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子どもと睡眠

9月のほけんだよりでは、睡眠と体内時計についての内容をお知らせしています。
よろしければ、お子様と一緒にお読みいただき、親子で睡眠(眠ること)についてお話することもいいかと思います。

日本の子ども達の平均就床時刻を調べた調査(2000年)によりますと、小学生で22時台、中学生で23時半、高校生では0時半とかなり遅くなっています。また、睡眠不足を感じている子どもは、小学生で60%、中学生で67%、高校生で74%に及びます。お子様は何時に就床されていますか?寝不足を訴えておられませんか?

では、このような睡眠不足が子ども達の心身にどのような影響を与えているのか。ご存じでしょうか。

まず学業成績と睡眠習慣の関係についての調査がアメリカで行われています。
「就寝時刻の遅い子どもほど、また睡眠時間の短い子どもほど成績が悪い」と報告されています。
また、イライラ感の高い子どもたちの半数以上は夜0時以降までの夜更かしをしており、逆にイライラ感の低い子どもたちの夜更かしは25.8%にとどまっているとの東京教育研究所の調査報告があります。
つまり「寝る子は育つ・・・に加えて成績も伸びる」ということが言えそうです。

夜更かし・睡眠不足で生体リズムが狂うと、知的・情緒的発達の遅れ、自律神経系の失調や低体温による朝の体調不良、そして不登校や引きこもり、意欲の低下をひきおこす危険性が高まるということです。

本校の子ども達も忙しい毎日を送っています。長時間の勉強にクラブ活動・・・。睡眠不足を感じている子ども達も多いのではないかと心配しています。その中でも、睡眠に対して意識を高く持ち、リズム良く生活できている子ども達も多くいることも事実。やらなければいけないからと、睡眠時間をけずって無理をする習慣がついてしまうといずれ大変なことになろうかと思います。 「睡眠」 ちょっと意識してみましょう!
                                  
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