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2014年06月30日

こんな本を読んだ ③

 第3回目は、養護教諭・岡本真理先生の登場です。
 いつも保健室に行くと穏やかに出迎えてくれる岡本先生のもう一つの顔が環境大使。環境大使(生徒)が楽しんで色々な活動に取り組めるよう日夜、奮闘されています。そんな時に、出会ったのが1冊の雑誌。どんな雑誌だったのですか?

こんな本を読んだ。
 季刊誌 のらのら (農文協)

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 昔から読書は嫌いではありませんでしたが、手に取る本のジャンルは年を重ねるごとに偏ってきているように感じていました。そんな中、今まで触れることのなかったジャンルの本に、最近はまっています。

 これまで、植物を育てたり畑作業をしたり…には、ほとんど縁がなく、たまに朝顔など植えてみても、結局枯らしてしまうし、どちらかといえば苦手な分野でした。
 当然、園芸関係の本を読む機会もほとんどなく過ごしていたのですが、近頃は環境大使と一緒に篠山の畑に行ったり、きずきの森で保全活動をしたりする機会が増えて、トマト・ゴーヤ・外来種ハリエンジュ・黒豆等々、植物や自然に触れる機会がぐっと増えました。

 篠山の青野さんや、きずきの森地域コミュの方々に興味深いお話を聞き、作業のコツを教えてもらうと少しできるようになるのも嬉しくて、そうなると苦手は苦手なりに興味もわくし、楽しみにもなってきます。
 そこで、初心者でも簡単に読める本がないかな、と探していたところ、とても楽しい雑誌に出会うことができました。農文協の季刊誌「のらのら」です。

 「のら」とは、「野良」。つまり、家の近くの田んぼや畑、野原、山、川、海辺…、人がかかわる身近な自然のこと。「のらのら」は、日常の暮らしのなかで、「のら」であそんだり、お手伝いしたり、生活力のある「のらぼーず(農業少年)」や「のらガール(農業少女)」を応援する雑誌です。(のらのらHPより紹介文抜粋)
 この季刊誌には、何かが好き!という気持ちがあふれんばかりに描写されていて、読んでいるだけでワクワクしてきます。

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 雑誌をながめているうちに、岡本先生のなかに膨らんできた妄想は・・・・? 
                                      (明日へつづく)  

2014年06月28日

ひばりの図書室 配布しました

          本日、ひばりの図書室6月号を配布しました。

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 養護教諭の岡本真理先生の「こんな本読んだ」で紹介している、雑誌「のらのら」は、この春から図書室でも購読を始めました。
 農業雑誌とありますが、夏号では身近な食材で作った酵母(例えば、苺+砂糖+水で出来る)で、蒸しパンをつくったり、乳酸菌の入った食品を種菌にしてヨーグルトは作れるか? の実験をしたり、盛りだくさんの内容です。
 ぜひ、手に取ってみてください。

2014年06月26日

今日の図書室

 今日は、5,7限目に中1ABC組の探究の授業が図書室で行われました。
テーマは「にっぽんの世界遺産」 日本の世界遺産をめぐる旅のプランニングだそうです。
前回の授業で作成したマインドマップをもとに、今日は割り振られた対象者に併せてプランを練ります。行先は同じでも、参加者によってツアー内容は変わってきます。対象者は大学生のグループ旅行や家族旅行、65歳・夫婦旅、など様々。
 「先生、65歳の人って、どこに行きたいんかなあ」
 「君たちのおじいちゃんおばあちゃんなら、どこに行きたいって言いはる?」
 「うちのおばあちゃんは、どこも行かんでいい、家が一番ていつも言ってる」
 「うーん」  
と悩みながら、最後はに企画した旅行のキャッチコピーを考えて完成。


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 左:厳島神社からのマインドマップ。広島カープからお好み焼きまでどんどん広がります  


7限目C組の授業では先生からの問いかけ
 「初めて図書室に来た人」「はーい!」と元気に返事をする人より 
 「じゃあ今週だけで図書室にもう3回以上来た人」「(静かに挙手)」する人の方が多いような気がしました。うれしいですね。
 元気に返事をした人たちも、今回の授業を機会に利用してくれるようになるといいです。

