、それは心理学的に説明できる事なのだと知り、心理学をもっと知りたいと思った。    (高2女子)

・私達人間は、様々な方法で相手とコミュニケーションを取ろうとします。自分の心を伝え、理解してもらおうとするには、簡単なようで結構難しいなと思いました。コミュニケーションを取るために、人間は他者と適切な距離を取ろうとします。それは男女によって距離が違います。それによって男女間ですれ違いが起こることには、すごく驚きました。(高2女子)

・心理学がどういうものかぼんやりしていましたが、この講義を聴いてそれをはっきりすることができました。講義の内容も分かりやすいように配慮してくださり、興味のそそるものばかりで面白かった。心理学は日常生活の中で役立つものばかりなので、大学は心理学系の学部に入りたいと思いました。(高2男子)

・ 人と人とのコミュニケーションの取り方が、思っていた以上にたくさんあって驚きました。パーソナルスペースも女性の方が広いと思っていたら、男性の方が広かったり、普段、自分たちが自然と行っていることなのに知らない事がたくさんあって、とても興味が湧きました。また是非聞きたいです。(高3女子)

2012年08月20日

one day college(大学職員の出張講座)-龍谷大学-

社会学部 社会学科
(講義内容)
戦後から現代までの若者の青年期のあり方と社会の関係を振り返り、現在の青年期のさまざまな課題と問題を考察する。

(感想文)
・倫理の授業で学んだ「モラトリアム」を詳しく学ぶことができて、良かったです。興味のある話題だったので、聞いていて楽しかったです。私は近代の考え方よりも、昔の考えの方が良いのではないかと思います。人間には「悩む」ということが、生きていく上で必要だと思うからです。「悩みのない人生はつまらない!」と思いました。いっぱい悩んで、いっぱい泣いて、いっぱい笑う、それが青春ということ。

・青年期に悩むことは、近代の都市生活特有のものだと、初めて知った。時代背景を追って考えると、とてもわかりやすく理解できた。これからは自分で乗り越えていかなければならないため、大変な時代になったと思った。

・最近問題になっているいじめの問題等も含め、青年期の問題があらわれてきた歴史等を、分かりやすく教えていただき、ありがとうございました。以前、倫理の授業で学んで、興味があったので、より深く学ぶことができました。

・以前から少年の心理に興味があったけれど、歴史的な背景などはまったく知らなかったので、勉強になった。今でもずっと大学名が就職には重要であると思っていたので、そうではなくなっていることに驚いた。社会的に、若者には色々と厳しい状況にあるということを改めて実感したが、それは逆に個々の能力がより重要になっているということであり、一人ひとりの頑張りが認められやすくなっているということだと思う。そのことに一人ひとりが気づけば、引きこもりなどが減るのではないだろうか。

・「青年期」という言葉の生まれたきっかけや背景として工業化、都市化があるというのにとても納得した。これから分かることは、子どもが大人になるまでに通る反抗期などは、子どもだけが原因なのではなく、大人がつくりあげてきた社会の言い方をすれば「被害者」であることが分かった。今の子どもをつくりあげているのは、自分たちよりももっと早くに子どもを経験している大人たち。昔の自分像を思い出して、今の子どもはどれほど違うのかをしっかり意識して社会が何らかの策を立てなければならないと思った。特に教師が率先して、責任をもって子どものためになる行動をとることが大事であると思った。

・青年期におけるモラトリアムは非情に大切な時間と考えられていた時期もあれば、逆に無駄な時間として批判されている時期もあり、とらえる人によって考え方が変わる難しい課題だと思った。この時期は自分にとてもとても大切な時期なので、よく考えていきたいと、講義を聴いて思った。

・日本における若者問題の移り変わりは、社会全体からだんだん身近な学校、家庭へと推移していることが分かりました。反抗期の子どもの心理が、どんどん内側に移行しているのは社会問題です。

