学習習慣確立セミナー
LHRでは、返却した第2回スタディーサポート(10月3日実施)の結果に基づき、学習習慣の見直しを7つのレベルに分かれて行いました。このスタディーサポートは、学力と同時に学習習慣をも図る模試となっていて、どちらもS1からD1までの15段階にランク付けがなされています。
この学習習慣と学力の関係は、大きく分ければ4つに分かれます。学習習慣が付いていて成績もあがっている層はこのまま頑張ればよいのですが、それ以外の層については問題を抱えています。例えば、学習習慣はあるが成績は伸びていない層は勉強の仕方が、そして学習習慣はないが一見成績は悪くはない層は、今回成績がたまたま良かったが続かないということがないよう、引き続き良い成績を取り続けるための一定の勉強時間の確保、すなわち学習習慣が問題となっています。最後に、学習習慣がなく成績も良くない層は、一刻も早く習慣と整えて高校の学習生活に入ることが課題です。
たとえば、冊子のデータには、自分の平日の勉強時間・休日の勉強時間とが、参考値とともに掲載されていますので、自分の学習習慣の是非を問う上で参考になります。
各教室では、さまざまな手法で学習習慣の見直しが行われました。
ある教室では、「勉強する時間がない」と言っている人は本当に時間が「ない」のかが問われていました。授業が終わり、次の授業までの休み時間にただだらだらしていないか。家に帰ってスマホばかりいじってないか。考査前だけ勉強しているのではないか。
またある教室では、一日の様子をグラフ化して、何時間残っているか、そこからTo do List を作って、何をどれだけどの時間でしなければいけないかの分析が行われていました。
このセミナーは、あくまでも学習習慣の見直しのきっかけにすぎません。今後どのように時間を使うかは、各学習者の判断と行動に委ねられています。このセミナーがきっかけで、時間を有効に使えるようになる人が多く出てくるように望んでいます。
一度ご家庭でも、データを元に学習時間と学習成果について、お話頂けたらと思います。