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2014年07月29日

カスタマイズ

 講習が終わった学年もあり、自習利用が高3生中心になってきました。
 先日お知らせしたように、夏休み仕様にした自習環境。その後、何人かに使い具合を尋ねてみました。感想のひとつ「縦並びにした個席の距離感がなんだか落ち着かない・・・」 を踏まえて、ちょこっとカスタマイズ(?)
 座席の間に半透明のボードを入れて仕切ってみました。これで間隔が近くても、前後のストレスが多少軽減されるでしょうか?

 実はこれは天井の電灯カバー。移動させた個席についてこんな感想がでたんですよ・・・と報告したところ、室内を見まわした教頭先生が、外して部屋の隅に置いてあった電灯カバーを引っ張り出してセット。
 あるものを利用してすぐに対応できました。良くなった、との声あり。教頭先生、ナイス・アシスト。

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間引いた椅子も書架の間へ。最近では大型書店でも見かけますが、ちょっと読むのにあるといいですよね。    

 

2014年07月28日

Osaka Book One Project

 Osaka Book One Project の第2回選定本が決定しました。
以前、ここでも紹介した 仏果を得ず/三浦しをん(双葉社) です。

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 文楽の技芸員・太夫を主人公にした今回の作品もそうですが、三浦さんはこのところ、辞書つくりに没頭する言語おたくの編集者『舟を編む』や、林業に取り組む今どきの若者『神去りなあなあ日常』(WOOD JOB!として映画化)など、ちょっと特殊な職業を取り上げ、その業界や主人公を魅力的に描いている作家さんです。

 ところで Osaka Book One Project とは?
本と地域の活性化を目指した取り組みで、コンセプトは「本屋と問屋が力を併せて、ほんまに読んで欲しい1冊を選びます」
 大阪に関係する1巻完結の文庫本を対象に、書店員や出版取次店の担当者らでつくる事務局が、150点以上の候補作の中から選ぶのだそうです。
 今後、参加している大阪府内の9割の書店でキャンペーンが展開されます。
また、この本の販売で得られた収益の一部で、社会福祉施設を通じて大阪の子供達に本を寄贈するのだそうです。

 ちなみに昨年の第1回の選定本は、銀二貫/高田郁 (幻冬舎)
こちらは、時代物。幼い頃に母を、次いで仇討ちで父を亡くした鶴之輔は、自分もあわや討たれるかというところ、たまたまその場に居合わせた大坂天満の寒天問屋の主・和助に銀二貫(かなりの大金)と引き換えに救われます。
 名前を松吉と改め、武士の道を捨て商人の世界へ。凍てつく寒さのなか行われる寒天作り、辛い修行にも耐え丁稚として成長して行く松吉の物語です。
 選ばれただけのことはあり、天神さんへの厚い信仰心や浪花商人の心意気、人情など大阪味あふれる作品。NHKでもドラマ化されていましたね。

2014年07月24日

夏休み仕様

 夏休みがスタートしました。

 自習で利用する人達も多くなるかなと思い、終業式の閉室後、急遽教頭先生にお手伝いしてもらい机の配置を変えてみました。中央の大机の向かい合わせをやめて、同方向むき、二人掛けの席も作ってみました。

 ちょっと捜査会議が行われそうな感じがしないでもないですが・・・(テレビの刑事ドラマのような) 夏休み仕様ということで。

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             皆さん、使い心地はどうでしょう?

 
 

2014年07月18日

こんな本を読んだ ④

 第4回目は、理科の大森茂樹先生です。
専門が生物の大森先生は、理科室でカブトムシ飼育中。もう今年で3代目だそうで、文化祭では遊びに来てくれた人に毎年プレゼントされているそうです。 また進路の担当でもあるので、高3生には強い味方。
 そんな大森先生が選んだのは、ウナギを取り上げた1冊。おりしも先月、世界の科学者らで組織する国際自然保護連合が、絶滅の恐れがある野生生物を指定する最新版の「レッドリスト」にニホンウナギを加えたと発表しました。

こんな本を読んだ。
 世界で一番詳しいウナギの話/塚本勝己 (飛鳥新社)

 この本の著者、塚本勝己氏は、現在東京大学海洋研究所の教授です。
 40年に及ぶ歳月を費やしてウナギの研究をし、ついに、2009年初めて産みたてのウナギの卵を発見、2012年にはニホンウナギの産卵場所がグアム島に西南西にあるパスファインダー海山、アラカネ海山、スルガ海山であることを発見しました
 