2012年08月17日

one day college(大学職員の出張講座)-同志社女子大学-

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生活科学部 食物栄養科学科
(講義内容)
食べもののおいしさと物理
食べもののおいしさは、甘・塩・酸・苦・旨という化学的な味だけでなく、硬さ・粘り・付着性など「テクスチャー」と呼ばれる物理的な性質に影響されます。さらに、テクスチャーは「レオロジー」という、ある時間、力を加えられて変形(流動)する物体の粘弾性で基礎づけられ、高校程度の数学(指数関数や微分)や物理で記述されます。ここでは食物科学専攻で行っている授業の一端を実験や加工実習(パン・アイスクリーム等)のスライドも含めて紹介します。

(感想文)
食べ物のおいしさは、味だけできるのではなくテクスチャーと呼ばれる物理的な特徴が大きく関係しているのは知らなかった。日本のパンには添加物が多く含まれていて3日ほどでも持つが、ドイツのパンには添加物がほとんどないので3日ほどすると、石のようにカチカチになってしまうのは老化といって添加物の影響は大きなと思った。添加物はあんまり体に良くないのかとも思った。(高2女子)

・普段なにげなく食べ物にも色々つくりがあってはじめて知れたことがたくさんあって聞けてよかったと思う。大学では単に実験だけをしているのではなく実験といっても色々な実験があり、分析をしたりしていてすごい勉強になった。(高2女子)

・食品物性学は、2次機能である思考を研究していていく学問で化学的性質よりも物性的(テクスチャー)性質を重要としているとははじめて知れた。私は食品化学専攻していきたいと思っていたので、その道に進んだらどのような知識が必要で、どのようなことをするかを見聞できてよりこの道に進みたいと思えました。(高3女子)

・私は食品関係に興味があります。なぜなら、私が普段食べているものは、どういった工夫があって商品化されてスーパーなどに売られているのかが気になるからです。あと、その食品は人にどのような影響を与えるかが知りたいからです。
同志社では学校の授業で和菓子の講義があると聞いて、私はその講義を受けてみたいと思いました。なぜなら、和菓子が好きなのもありますが、作ってみたいからです。(高1女子)

・観点ゼリーに砂糖を添加するのは、甘さのためではなくて、ゼリーに透明感を出したりするためだとか、食べ物を美味しいと感じるのは味だけではなくて、固さや粘性なども関係しているということを知って面白いなと思った。普段なにげなく物を食べているだけだけど、そこに注目してみるとたくさん物理的、化学的なことが起きているのだなと感じた。(高1女子)

・硬さ、もろさ、粘性、弾性力など食べ物についてたくさんの研究がされていると知りました。同じ水でも温度が違うだけで粘性が違ったり、寒天ゼリーに砂糖を加えるのは、甘みを足すだけでなく、透明感を出すためでもあるということなど初めて知ることばかりでした。
(高1女子)

2012年08月16日

one day college(大学職員の出張講座)-兵庫県立大学-

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経済学部
(講義内容)
消費生活相談データのグラフィックス
日常的に新聞やテレビで報道されている各種の消費生活相談事例を国民生活センターは毎日データベース化し、公表しています。そのデータを活用してグラフィックス処理した結果を紹介します。用いるグラフは、「スカイライン図」「ローレンツ曲線」「三角グラフ」などです。高校ではあまり聞きなれないグラフですが、経済学の分野では昔から有名なグラフです。 ・【スカイライン図】は、ノーベル経済学賞を受賞したレオンチェフが1966年に公表したもので、輸出入を含む産業別の取引状況を一目で分かるようにするものです。 ・【ローレンツ曲線】は、ローレンツによってアメリカ統計学会誌に1905年に公表されたもので、所得分布の不平等性を視覚で表現するものです。 ・【三角グラフ】は、3つの要素の構成比を視覚化するもので、19世紀末以降、理系の分野で多用され、経済学の分野でも第1次・第2次・第3次産業の分布状況などで使われています。 これらのグラフを現代風にアレンジして、消費生活相談データをコンピュータの画面上にカラフルに描いていきます。今回は、グラフの立体模型皆さんと一緒にA4用紙で作成する試みにも取り組みます。先人の知恵を借りながら探究することの奥深さと楽しさを味わえる模擬授業にしたいと思います。

