地理■地形図の折り方
地理の授業で地形図を学習しています。「地理的技能」は,地理情報の活用に関する技能,地図の活用に関する技能に大別できます。授業ではその1つとして地形図の読図を扱い,「地形図から見た地形」「地形図からみた土地利用」「新旧の地形図の比較」などの読図演習を行っています。(高校・大学にかかわらず入学試験では頻出であり昨年度の本校の高校入試でも地形図の読図が出題されました。)
地形図学習の始めに地形図の折り方の1つの「ミウラ折り」を紹介しました。
「ミウラ折り」の始めは1970年のIASSシンポジュウムでの東京大学・宇宙科学研究所教授・三浦公亮氏の論文発表です。その後、折り畳み構造の「ミウラ折り」(miura-ori)は、太陽系探査衛星「はるか」や「スペースシャトル」の「ソーラパネル」、「宇宙構造物」として宇宙空間に多数投入されたばかりでなく、近未来では「ソーラヨット」(太陽帆船)までも計画されています。
優れた特性の「ミウラ折り」は、紙シート、特に地図(マップ)の折り畳みにも取り上げられ、試みられてきました。2006年には新日本様式100選の1つに選ばれました。
(参考:ミウラ折り公式ホームページ)