2014年06月23日

フード・マイレージ

 本日、エコ弁当の日でした。お弁当、うまくいきましたか?
図書室からは、今回のキーワードにもある「フードマイレージ」のお話。
 フードマイレージとは、食べものの量と運ばれてきた距離を掛け合わせた数値で、国の食糧事情を表す目安のひとつ。日本はその値が世界一なんだそうです。
 つまり、多くの輸入食料品に頼っている→輸送等で必要とされるエネルギー量が多い→多くの二酸化炭素を排出している、こと。環境の事を考えるとそんな世界一は返上したいものです。
 エコ弁当の日は、できるだけ地産地消の食材を使ってお弁当を作ることで、環境をよくできることを知り、環境を考えるきっかけにしてほしいとの願いがこもった行事です。

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フード・マイレージ~あなたの食が地球を変える/中田哲也 (日本評論社)
 「食」とは極めて個人レベルの営みで、どこで何をどう食べようと個人の自由。他人が口を出すべきことではないかもしれないけれど、間違いなく私たちの「食」は世界とつながっています。
 フードマイレージが高いということは、輸出国はもちろん日本自身の資源や環境に負荷を与え、大量の食糧の長距離輸送による温暖化ガスの排出を伴います。
 では、どうすればいいのか?それがもう一つのキーワード、地域で生産された産物をその地域で消費するという取り組み「地産地消」なんです。フード・マイレージの第一人者でもある中田さんの手がけた入門書。


コンビニ弁当16万キロの旅/千葉保、コンビニ弁当探偵団、高橋由為子 (太郎次郎社エディタス)
 コンビニの売り上げナンバーワンのお弁当。定番の幕の内弁当で、食材の約7割を外国産が占めているそうです。その足取りをたどってフード・マイレージに換算すると・・・・。
 他にも、輸入する農作物などについて「もし自国で作ったら」と考えた時に必要とされる水「バーチャル・ウォーター」についても、わかりやすく詳しく説明されています。ざっと計算すると、あるコンビニの牛丼弁当1つ作るのにかかるバーチャル・ウォーターは2トン!だそうですよ。

2014年06月19日

がんばれ!ザック・ジャパン

 「負けた―!」「2分やで・・・」(2分間で2得点されての逆転負けでした)
カウンター置きの新聞、試合結果を見ながらつぶやいています。残念な結果に終わった日本代表のW杯初戦でした。
 
 はい。切り替えていきましょう。明朝には、第2戦 対ギリシャ が行われます。今日はがんばれー!の気持ちを込めて代表チームの選手たちが書いた本の紹介。

心を整える/長谷部誠 (幻冬舎)
 現在、監督やチームメイトから信頼があつく、代表チームでもキャプテンを務める長谷部選手。中高生時代には日本代表に選ばれず、その後も特別目立つ選手ではなかった自分が、現在のポジションで生き残れている理由を自己分析。
 ベースになっているのは、「心をメンテナンスする」 鍛えるのではなく、整えて備える。競争は自分の栄養になる、変化に対応する、遅刻が努力を無駄にする、など長谷部選手が常に気をつけている56の事柄が並びます。
 サッカーの技術でなくメンタル面を語ったもの、誰でも始められる事ばかりです。

日本男児/長友佑都(ポプラ社)
 イタリアの所属チームでキャプテンも任され、名実ともに「世界一」への道をかけのぼる長友選手。でもその裏には、さまざまな苦難とそれをのりこえるための「努力する才能」がありました。 長友選手が子ども時代からこれまでのサッカー人生をふりかえたった1冊。

自然体/遠藤保仁 (小学館)
 抜群のサッカーセンス、12年連続日本代表、「コロコロPK」でおなじみの遠藤選手 (コロコロPK、わからない人は周りのサッカー好きに聞いてみよう)
 中学時代に監督に言われた言葉「身体が疲れるのは当たり前、頭が疲れる選手になりなさい」 以来、頭で考えて予測し、判断、プレーする、ことを実践。それが「遠藤選手は視野が広い」と言われる所以のようです。又、どんな試合でも緊張せずに自然体でいられる秘訣にも迫ります。