(感想文)
・いままでグラフは平面上に点や線や幅の同じ棒であらわされているもの以外は、あまり見る機会がなかったので、立体の図形や円の面積であらわされているものなど、あまり見たことのないグラフを見ることができてよかったです。今回見たグラフが使われているデータも機会があれば見てみたいと思います。(高3男子)

・動物・植物・微生物のおこなう共生は単純な1:1の関係ではなく、共生体の体内でもまだ他の微生物が共生しているなど、何種類もの生物が同時に共生関係をつくっている。と聞くとこれまでに自分が勉強した共生についての知識はほんの一端にしかすぎず、もっと大きな世界が広がっていると感じさせられた。自分のもつ知識はほんの一部のものだという意識を持って勉強をしていくことが大学に入った後のためには必要だと思った。(高3男子)

・生物は昔から好きで、いろいろ本とかも読んできて、知識もけっこう身につけてきたつもりだったが、やはり生物の世界は奥が深い…たとえば木についている白いパリパリしたものが地衣体とよばれる共生体だと知ったときはすごく驚いた。いい勉強になった。(高1男子)

・共生には様々な種類があり、生物は細菌などと関係しあっているということを聞いて、共生が身近にたくさんあるんだなと思った。窒素固定によっていい面もあるだろうが、環境がおせんされるのは問題で、この問題はどう解決されるのだろうと思った。生物学について、まだ知らないことを聞けて、とても面白かったです。(高2女子)
・共生の中でも様々な共生(相利共生・偏利共生・寄生)があることがわかった。また寄生は宿主に害を与えるのに、それも共生といえることに驚いた。僕は共生っていうものは、両者にとって利益があるものだと思っていました。根粒菌の中でも様々な種類があって、根粒菌がつくものと、つかないものがあるのだという知りました。アジアもヨーロッパとおなじように窒素肥料を制限するべきです。(高1男子)
・生物はお互いにとても深く関わりあっていて、その能力は本当にすごいと思った。‘Symbiosis’ということばが定義されたのは1879年と聞いて、それから時間があまり経ていないのに驚いた。まだ発見されていないことのほうが多そうで、共生のしくみはおもしろいなと思った。(高2女子)
・期末試験で勉強したところと一部同じところがあり、内容はすっと頭に入りました。しかし普段の授業では聞けないような知識を多く聞けて、とてもためになりました。とくに相利共生が崩壊すると、被食者・捕食者の関係になると聞いたときは目から鱗でした。100分という長い間、有意義な時間をすごせてよかったです。(高3男子)

2012年08月14日

one day college(大学職員の出張講座)-甲南女子大学-

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人間科学部 文化社会学科
(講義内容)
スポーツ・ヒロイン
-女性スポーツと社会-
なでしこジャパンに見るように、華やかに活躍する女性アスリートは、今や、大人からも子どもからも憧れられる素晴らしい存在です。しかし、スポーツはかつて、男性のものとして始まり、女性スポーツの歴史は「女らしさ」の規範との戦いの歴史でした。陸上競技などの激しいスポーツは女性の身体を損なうと考えられ、競争は女らしさの美徳に反するとされていたからです。また、体操やフィギュアスケートなど「女性らしい」はずのスポーツも、実は、本当に女性らしい身体ではメダルは取れません。講座では、女性とスポーツの関係を、社会学の立場から、社会の女性観の変化をたどりながら考えます。

(感想文)
・今はたくさんの女性がスポーツで成功を収めたり、私自身も体操など色々なスポーツを経験したりしてきました。それが普通だと思っていたけれど、実は、これまでに様々な女性規範との闘いがあったと知って、驚きました。でも、今は社会の見方が変わったのだから、これからもたくさんの女性が活躍できればいいなと思います。(高1女子)

・私は小さい頃からスポーツばかりしていて、さらに筋肉質なので女らしいというイメージがあまり自分ではありませんでした。でも、このお話を聞いて「凛々しく強い」人がベストだと分かったので、私もそんな女性になりたいと思いました。(高1女子)

・自分もずっとスポーツをし続けてきたので、この話をきいてびっくりしました。体を動かすことが好きなので、正直、ショックです。人見さんの話はすごくかわいそうでした。時代が違えば、もっともっと違う人生を人見さんは歩んでいたと思いました。社会の影響力を知りました。(高3女子)

