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お子さまはカレーを作れますか?

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 木幡寛さんが講談社現代新書の中で「カレーを作れる子は算数もできる」と書かれていたので、上のタイトルをつけてみました。レシピを見ながら料理をつくる能力とはすなわち、ものごとの後先を考え行動する力であり、これが算数・数学でいうところの「論理的思考能力」です。

 数学者の秋山仁さんは、数学を理解する能力とした次の4点を挙げています。
1 靴箱に靴を揃えて入れることができる。
2 料理の本を見て、作ったことのない料理を作ることができる。
3 知らない単語を辞書で引くことができる。
4 家から学校までの地図を描くことができる。
 この本ではそれを下敷きに、算数の基礎を学ぶ・筋道を立てて考える・物の仕組みを知る・具体物を抽象化するという4つの練習に分けて説明したものです。「How to=やり方」を身につけるだけでは不充分で、「Why=なぜ」すなわち物事を追究していく力を身につけるためには…の参考になる本ではないでしょうか。A.M.