 最後に、ちょっと変わったところで
本当に「英語を話したい」キミへ/川島永嗣(世界文化社)
 現・日本代表選手の半数が欧州のクラブに所属しています。やはり苦労するのは言葉の壁。そんな中、日本語を含め英語、独語、仏語など7ヶ国語を解せるのが川島選手。中高6年間で英語さえもほとんど話せなかったのに、どうやってマスターしたのか?川島流語学取得術。

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     ギリシャ戦は明朝7時キックオフ。 観ていて遅刻しないように。 

2014年06月17日

第6回 Eco弁当の日

 ただいま環境月間です。
 21(土)は学園講堂で、中学生参加の環境フォーラムが開催。環境大使や各学年の代表者による様々な発表や、講演会が行われます。
 そして23(月) は、エコ弁当の日です。今回は中学生が対象で、高校生は夏休みの課題になるようです。
 「“地産地消”の食材を使い、生徒自身がお弁当を作る」という活動も、今年で6回目を迎えます。お弁当を作るにあたってキーワードは「フードマイレージ」「地産地消」「スローフード」

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 授業で聞いた先生の話を、思い出しながら挑戦してみましょう。
教科書だけでなく、図書室にもさまざまなレベルのお弁当や料理の本がそろっています。こちらも参考にしてください。


2014年06月14日

W杯、開幕!

 いよいよブラジルでのサッカーワールドカップ(W杯)が開幕しました。これから約1カ月間、4年に一度のサッカーの祭典です。日本代表は5大会連続で5回目の出場。明朝には初戦となるコートジボワール戦を迎えます。

 今回のW杯には選手だけでなく西村雄一さんを始め3名の審判も参加、選手に先駆け大会初戦・ブラジル-クロアチアを担当しました。毎回、開会式直後の試合はその大会の審判基準になると注目されるそうですが、主審・西村さんのジャッジも現在、世界で賛否両論をうけています。
 西村さんは試合直前「お互いフェアプレーで、リスペクトを忘れずに」と両キャプテンに言葉をかけました。

 『サッカーを楽しむために不可欠な要素として“リスペクト”の精神がある』
2008年から日本サッカー協会では「リスペクト・プロジェクト」を推進しています。
 『 リスペクト(respect)とは、相手を大切に思うこと、相手に思いやりを持つこと、競技規則を守ること、審判の判定を尊重することで、フェアープレーの原点である』 これはすべてのスポーツに通じる事ですね。

   You are adversary, but you are not my enemy 
    あなたは私の対戦相手、でも決して敵ではない

以前、国際オリンピック協会が発信したセレブレート・ヒューマニティ・キャンペーン(Celebrate Humanity Campaign)の中で唱えた一節を紹介しているのが
 スポーツマンシップ立国論/広瀬一郎(小学館)

 スポーツ総合研究所の広瀬さんは、尊重することとは、上下関係なく同等であり、異なるものも理解して認める事。スポーツマンシップに通じることだと言います。
 各スポーツ界の第一線で活躍するアスリートたちのエピソードを分析しながら、スポーツマンシップとは何かを語ります。

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 今大会、活躍が期待されるネイマール(ブラジル) メッシ(アルゼンチン) Cロナウド(ポルトガル)、本田、香川(日本) など各国の18選手を取り上げ、そのプレーを分析した メッシは2歩で敵を抜く/西部謙司(学研) は観戦のお供に。

2014年06月12日

赤毛のアンのこと おまけ

 モンゴメリが愛し、アンに「世界で一番美しい島」と呼ばせたプリンスエドワード島。四季折々の様子が鮮やかに描写され物語に一層魅力を加えたその島は、カナダの東部、トロントに近いセントローレンス湾に浮かんでいます。
 夏のカナダ研修では、島への訪問が予定されてますね。参加者の中には楽しみにしている人もいると思います。

 アンの暮らすアヴォンリーは、モンゴメリが生まれ育ち生涯愛し続けた島の村、キャベンディッシュがモデルになっています。島内にはグリンゲイブルズはもちろん、アンが初めて降り立った駅、通った教会、おばけの森など点在しています。