・長い歴史の中で、「女性らしさ」や「男性らしさ」ということが重視され続けていて、スポーツも思い通りにできなかったことに軽くショックを受けました。ここ100年ほどの間に、女性の社会進出があって、女性がスポーツをすることは受け入れられているけど、未だに男性優位が多少は残っているので、それが平等になる日が来るといいなと感じます。いつの時代も女性観や男性観が変化していくのは面白いと思います。(高3女子)

・女子大の良さや社会学について詳しく説明して頂いてすごく分かりやすかったです。ものの見方などを自分で育てる。スポーツの根本についてもあったので、(私はスポーツはやっていませんが)、すごく興味深いお話でした。女性の社会進出が進み、なでしこジャパンもヒロインになったのは、社会の意識が変わったと言える。(高2女子)

・女性が社会ではまだ男性よりも働きにくい環境にあるけれど、私はそんな中で働けるようなかっこいい女性になりたいと思いました。周りにとりまく社会が違うだけでこれだけ考え方が変わるというのは面白いと思いました。少し社会学に興味が湧きました。(高1女子)

2012年08月13日

one day college(大学職員の出張講座)-広島大学-

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理学部 生物科学科
植物の細胞を顕微鏡でのぞいてみると、葉緑体やミトコンドリアなど膜でおおわれたいろいろな構造物(細胞小器官)が見えてきます。それぞれの役割やつながりを解説しながら、植物の持つ力、とくに光合成能力を、知ってもらいたいと思っています。昨年「ネーチャー」にのった仕事も紹介します。

・教科書を勉強して、その中から不思議なところを見つけて研究するのは、とれも面白いと思いました。大学、そして大学院へも行き、長い間かかっても、とても興味深いと思った研究を続けることにはロマンを感じました。(高2男)

・50分間、語るだけでなく、植物がやっていることを自分のことのようにとらえることで体感でき、すごく楽しかった。勉強が遊びに思えた。「受験」って考えると、いつも勉強が悲しくなるけれど、真剣に必死で受験なんて考えずにやっていたら、本当は楽しかった。大学に早く行きたーい。頑張ろうと思う。(高2女)

・大学って言う場所は学びもあるけれど、自分でいろんなことを見つけ出し、自分で考えなければいけないんだと思った。「教科書の内容を自分のこととして理解し、わからないところにどのようにしてアプローチするかを考える」という言葉がすごく心に残った。(高2女)

・人間は同じ場所に何年も立っていることはできないが、植物は何百年も何万年も立ち続けることができたり、植物は光合成によって酸素を生み出すことができたりと、植物はものすごいものだと思った。ちょっとした疑問を研究する人たちもすごいなと感じた。初めて聞くようなことばかりで、難しい話だったけれど、古本先生の講義はすごくわかりやすかった。
(高2女)

・光合成の話 1つ取っても、過去にたくさんの人の実験・方法があって深いと思った。植物のことでも、自分のことのように考えて興味をもって考えることが大切だと思った。14年もかけて、1つのものを見つけるためにだけに実験をし続けた古本先生は、植物がめっちゃ好きなんやと思った。勉強を自分のこととして、自分で疑問を見つけて考え続けることが大切だとわかった。(高2女)

・もともと植物・動物に限らず、生物の細胞には興味があったので、今回の講義の受講を希望しました。生化学分野は余り詳しくなく、理解も十分ではなかったのですが、今回の古本先生の講義を受けて、初めて知ったこともたくさんあり、たいへん役立ちました。また、古本先生がアイデアをノートに書いていらっしゃっていて、すばらしいなと感じました。研究を続けるのはたいへんだけれど、成果の出たときの喜びは計り知れないものなのだと思いました。ありがとうございました!! (高3女)

2012年08月10日

one day college(大学職員の出張講座)-京都産業大学-

コンピューター理工学部 ネットワークメディア学科
(講義内容)
コンピュータ技術はパソコンやスマートフォンはもちろん、あらゆるところで利用されています。それらの中でも、画像・写真・映像に利用されているコンピュータ技術はなじみが深いものです。みなさんにとっては、デジカメやスマートフォンで写真を撮ることがあたりまえですが、20年前はフィルムカメラが一般的でした。それでは、20年後の写真撮影や写真の使われ方がどのようになっているか想像できますか?多くの人は、あまり変わらないと考えているはずです。でも、これまでの20年間の変化を考えてみると、とんでもないことができるような気もします。その画像・写真・映像の近未来について話をします。

