中2環境講座
林間学舎間近です。林間学舎は今年で34回目を迎え、今年もメインとなる大山登山やサントリー天然水ブナの森工場での見学・植樹活動が行われます。それに先がけて、サントリー水科学研究所と西武造園株式会社より講師の方を呼んで、事前学習が行われました。テーマは「森と水と私たち」。水の自然循環から、森の働きと役割、奥大山のことや自然保護活動、生活の中で使う水のことなどについて学びました。さらにもう一つのテーマが「植樹祭事前学習」です。大山の歴史や植樹の仕方などについてお話しをしていただきました。環境講座では、実際に日本の軟水とヨーロッパの硬水の違いを試飲して、味比べを実施。生徒たちは、ミネラル分の多いヨーロッパの水より、やはり飲み慣れた日本の軟水の方を好んでいました。日本では1人あたり1日約241ℓの水を生活用水として使用しています。しかし、アフリカでは1人当たり1日約60ℓの水しか使えず、世界の約11億人が1日20ℓの水を手に入れるのに30分以上歩かなければ手に入れることが出来ないんだそうです。この現実を考えると我々の国は、いかに恵まれているのか理解できるでしょう。講演の最後に、こう締めくくられました。「出来ることから、みんなで始めていきましょう!」。