 そんな島の魅力を紹介した2冊。吉村さんの撮った島の風景は絵本の世界。

赤毛のアンの島へ/山内史子、吉村和敏 (白泉社) 
草原につづく赤い道~プリンスエドワード島の12か月/吉村和敏(金の星社)

  
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                   関連書籍を集めた赤毛のアンコーナー、作りました  

 アンのシリーズには、たくさんの料理が登場ます。
「あんたは、あんまりそそっかしいから、少しは落ち着くようになってからと思っていたのさ」とマリラに言われて、料理を教わるアン。
 村岡花子版「赤毛のアン」に登場するケーキやクッキーのレシピを再現した赤毛のアンのお料理ノート/文化出版局編 もどうぞ。

2014年06月09日

もっと、赤毛のアンのこと

 前回、村岡花子さんの訳した『赤毛のアン』を紹介しましたが、他にも色々な人が翻訳を手がけています。
 なかでも、シェイクスピアとモンゴメリの結びつきに着目したのが松本侑子さん。現在、赤毛のアン、アンの青春、アンの愛情/モンゴメリ著 松本侑子訳 (集英社)の3冊が出版されています。

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 子どもの頃から「赤毛のアン」を読み込んでいた松本さん。翻訳を依頼されて原著を読んだ時、アンの話す言葉の中に、いかにも昔風の言葉づかいで芝居がかったセリフが出てくるのを不思議に思いました。もともと欧米の小説には、有名な詩の一節やよく知られたお芝居のセリフが引用されることがよくあるのだそうです。
 
 でも、原著には「これは〇〇の詩の一節です」とか「このセリフはシェイクスピア劇からの引用です」などという注釈がありません。(現在、小説の中で他の作品の文章や歌などを使った場合、引用文献として元の作品情報が記述されます)

 そこで松本さんは原著を読み込み、それと思われる文章をピックアップ、ひとつひとつ解き明かしていきます。まだ現在ほどインターネットが便利なツールとして存在していなかった時代、気の遠くなるような作業は10年かかりました。そして翻訳が完成した時、解き明かした謎は訳者ノートとして巻末に加えられました。

 「ロミオとジュリエット」「不思議の国のアリス」や「マザーグース」など、引用される英米古典の注釈をすべて収録。そしてこれまではどちらかというと児童文学として翻訳、紹介されてきたアンのシリーズを、原文のヴィクトリア朝の文体をいかし大人にも楽しんでもらえる小説にすることで、その魅力を伝えたかったそうです。

 赤毛のアンに隠されたシェイクスピア/松本侑子(集英社)では、解き明かした謎をもっと詳しくまとめてあります。

 原著「Anne of Green Gables 」に挑戦してみたいという人は、図書室に所蔵していますし、外国の青空文庫(著作権の切れた作品などをインターネット上で全文読むことが出来るサイト)的な Project Gutenberg などで無料で読むこともできます。

2014年06月06日

百人一首デビュー

 中学2年の国語(乙)で、百人一首の授業が始まったそうです。
すでに読み札絵札を使って楽しんでいる人、「ちはやふる」や「うた恋い。」などのアニメや漫画で知っている人も多いでしょう。もちろん百人一首デビューの人もいますよね。

 担当の先生も、教科書以外にも色々な教材を使って皆が興味を持てるよう取り組まれているようです。せっかくですから、普段は図書室一番奥の古典の棚にひっそりと並んでいる本を取り出して展示してみました。

 田辺聖子の小倉百人一首(角川書店)、百人一首・桃尻語訳/橋本治(海竜社)、恋する「小倉百人一首」/阿刀田高(KADOKAWA)を始め
うた恋い。超訳百人一首1~3/杉田圭(メディアファクトリー)、ちはやと覚える百人一首/あんの秀子・末次由紀(講談社)などなど。

 歌は全部で百首。先は長い、がんばれ、中2生!

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 なんだかカラフルですね・・・。 紹介された本の中で図書室にないものを、早速リクエストしてきた人もいました。先生からもらった本の情報をリクエスト用紙にペタリ。 

 蔵書の中には現代語訳百人一首もあります。

  なんとかバレないようにやってきたつもりだった。
  でもきっと顔色に出ていたのだろうね  わかりやすよなぁ、僕の恋は。
  「誰のコトを想ってるの?」と 友達に言われるまでになってしまって・・・。

さて、誰のどの歌かわかりますか?


