2010年09月03日

関西大学 インターンシップ研修生

 今年も、関西大学のインターンシップ研修生が4人来られています。1人の研修生は、担当業務が高校1年生の夏期講習と文化祭の補助なので、7月末から参加しています。他の3人の研修生は、中学1年生の文化祭の補助です。いよいよ明日に迫った文化祭に向け、4人とも生徒と一緒に汗を流してくれています。
 みなさんとても意欲的で、進路指導室の大学別ファイルの整理も手伝ってくれました。
 学部は文学部の総合人文学科の女子学生3名と教育学部の男子学生1名です。
 高校生の皆さんとは年齢も近いですし、受験や大学生活など質問してみてはいかがでしょう。
 関大研修生1.jpg 関大研修生3.JPG

2010年09月02日

「何に興味をもって人生を過ごすか」
   ― 1 Day Collegeをおえて ―

7月10日に実施した「1 Day College ―出前講義―」は,進むべき進路を考えるきっかけになっただろうか。

このブログでは夏休みの間,生徒の感想文を紹介した。「驚いた」「素晴らしい」という感想だけでなく,「世の中はこのような動きをしているのだ」「こんなことが研究の対象になるのだ」という,知的興奮を感じているものも多くあった。このような感想文に触れると,企画した側としては「1 Day Collegeは成功だった」と少し満足する。

また,ブログをご覧になった講師の先生から次のようなメッセージをいただいた。

「何に興味もって人生を過ごすかということを考えた場合,中学・高校の時期が最も大切であるような気がします。その時期に,常識とは一味も二味も違う脱常識にふれることが,人を大きく成長させるのでしょう。(中略)将来に夢をもち,悩み,苦悩し,喜びを見つける。このプロセスを経た生徒さんだけが伸びてくるような気がしています。」

まったくその通りだと思う。日々の授業や行事で,ただ言われた通りにやり過ごしているだけでは,進むべき進路は見つからないのではないだろうか。「脱常識」に触れ,「苦悩する」ことが進路決定には不可欠なのだ。中学高校の6年間,じっとしていても将来やりたいことなど見つかるわけはない。何ごとにも手を抜かず精一杯取り組むことによって,たとえそれが失敗に終わっても,将来を考えるヒントになると思う。

2005年にこの「1 Day College」を始めて,今年で6回になる。企画から運営まですべて教職員の手で行った。生徒たちが「進路決定の手がかり」をつかむために,来年以降も工夫を凝らし素晴らしい行事に発展させていきたいと思う。


参加大学(順不同)
甲南女子大▽法政大▽京都女子大▽甲南大▽兵庫県立大▽神戸薬科大▽同志社女子大▽大阪市立大▽和歌山大▽近畿大▽高知工科大▽京都産業大▽立命館大▽大阪教育大▽鳥取大▽岡山理科大▽龍谷大▽大阪大▽京都外国語大▽大阪府立大▽崇城大▽同志社大▽神戸女学院大▽神戸芸術工科大▽京都工芸繊維大▽広島大▽神戸学院大▽関西大▽武庫川女子大▽関西学院大▽宝塚大―以上31大学。

ご協力いただきました大学関係者の方に,こころより感謝申し上げます。

「理系に進みたいと思った」
   ― 1 Day College 生徒感想から ―

生体成分検査で知る身体の異常
小林吉晴 先生 (神戸薬科大学薬学部薬学科 准教授)

kobeyakka.jpg 血液や尿中の種々の物質の濃度を調べると生体が正常に機能しているかどうかが分かります。授業ではどのような病気のときに,どのような生体成分が,なぜ変動するのかをわかりやすく解説します。



神戸薬科大学

〔生徒の感想〕

  • 昔は成人病,現在では生活習慣病と呼ばれている糖尿病などの話は,とても興味深くて楽しかったです。病院へ行かなくても,普段の生活(トイレへ行く回数や水を飲む回数など)で異常を見つけて,病気の早期発見につながるという話を聴き,とても自分のためになったし,これから家族にもいろいろと教えたいと思います。今日の講義を聴いて,いっそう理系に進みたいと思いました。100分の講義は長いと思ったのですが,あっという間でした。楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。(1年女子)
  • 尿の状態で健康状態がわかるということは知らなかったので,勉強になりました。先生の説明はとてもわかりやすかったです。薬学はちょっと難しそうだなと思いました。肥満メタボ率の話を聴いて,女性はやはりホルモンが重要なんだと思いました。(2年女子)
  • 病院にいかなくても,自分で自分の体の病気を見つけることができたら,早期治療に結びついて病気が治る確率も上がると思います。もちろん自分だけでなく,家族のことも観察していきたいと思います。iPS細胞は前から知っていたけど,あらためて違う説明を聴いて,素晴らしいことだと思いました。もっと発達して,いろいろな病気が治るようになればいいと思います。(2年女子)


