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2017年07月31日

「バベルの塔」展

 16世紀のネーデルランド絵画を代表する巨匠・ピーテル・ブリューゲル。聖書の物語や日常の人々の暮らしなど、素朴さの中におかしみや教訓などを盛り込んだ作品で知られる画家ですが、現在、真作の油彩画は40点ほどしか残されていないといわれています。
 そんなブリューゲル作品の中でも最高傑作と言われる『バベルの塔』が来日、現在、大阪の国立国際美術館で「バベルの塔」展 が開催中です。

 「バベルの塔」とは、旧約聖書 に出てくる伝説の塔です。ノアの洪水後、一部の人々が「天にも届くような高い塔を建て有名になろう」と不埒な計画を立てます。それを見た神が怒り、「彼らは一つ民で、皆が一つ言葉を話しているからこのような事になるのだ」と、人々の言葉を混乱させ意思疎通ができないようにし、世界に四散させ、建設を中止させたとされる寓話に登場します。

 地平線まで見渡す風景にそびえたつ巨大な塔と、その中に描きこまれた建築現場や米粒ほどの大きさの1400人もの人々。壮大なスケールと細部の緻密な描写。不可能の企ての例えとしても使われる「バベルの塔」を見られるチャンスです。

 併せて、ブリューゲルを始め多くの画家に影響を及ぼしたヒエロムニス・ボスの作品も来日展示されています。こちらはうってかわって奇想天外な怪物たちがはびこる空想世界を描いた作品。これってかわいい?不気味? 

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 今回の展覧会に合わせて出版されたブリューゲルへの招待/朝日新聞出版(朝日新聞出版) 図説聖書物語(河出書房新社)と一緒に並べて展示した途端、早速併せてかりられていきました。夏休みに観に行くのかな?

2017年07月26日

こんな本を読んだ ⑨

 夏休み、図書室で自習をする野球部3年生の姿を見かけた校長先生が、「こんな本を読んだ」 ことを思い出しました。

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 栗山魂/栗山英樹 (河出書房新社)
「なりたい」と「なる」は違う。
栗山英樹さんは、東京学芸大学出身のヤクルトの選手として少し興味がありました。解説者時代はソフトな感じで大学教授をされていました。監督としてもコーチ経験がなく、51歳の新人監督で優勝、翌年最下位、昨年日本一とすごいなぁと思っていました。それぐらいの知識しかありませんでした。この本を読んでみて、高校・大学選び、プロ球界入り、病気とたたかいながらの選手生活など、あきらめず、夢にむかう姿に感動しました。
ここで書いてしまうのはもったいないです。ラスト15ページを何度も読み直しました。

私は、栗山監督、大谷選手は好きですが、ファイターズのファンでなくてバッファローズのファンです。正式にいうとブレーブスのファンです。小さい頃は阪急ブレーブス子供会でした。今はない西宮球場、大阪球場、日生球場によく行きました。川村先生も地元が近く、タイガースでなくパ・リーグ、オリックスファンだったので、意気投合していっしょに応援に行きました。先生は外野応援団の常連でした。先日、久しぶりに球場へ応援に行き、今年のロゴのタオルを仏前に供えさせていただきました。応援しつつ飲んで食べて学校のことやいろんな話をしましたね。早いもので1年です。先生、今年は若手も育ち、最下位じゃないので応援よろしくお願いします。

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2枚の写真は、野球(元)少年、スタンドから撮る(℗中井啓之です。川村先生も毎試合スタンド観戦していますよ、きっと。 

2017年07月24日

夏休みの開室カレンダー

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2017年07月21日

雑誌、大放出

 本日、雑誌頒布会を行いました。図書委員長を筆頭に委員有志に手伝ってもらい、たくさんの雑誌がもらわれていきました。
 ポスターの抽選もこの場で行いました。終礼後ずっと待ちかまえていたのに残念ながら外れてしまった人、部活が終わってやってきて外れていてショックを受ける人、様々。
 当たった人たちおめでとう。当選者名は図書室入口に掲示しているので、カウンターへ取りに来てくださいね。

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 写真を撮る間もなく、あっという間になくなってしまいました・・・。残った雑誌は来週以降も展示しておくので、今日来られなかった人もチェックしに来てください。

2017年07月20日

雑誌のバックナンバーをプレゼント

 図書だよりでもお知らせしたように、明日、12時より図書室で雑誌のバックナンバー頒布会を行います。対象は、ダ・ヴィンチ(読書エンタメ系雑誌)、Newton(科学雑誌)、Number(スポーツ雑誌)などです。 1人3冊まで持ち帰ってもらえます。お目当ての雑誌がある人は、ぜひ参加してください。
 