 この本は、その発見にいたるまでの過程が失敗談も含めてユニークに書かれています。世界的ウナギ博士と呼ばれている同氏の情熱と洞察力は生物を研究する者にとても参考になります。

 ウナギの赤ちゃん(レプトセファルス)は外敵に襲われないためスコールでできた塩分濃度の薄い塩分フロントの下を、海流に乗って移動しながら、マリンスノー(微生物が分解された栄養分たっぷりの半液状体。ウナギの離乳食と思ってください)を食べて成長して、シラスウナギになります。
 そして、偶然たどり着いた河口や川で大人になります。親となって産卵期を迎えると、生まれ故郷の海へと長い旅に出ます。故郷に戻ってくるときは、小さいときに食べたマリンスノーの臭いで故郷を認識するそうです。

 絶滅危惧種になりつつあるウナギ、塚本氏の研究で復活してほしいですね。
 この本は、塚本先生の元でウナギの研究をしてきた僕の教え子である(現在は出版社で執筆もしている)O君が塚本先生に御願いしてできあがったものです。
 是非、一読してみてください。   

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   もうすぐ夏の土用の丑の日(今年は7/29) 
  昔から、この日にウナギを食べると夏負けしない
  と言われています。
   世界生産量の70%以上を消費しているという
  日本人が大好きなウナギ。復活を願いましょう。

2014年07月17日

ひばりの図書室 配布しました

  本日、ひばりの図書室7月号、配布しました。
 夏休みの開室カレンダーや理科の大森先生と図書委員のおすすめ本を掲載。

 さっそく7月号を手にチェックした本をかりに来た人、読みたい本をじっくり探してたっぷり8冊かりていく人、課題図書を選ぶ人、初めて利用するという人もいました。2時間ほどで100冊を超える貸出、なかなかの記録です。

 もちろん夏休み開室時間中も貸出OKです。たくさん利用してください。

                 夏休みの開室カレンダー

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2014年07月15日

夏休み貸出、始めました

  夏休み目前です。今週から夏休みの長期貸出を始めました。

      返却日   8 月 30日 (土)
      貸出冊数   8 冊
        期間中は何度でも貸出・返却ができます。

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 各出版社恒例の夏の文庫本フェアも展開中。そのガイドブックを図書室でも数種取り寄せました。自由に持ち帰って夏の読書に役立ててください。
 これらの冊子はフリーペーパーです。街の本屋さんでももらえます。

 もちろんカウンターでも課題図書をはじめ、本の相談にのりますよ。


2014年07月10日

高校野球、こんな本も

 このところ、貸出中が続いている高校野球の本があったのを忘れていました。
先月まで放送されていたドラマ『弱くても勝てます』 みていた人も多かったでしょう。その原作はノンフィクションです。ほとんどの生徒が東大を受験するという東京の進学校・開成高校野球部を追いかけた一冊です。

「弱くても勝てます」 開成高校野球部のセオリー/高橋秀実 (新潮社)
  練習時間も少ない、設備も専用グランドもない、普通にやってても勝てるわけがない。それなら守備より打撃、サインプレーなし、送りバントもしない。どさくさで大量点を取って打ち勝つべし。ちょっと無茶な監督のセオリー(持論)ですが、実際に東京大会の上位に勝ち進んでいきます。
 
 合い間はさまれる部員たちのインタビューの受け答えもユニーク。
集中力が1時間しか持たないと自覚する部員は、勉強と生活のリズムを1時間区切りで計画、実行します。野球の強豪六大学に行ってもライバルが多いだろうから、東大にいってレギュラーをとりメジャーリーガーになる夢を語る部員もいます。
 相手校の選手には野球のことより「どれくらい頭いいんですか?」と訊かれたりするそうです。(ちょっと可笑しい・・・)
 何かにつけて頭で考えて行動する彼ら。週1回しかない「練習」は、いつの間にか「実験と研究」の場になり「弱くても勝てる」力がついていったようです。

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甲子園だけが高校野球ではない1・2 /岩崎夏海 (廣済堂出版)
 野球部員を中心に全国から集められた高校野球に携わる高校生たちのエピソード集。それぞれのエピソードに「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーのマネイジメントを読んだら」の著者で、自身も高校野球児だった岩崎さんがコメントをつけたもの。
 ②の方では、特に「挫折」を経験した高校生たちの話が集められています。部員が自分一人しかいなかった、選手からマネージャーになった、父親が有名校の監督だった、東日本大震災で被災した。皆さんと同世代が語る野球への熱い思い。