2014年06月04日

赤毛のアンのこと 続

 赤毛のアン・シリーズを含め、モンゴメリの16作品の翻訳を手がけ、日本に紹介したのが村岡花子さんです。ドラマ「花子とアン」の花子ですね。

 村岡さんはカナダ人宣教師の開設した女学校で10歳の時から英語を学び、16歳ですでに英文学の原著を読むほどの寄宿舎一の文学少女だったそうです。 卒業後は教師を経て、編集者として働く頃、日本は戦争へと向かい始めます。そんななか友人のミス・ショーがカナダへの帰国を余儀なくされ、その時に友情の証として村岡さんに託されたのが L.M.Montgomery の書いた Anne of Green Gablesという1冊の本でした。
 「いつかカナダの文学を日本に紹介したい」という思いをもっていた村岡さんは、戦争がはげしくなってからも家中の原稿用紙をかき集め翻訳を続け、とうとう完成させます。
 その原稿が「赤毛のアン」として出版されたのは、原著を手にしてから13年後の1952年のことでした。

 そんな村岡さんの生涯を紹介したのが、ドラマの原作にもなっている
アンのゆりかご~村岡花子の生涯/村岡恵理 (新潮社) や
昨年、生誕120年を記念して出版された 村岡花子と赤毛のアンの世界/村岡恵理 (河出書房新社) です。

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 貸出が続くアンのゆりかご村岡花子と赤毛のアンの世界では、はじめて執筆した童話 『みみずの女王』 が読めます  

 また、村岡さんは翻訳者としてだけでなく社会的な活動も行います。
ヘレンケラーが来日した際には講演の通訳をつとめています。戦後、日本の少女たちが社会的意識をもち、精神的に自立した女性へと成長するよう、婦人問題や教育問題のオピニオンリーダーとして、多くの女性に影響も与えました。
 そのような生き方は、元をたどれば十代の頃に受けた教育と環境でもって、培われたものだそうです。女学校で過ごした10年間は、花岡さんの人生に色々な影響を与えたのですね。
 
 次回は、もう一つの赤毛のアンのお話です。 ごきげんよう。

2014年06月03日

赤毛のアンのこと

 今年は日加修好85周年。テレビでは、ドラマ「花子とアン」も放映中ということもあってか、現在全国を モンゴメリと花子の赤毛のアン展 (後援:カナダ大使館、カナダ観光局、プリンス・エドワード島州政府観光局) が巡回中です。会場では日本初公開となる2人の貴重な資料も見る事が出来るようです。
 大阪は夏休み中に、その後神戸や京都でも開催されるようなので興味のある人は足を運んでみてはどうでしょう。

  日本でもカナダに負けないくらい人気のロンブセラー 赤毛のアン/モンゴメリ・著 村岡花子・訳 (新潮社)は、昨年で出版105年目を迎えました。

 グリン・ゲイブルスに暮らす年老いた兄妹マシューとマリラは、働き手となる男の子をと希望して孤児を引き取ることを決めます。しかし、2人のもとへやって来たのは11歳の少女アン・シャーリー。
 赤毛にそばかす、やせっぽっちetc...山盛りのコンプレックスを抱えたアンは、あきれるほどおしゃべりで、ロマンチックと空想にふけるのが大好き。おまけに頑固でちょっと気が短い。でも、明るくて自由奔放なアンの事をいつしか二人は愛おしく思うようになります。
 1巻では少女から、思春期(この頃のアンは赤毛が嫌で髪を染め、それはもう大変なことに!)を迎え、教師の道を選ぶまでが描かれています。

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 その後もシリーズは、当時の時代背景をおりこみながら、夢だった教師となり、恋をして結婚、出産、子育て、アンの生涯を全12冊に渡り綴っています。中にはアンの娘が主人公になったり、友人や村の人々を描いた作品もあります。

 その一連のシリーズの翻訳を手がけたのが「花子とアン」の主人公・村岡花子さんです。村岡さんはのお話は、また明日。 ごきげんよう。