(感想文)
・普段ケータイのカメラくらいしか使いませんが、撮影した後にピントを合わせられるなら、被写体が複数の場合などに、何回も撮影する必要がなくて便利だと思いました。将来、ケータイやスマホのカメラにもこの機能をつけてほしいです。(高1女子)

・Lytroカメラを使うと、今まで撮影と呼んでいた作業が撮影のためのプロセスになるということを知って、知らない間に映像技術が進んでいるんだなあと感じた。(高1男子)

・写真を撮った後に、好きな部分をピント合わせできるという技術はもっと普及してほしいなと思いました。レンズも、取り外したことがないから (というよりも内部なんて想像したこともありませんが) 内部の画像センサを通してデジタル化してと段階を踏んだ作業をここでしているんだと思うと、大事に使わないといけないなと思いました。Lytroカメラはデザインが気に入りました。(高2女子)

・実際にカメラの中身を見させていただけて、とてもわかりやすかったです。Lytroカメラで撮った写真をPCでピントを変えたときは、ぼけていた部分がきれいに映って感動しました。科学の進化には驚かされます。未来のビデオカメラが完成したら、何らかの理由で友達や子供の運動会に行けなかったとき等に、リアルタイムで見れていいなと思いました。(高3女子)

・最新カメラはすごいハイテクだと思った。PC上でピントを合わせるのは便利。でも誰もが写真を上手く撮れるので、写真コンテストとかが無くなってしまうし、カメラマンの需要も減る。X線の画像診断の画像が鮮明になるのは良いと思った。実際写真がワケわからないのに先生が「ここにガンが・・・」とか「ここの骨折が・・・」と言ってもわからない。インフォームド・コンセントを重視するのであれば、この技術はとても必要。患者にわかり易く説明するのに資料もわかり易くするのは当然。 (高3男子)

・カメラの中身を初めて見た。写真を撮影した一瞬であのようなことが行われているのかと思うと技術の進歩はすごいなと思った。Lytroカメラという存在を初めて知ったけれど、あのようなカメラが今後増えていくと、記念の一枚などがよりキレイに保存できて、人々の中により鮮明に印象づけることのできる画像社会になるだろうなと思った。(高3女子)

2012年08月09日

one day college(大学職員の出張講座)-京都産業大学-

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コンピューター理工学部 ネットワークメディア学科
(講義内容)
コンピュータ技術はパソコンやスマートフォンはもちろん、あらゆるところで利用されています。それらの中でも、画像・写真・映像に利用されているコンピュータ技術はなじみが深いものです。みなさんにとっては、デジカメやスマートフォンで写真を撮ることがあたりまえですが、20年前はフィルムカメラが一般的でした。それでは、20年後の写真撮影や写真の使われ方がどのようになっているか想像できますか?多くの人は、あまり変わらないと考えているはずです。でも、これまでの20年間の変化を考えてみると、とんでもないことができるような気もします。その画像・写真・映像の近未来について話をします。
(感想文)
・普段ケータイのカメラくらいしか使いませんが、撮影した後にピントを合わせられるなら、被写体が複数の場合などに、何回も撮影する必要がなくて便利だと思いました。将来、ケータイやスマホのカメラにもこの機能をつけてほしいです。(高1女子)

・Lytroカメラを使うと、今まで撮影と呼んでいた作業が撮影のためのプロセスになるということを知って、知らない間に映像技術が進んでいるんだなあと感じた。(高1男子)

・写真を撮った後に、好きな部分をピント合わせできるという技術はもっと普及してほしいなと思いました。レンズも、取り外したことがないから (というよりも内部なんて想像したこともありませんが) 内部の画像センサを通してデジタル化してと段階を踏んだ作業をここでしているんだと思うと、大事に使わないといけないなと思いました。Lytroカメラはデザインが気に入りました。(高2女子)

