つれづれなるままに
先週,56才の誕生日を迎えた。さして普段と変わらない静かな日だったが,内心は,マラソンでいう,競技場に入って後2周だという時の感覚に似ている。30や40ではそういうことは考えもしなかったなと思う。
30年前,当時彼女(うちの奥さんのこと)から誕生日はいつかと訊かれた。
「4月20日!」
即座に彼女は,
「あらそう。ヒットラーと一緒ね。」――さすが,世界史の先生,すぐに歴史上の人物が出てきた・・・・・・・・何でわるもんやねん!
それ以来,誕生日は言わないことにした。
日曜日,下宿に帰った娘が,その日にメールをくれた。
「ハッピーバースデー !(^^)!」
でも,「Thanks! but,it is not so glad」と返信した。
折り返し,
「Why? You can get car navigation system.」だって。ほとんど親子逆転だね。