「世界で一番〇〇なのは？」という疑問の答えが見つけられるために「これが世界最高」というデータを集めた本があれば、役に立つはずという考えから始まったギネスブック。記録は更新され「ギネス世界記録」として毎年出版されます。奇想天外な世界一が集められた本なので人気があります
　一部の写真が3Dになっている2009年版の付録のメガネが行方不明になりました。文化祭前、どうしても3Dで見たいという中1のM君のリクエストに応え、手作りすることに。M君から「セロファンは右が青、左が赤に」とアドバイスを受けながら完成、念願かない本と一緒に貸出されていきました

　さて、文化祭。中1の5大陸についての展示を見にいくと、アフリカ大陸の教室に私の作った3Dメガネが穴をあけられぶら下げられています。しかもフレームの部分には親切にマジックで「目につけるのは反対」（左右と赤青を合わせないと効果がないそうです）
　そばには手描きの3D仕様のピラミッドのイラスト。やれやれ・・・と思いながらメガネでピラミッドを見ると、ちゃんと浮き上がって見えます。「へえ、手描きでも3Dに見える」とちょっとびっくり。いやいや、一応メガネも図書室の資料の一部です。書き込みはいけません。でも、取りあえずその場は様子を見ましょう
　そして先日、親切な注意書きのある（しかも両面に）メガネと「ギネス世界記録」を返却しにM君がやって来ました。しばしカウンターの上のメガネを挟んで
　「他に方法はあったはず、メガネも資料の一部、、これだと本に穴をあけたり、書き込みをするのと同じ」と注意。どうしようねえ、と相談した結果、新しく作ってもらいましょうということになりました
　さっそく、作業を始めあっという間にフレーム完成。セロファンは家にあるからと持ち帰り、翌日完成品が届きました。最初のメガネはMくんのもとへ
　みなさんも資料の扱いは、くれぐれも丁寧に！

　　　　親切な注意書き　　　　　　　　　　作業中　　　　　　　　　　　　完成！