・実際にカメラの中身を見させていただけて、とてもわかりやすかったです。Lytroカメラで撮った写真をPCでピントを変えたときは、ぼけていた部分がきれいに映って感動しました。科学の進化には驚かされます。未来のビデオカメラが完成したら、何らかの理由で友達や子供の運動会に行けなかったとき等に、リアルタイムで見れていいなと思いました。(高3女子)

・最新カメラはすごいハイテクだと思った。PC上でピントを合わせるのは便利。でも誰もが写真を上手く撮れるので、写真コンテストとかが無くなってしまうし、カメラマンの需要も減る。X線の画像診断の画像が鮮明になるのは良いと思った。実際写真がワケわからないのに先生が「ここにガンが・・・」とか「ここの骨折が・・・」と言ってもわからない。インフォームド・コンセントを重視するのであれば、この技術はとても必要。患者にわかり易く説明するのに資料もわかり易くするのは当然。 (高3男子)

・カメラの中身を初めて見た。写真を撮影した一瞬であのようなことが行われているのかと思うと技術の進歩はすごいなと思った。Lytroカメラという存在を初めて知ったけれど、あのようなカメラが今後増えていくと、記念の一枚などがよりキレイに保存できて、人々の中により鮮明に印象づけることのできる画像社会になるだろうなと思った。(高3女子)

2012年08月07日

one day college(大学職員の出張講座)-京都女子大学-

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発達教育学部 教育学科 教育学専攻
(講義内容)
今、教員に求められているもの
小学校教員を中心に、教員の大量採用が続いている現状を明らかにするとともに、教員の役割、教師としての専門性の意義について解説したい。これを基礎に、「今、教員が求められているもの」を具体的に示し、「教師としてのやりがい」を明らかにしたい。

(感想文)
・現在、教員はなりやすく、年収も良いということがわかりました。また、その分、質の悪い教師がたくさん生まれています。だから、大阪市が提案したようなA~Dのランク分けをした教師の評価を、他の地域でも実施すべきだと思います。そして教師というのは、信頼、尊敬されるべき立場だと思うので、ひいきは無意識にしてしまうというが、態度には気をつけないといけないと思います。
・私は教師について大変興味を持ってこの授業をききました。最初「教師」は子供が好きでなるものだと思っていました。でも、講義を聞いてそれだけではいけないと考えさせられました。また生徒に求められていることを考えることが、良い教師になれるということを聞いて、「なるほど」と強く感じました。今後、自分の進路を見つめ直さなければならないと思いました。
・本当に面白い内容で、メモをとるのを忘れてしまった。教員に必要なものは、専門性を持つことだけでなく、何よりも人格・心の持ちようが大事であること、これからの社会を引っ張っていく子どもにいちばん身近な存在として教員自身が模範となる生活・行いをすることの大切さを楽しく学ぶことができた。向上心を常に持ちながら生きていくことの重要さ、当然さを知ることができた。
・教育系に進みたいと思ったが、モンスター・ペアレントや、最近の生徒への対処の仕方など、悩むことが多い仕事なので、やっていける自信がなくなったな…と思いました。けれど、そういうことはどこでもあることだと思うので、耐えられるようになれたらと思います。
・今までは、教育のあり方は、わかりやすい授業をすることだと思っていたけれど、「わかりやすい授業」とは、一人ひとり能力・性格・関心などを知って、改めてできるものだと知った。他国の教育方針を真似すれば、日本の学力向上につながると考えていたが、教育だけでなく、政治的・経済的にも関係するので、まず日本でできることをしなければならない。
・教師は今なりやすいが、なってからは大変そうだった。教師にとっていちばん大切なのは、アガペー(授与愛)つまり、教育愛。教師になるのであれば、誰にもできないような特技を持つべき。真似したい、カッコイイと思うような教師を目指す。とても面白かったので、ますます先生になりたくなりました。
・教師になりやすいというのはいいことだけれど、質が下がっているのは残念なことだと思いました。教師は難しい職業だと改めて思いました。子どもが好きだから教師になる、というのは、エコヒイキしやすいというのを聞いて、私は考えが甘かったのかと思いました。「教えることも好き、子どもも好き」というのがもっとも良いことがわかりました。