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 ポスターの抽選会も行います。『図書館戦争』など希望者多数なので、図書委員が厳正なる抽選を行います。当選者は掲示するので応募した人は当日来られなくても大丈夫。もちろん抽選の行方を見守っていてもいいですよ。

2017年07月18日

ひばりの図書室7月号

 ひばりの図書室7月号を配布しました。
夏休みの開室カレンダー、7/21に行う購読雑誌のバックナンバー&映画ポスター頒布会のお知らせを掲載しています。

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 ポスターは希望者多数の場合は抽選になります。展示してあるので、欲しい人は前もって見に来て応募用紙を投函してください。雑誌の予約は出来ません。

2017年07月14日

夏休みの長期貸出中

     夏休みの長期貸出を始めています。

   返却期限 : 8月 28日 (月) 
   貸出冊数 :  8 冊   

 夏休みの宿題の本をかりに来る人たちも増えてきました。長い休みは本を読む良い機会、期間中は何度でも貸出・返却が出来るので、ぜひいろんなジャンルに挑戦して下さい。

 何を読もうか迷ったら、出版社から届いたガイドブックも配布しています、もちろんカウンターでも絶賛相談受付中です。

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2017年07月11日

POP選手権、作品が公開されています

 この夏、旭屋書店と本tubeの主催で第1回本のPOP選手権が開催されています。
テーマは『夏に読みたい、オススメの本』 先月、中1と中3が国語の教材として授業で取り組み、完成した作品を担当の先生がエントリーしてくれました。

 早速、みなさんのPOPが選手権サイトにアップ、公開されています。
  → 本のPOP選手権特設サイト

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 今後、他校の作品も順次掲載されるそうです。中学生部門、高校・大学生部門、それぞれの応募作品の中から優秀賞に選ばれると、旭屋書店店頭に本と一緒に展示されます。

 先月号の図書だよりにも書きましたが、現在も手作りPOP作品を募集中です。中1、中3以外の人で挑戦してみたい人は、カウンターまで応募用紙を取りに来てください。締め切りは今週中です。

 あなたの描いたPOPを見て、その本を手に取る人がいるかもしれませんよ。
                 

2017年07月06日

恒例七夕の笹飾り

 明日は七夕です。今年も図書室前に笹飾りを立てています。
校務員さんが立派な笹を用意してくれました。ただ毎年のことですが七夕の頃は期末考査の真っただ中。それでも、受験生の切実な願いや、文化祭の合唱コンクールの金賞祈願など様々な願い事が結ばれています。
 明日以降もしばらく飾っておくので、願い事を書きに来てください。

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      数学の神さま、どこにいるんだろう・・・。会えるといいねえ。  

2017年07月03日

14歳の大記録

 今、日本で1番注目される14歳、将棋の藤井聡太四段が昨日の対局でやぶれました。それでもプロデビュー戦から続いた公式戦29連勝は歴代最多連勝記録。
 5歳で将棋を始め、小学4年生でプロ棋士を養成する「奨励会」に入会、プロ入りするための四段に昇格したのが14歳2か月。これも最年少記録更新です。

 藤井四段の連日の快進撃で、今、将棋が大注目。
これを機会に、ちょっとやってみたいなと思ったら、図書室で初心者向けの将棋本をかりるもよし、周りでやっている人に教えてもらうもよし、我が校・囲碁将棋部の門をたたくもよし、です。

 将棋は知らなくても羽海野チカさんの人気コミック「3月のライオン」は読んだ事がある人もいると思います。作中で主人公・桐山にライバルとして立ち向かう病弱な少年棋士・二階堂。そのモデルになったといわれているのが、故・村山聖九段です。

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 聖の青春/大崎善生(KADOKAWA)

 幼い頃から重い腎臓病を患いながら将棋界に入門した村山さん。自分の一生は短い、だから1日もはやく名人になるのだと、ひたむきに闘いに臨み、異例の速さでプロ棋士となります。
 その純粋さの塊のような生き方と将棋への情熱は、大半をベッドで過ごしていた幼い頃、将棋という不思議なゲームと出会った時から最期まで続きました。
 「わしゃ名人になるんじゃ」といって暴れたり、意地でもお風呂に入らなかったりといったユニークなエピソードや闘病生活、家族や師弟愛、ライバル・羽生善治さんとの友情、難病を患いながら必死に生きて将棋を指し、A級棋士に登り詰めた天才棋士村山聖さんの29年の生き様を描いたノンフィクションです。

もう1つ、実際の高校将棋部を舞台にした作品。
 将棋部ボーイズ/小山田桐子(幻冬舎)
 歩は勉強もスポーツも苦手、なんとなく入部した将棋部で出会ったのが、亡くなった父親の願いと周りの期待に悩む・倉持。そんな2人が県大会の団体戦メンバーに選ばれます。初心者と天才が組んで挑んだ結果は・・・?