2014年07月08日

3年生、最後の夏

 今日から全学年、期末考査がスタートしました。
 テストを終えれば夏休みは目の前ですが、その前に12(土)、高校・野球部が出場する第96回全国高校野球選手権大会の兵庫県予選の1回戦が行われます。3年生にとっては、高校最後の大会になります。
 
 以前、外国人の方が、アマチュアのスポーツ大会がこれほど注目され、全試合テレビ放送されるのに驚いたとコメントしていました。そう言われるとそうかもしれないですね・・・。
 高校野球を題材した本もたくさんありますが、今日は小説以外で紹介します。

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灰とダイヤモンド/平山譲 (PHP研究所)
 東京の南に位置し伊豆諸島の一つである三宅島は活発な火山です。2000年6月、全島避難という今までにない規模の噴火をおこしました。島に唯一あった三宅高校の野球部員達も慣れない避難生活の中、都内の廃校になったグランドを利用し1勝を目標に活動を再開します。
 そして避難生活4年半後、やっと帰島。なかなか勝てない弱小野球部、でも彼らの存在に島の人々は勇気づけられたそうです。そんな野球部を追いかけた7年間のドキュメント。

野球ノートに書いた甲子園/高校野球ドットコム (KKベストセラーズ)
 部員が監督やコーチとやり取りする「野球ノート」 
 各地の高校の野球部で取り入れられているこのノート。成功するため、夢をかなえるためにはどう計画をたてればいいか、毎日の自分を振り返り明日の行動に生かす「成功ノート」 自分の状態と監督から言われた言葉を綴った自分だけの「野球の教科書」 あえて自分の書いたものを人に見てもらうグループで回す「班日誌」
 方法もそれぞれ。野球ノートとありますが、他のクラブにも利用できますね。

さあ、野球部も、まずは初戦突破。がんばれー!

  ▼日 時 7月12日(土) 14時 プレイボール <VS 淳心学院高校>
  ▼会 場 姫路市立姫路球場

2014年07月03日

七夕の笹飾り

 来週の月曜は七夕です。昼休みに図書室入口に笹飾りを立てました。

願い事は胸に秘めているのもいいですが、改めて文字にしてみるのもいいですよ。

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2014年07月01日

こんな本を読んだ ③続

岡本真理先生のつづきをどうぞ。
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 「のらのら」の対象読者は少年少女です。
環境大使の生徒達と同年齢ということもあり、「どんぐり苗の育て方」「季節の酵母菌や乳酸菌液の作り方」「簡単たい肥作り」などなど、これならできるかも!やってみたい!と思う面白い実践もたくさん紹介されています。
 一方で、夢ものがたりやなぁ…でも、こんなこと実際にできたらどんなに楽しいだろう!と思うような企画もあり、「家畜を飼おう!」のコーナーでは、毎回馬やダチョウなどの買い方を本気の本気!で丁寧に紹介しています。
 情報があまりに具体的なので、思わず「もしも学校でダチョウを飼ったら…。まずは保健所に申請を出して、それから…ダチョウの卵は鶏卵30個分!? …じゃあ、みんなで卵焼き!?」「芝生で馬を飼ったら…草刈りがいらなくなるかも。」などなど妄想が無限に膨らんでいきます。

 まずは「楽しさ」がベース、更に「探究心」「実践力」そして、「自然相手の難しさ」を教えてくれるこの季刊誌には、ぐんぐん育つ植物の隣で、目をキラキラさせて植物の不思議に果敢に挑む子どもたちの姿が紹介され、その姿が今の環境大使の姿に重なって見えてきます。
 苗木がぐんぐん成長するように、みなさんが色々な経験に触れて大きく成長するこの大切な時期に、同じ時間を過ごさせてもらっていることの幸せに改めて気づかせてくれる、そんな雑誌です。
 最近トマトの苗を学校で配布したので、お家でトマト栽培をしている人も多いと思います。挿し木の仕方や、あまいトマトを育てるコツなども載っています。興味のある人はぜひ読んでみてくださいね。

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 図書だよりを見てくれたのか、早速「のらのら」が貸出されていきました。
 プチトマトづくりは、そだててあそぼうシリーズ(農文協)も参考に。

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今年は「1粒の種モミを何粒に増やすことが出来るか」を競う『バケツイネ選手権』に、環境大使たちがエントリーするそうです。農文協さんより種モミが届いていました。 

 環境大使の活動ぶりは、こちら