2012年08月06日

one day college(大学職員の出張講座)-崇城大学-

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工学部 宇宙航空システム工学科
(講義内容)
飛ばして知ろう飛行の世界
飛行機はなぜ空を飛べるのか、飛べるまでにはどんな工夫や発見があったのかを、翼に的を絞り飛行の歴史や原理を交えながら、身近な材料を使った数種の実験で学びます。また、最後には一人一人単純なグライダーを作りますが、果たして飛行に成功するか否か。飛行の楽しさや不思議さを通して、ものづくりの面白さ、そこから発見しようとする姿勢を学びます。

(感想文)
・1枚の紙が大きな飛行機の翼のもとになっているということに驚きました。日常生活の中に、飛行物体の不思議さのヒントがあるということもわかり、とても面白く感じました。しかし、実際に飛ばしてみて、バランスの難しさを実感しました。(高1女子)

・グライダーを飛ばすのは難しかったけど、毎回飛び方が違ったりして面白かったです。
グライダーがもっと飛ぶように研究したくなりました。(高1女子)

・いつも疑問に思う”飛行機がどうして飛ぶのか”を、実験などを通してよく分かった。かんたんに紙飛行機を作るためには、力の加え方を知っていないといけないと思った。(高1男子)

・私は元々宇宙や航空に興味があったので、講義を受けてみたら、すごいためになる話から楽しいことまであってとてもおもしろかったです。物理は苦手ですが、こういう感じで考えてみると違うふうにとらえることができ、少し物理が好きになりました。また機会があったら、グライダーとかについて考えてみたいです。ありがとうございました。(高1女子)

・飛行機ができた原点について理解できた。その飛行機のしくみについて物理的に理解した上での、紙のグライダーの実験はとても感動した。非常に興味がもてたと思う。(高2男子)

・理科(物理)の話が出てきたけど、今やっていることが重要になっているのだとわかった。
今飛行機が飛んでいることは昔の人の努力の結晶だと感じた。(高3男子)

・空を飛ぶというのは、今は簡単にしていることだけど、本当に難しいことだと改めて思いました。文系の私には話は難しかったですが、実験をしてくださったので分かりやすかったです。たった1時間でしたが楽しかったです。(高3女子)

・ライト兄弟が成功したのは飛行に関する情報を集めたことや、飛びたいという信念があったから飛ぶことができた。初飛行した1903年より100年以上経った今、飛行機は20世紀最大の発明といわれています。あきらめない気持ちがあったこその成功。自分もあきらめず夢に進んでいこうと思います。(高3男子)

2012年08月04日

第1期 研究者体験 発表会

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8月3日 サントリー生命科学財団のご協力のもと、サントリー生物有機科学研究所で5日間の先端科学実験を行った3名の生徒の研究発表が行われました。今回の企画は、春に実施した「先端科学実験教室」よりのランクアップした、「研究者体験」なので、単に高度な実験を行うだけではなく、実験結果をまとめ、報告・発表するまでが求められています。
I君は今回、テーマ①の受容体遺伝子のPCRによる同定とその塩基配列の決定という実験を行いました。パワーポイントで今回の実験内容を説明しました。指導いただいた研究員の方と雲雀丘学園の2名の教員だけでなく、研究所で研究されておられる数名の研究員や村上専務理事も会議室に来ていただき、その前で発表しました。最初はやや緊張していましたが、自己紹介をしたあたりから落ち着き、実験方法の説明を始めました。
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 ホヤの生殖腺刺激ホルモン放出ホルモン受容体(GnRH1)の遺伝子をPCRによって増幅させ、それをアンピシリン抵抗性を持つプラスミドに組み込み、クローニングによって単一化させてからシーケンサーで塩基配列を解読し、それをホヤの遺伝子ライブラリーを比較するという実験を見事に説明しました。得られたDNAはプライマーの近くだけがライブラリーの塩基配列と異なっていた他は、1.2Kbpの大半がぴったり一致していて、驚きでした。生物を教えている私も何度かPCRを使って実験しましたが、初めての実験でこんなに見事な結果が得られるというのは、本当に驚きでした。生物有機科学研究所の研究員の皆様の万全な準備と、I君の落ち着いた正確な実験の結果でしょう。写真を撮るのも忘れ、研究内容に感心し、学会での発表を聞いているような錯覚に陥りました。
 発表後のほっとしたI君の表情は、高校3年生に戻っていました。
続いて、M君そして、Hさんの発表がありました。その様子は、次のブログで紹介します。

2012年08月03日

サイエンスキャンプイン鳥取

8月3日最終日を迎えました。
昨日は午前午後とも各研究室で充実した実習体験ができました。夕方からは10名ほどの教授と大学生、院生とともに砂の美術館と鳥取砂丘を見学しました。夜には宿舎で」昨日のメロンにつづいて今夜は有名な鳥取のスイカを差し入れしていただき、みんなでほおばりました。
そして3日目の朝迎えました。今日も快晴の天気です。ここ鳥取はここ数日35度以上の猛暑日が続いています。
午前中は午後からの発表準備をしているところが多かったです。パワーポイントを使った資料を大学生に教えてもらいながら作成していました。13時から各研究室毎にこの3日間の研究発表をして終わります。予定では学校に帰校するのが18時になっていましたが、30分ほど早くなりそうです。

2012年08月01日

サイエンスキャンプin鳥取大学

本日(8月1日)学校を8時に出発し、高1生4名、中3生8名、引率2名で鳥取大学に向かいました。約3時間で大学に到着、鳥取大学の研究推進部門長の田中教授が正門のところで迎えてくださいました。部屋に荷物を置いて着替えたあと生徒たちは現役大学生が利用している大学食堂で自由に昼食を取りました。冷麺や坦々麺などがおいしかったようです。昼食のあとは広報センターでガイダンスでした。広報センターの建物の入口には雲雀丘のサイエンスキャンプの大きな掲示板が置かれていてびっくり。また部屋の中にも正面に横長の大きな垂れ幕がかけられ、大学側の歓迎の気持ちが感じられました。ガイダンスでは先生の紹介と研究内容の簡単な説明がありました。生徒もひとりずつ名前を述べて自己紹介をしました。どの先生もこの3日間一緒に過ごすことを楽しみにしてくださっていて、これからの研究が楽しみです。

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写真は副学長の出迎えのあいさつと広報センター前の大きな掲示板

研究者体験教室スタート:本校生物オリンピック予選通過生徒、急遽加わる。

7月30日から8月3日まで、毎日10時~17時の7時間、サントリー生命科学財団のご協力を得て、サントリー生物有機科学研究所において、研究者体験教室が始まりました。
 今回の企画は、春の最先端科学実験講座とは違い、ほぼ5日間掛けて本格的な実験を行い、最終日には、パワーポイントを使って研究者の方々の前で、自らが研究した内容について発表もするというものです。生物有機科学研究所の研究員が生徒一人一人に5日間つきっきりで指導していただいています。
このような贅沢な体験をすることは、普通の高校ではまず無いと言ってよいでしょう。
 第1期 7月30日~8月3日は3名の生徒が参加しています。本校初の生物オリンピック予選を突破した男子生徒も混じっています。今年の生物オリンピックは参加者が3600名を超え、予選通過者はその中の80名でした。その80名に選ばれ、8月17日~20日、筑波大学で行われる本戦(実験が中心)に参加します。本戦では、さまざまな生物実験を行い、レポートを書きます。そのような実験練習も兼ねて、この度の研究者体験教室に、急遽、無理を言って入れていただきました。錚々たる学校の多くの優秀な生徒達のなかでも、恐れずに、しっかり実験できるよう、その準備としてこの機会を提供していただいたことに感謝しています。
 生徒達は、下記の研究テーマの内いずれかを選んで、研究しています。
①ホヤのホルモン受容体遺伝子のPCRによる増幅および、シーケンサーを用いた遺伝子の塩基配列の決定。
②生殖腺刺激ホルモン放出ホルモンが結合する受容体の決定とホルモン活性の測定
 8月3日の午後には、彼らの研究発表を聞きに行きます。その様子なども、ブログで報告します。