「1 Day College 生徒感想から 」は,今回で終了します。

2010年09月01日

センター試験まで,あと136日!
   ―高校3年生 センター試験説明会―

dnc.jpg

9月1日午後,高校3年の生徒を対象に「センター試験説明会」を実施しました。この説明会は,センター試験の受験案内(願書)を手に,センター試験に臨む心がまえや願書の記入法などを指導するものです。学年主任,進路指導部長から,「センター試験まであと136日だ」と伝えられ,生徒たちは表情をひきしめ真剣に説明に聴き入っていました。

高校3年生が受験する平成23年度の「大学入試センター試験」は平成23年1月15,16日に実施予定。例年全国でおよそ50万人の受験生が挑みます。本校では高校3年生全員が受験します。現在では,国公立大学だけでなくほとんどの私立大学でもセンター試験を利用した入学試験が実施されており,「センター試験の出来が受験結果を左右する」といっても言い過ぎではありません。

文化祭準備で忙しいなか,大学入試も確実に近づいています。この説明会を機に,大学入試へのスタートを本格的に切ってほしいと願っています。

大学入試センター

「せんとくんを馬鹿にできない」
   ― 1 Day College 生徒感想から ―

キャラクター・デザイン演習
松野一樹 先生 (宝塚大学造形芸術学部メディア・デザイン学科 助教)

自分をキャラクター化する。はじめに自己分析を行い,その結果をキャラクターの設定とする。設定をもとにビジュアル化していきます。

宝塚大学

〔生徒の感想〕

    takarazuka.jpg
  • 自分をキャラクター化するという課題で自己分析したとき,一度自分を見つめなおせてよかった。自分の特徴などを絵にすることは予想以上に難しかったけれど,最終的には納得できる出来だったので,よかったと思います。(2年男子)
  • 「せんとくん」などをみんな自分を含めて馬鹿にしていたが,いざキャラを作ってみるとなかなか難しいものだった。また,自分を分析するのも困難なことで,自分で自分のことを考えるとネガティブな点に偏りすぎることもわかった。キャラ作りを仕事にしている人はすごいと思いました。(2年男子)
  • 実際に自分のキャラクターを作ってみるとなると全然思い浮かばなくて,キャラクターを考える人の大変さがわかりました。どうしたら自分をアピールできるかをキャラクターとして考えたことがなかったので,新鮮でした。(2年女子)

2010年08月31日

「発音は,やっぱりむずかしい」
   ― 1 Day College 生徒感想から ―

フランス語授業体験
石丸久美子 先生 (京都外国語大学外国語学部フランス語学科 講師)

kyotogaikokugo.jpg 大学での初回フランス語授業を少し体験していただきます。フランス語の音,簡単な表現に触れてみましょう。日本語になったフランス語を見てみましょう。


京都外国語大学

〔生徒の感想〕

  • 今までBonjuorは「ボンジュール」と読むのだとばかり思っていたので,「ボンジュー」と読むと知り驚きました。アルファベットなので英語と同じ読み方かと思っていたらそうではないそうで,英語とは違う規則があるそうなのでそれも知りたいと思いました。国際的な場所でも,英語の次の第2公用語にフランス語がなっているなど,今日は色々知らなかったことを知れて楽しかったです。
  • ずっとフランスに興味があったのでよい経験になりました。でも,フランス語の発音はやっぱり難しいと思いました。いつか,フランス語を習ってフランスに旅行に行きたいと思いました。英語とフランス語はつながっていることを聴いたことがあるので,英語を話せるようになってからフランス語を習いたいです。今回,フランス語やフランスのことを知ることができたので嬉しかったです。
  • 思っていたよりフランスの言葉が日本語になっていて驚きました。時間があればまたそういう言葉を探してみたいです。また,r の発音がいろいろあったり最後の文字を読まなかったりと,発音がおもしろいなと思いました。最後に聴いた歌も,日本語で歌われているものをどこかで聴いたことがある気がして,フランスが身近に感じられました。

2010年08月30日

「マジックを教えてもらった」
   ― 1 Day College 生徒感想から ―

「不思議」と「マジック」をつなぐもの
  ~「ちょっとユニークな」社会学者E.ゴッフマンが考えたこと~

工藤宏司 先生 (大阪府立大学人間社会学部人間科学科 講師)

osakafuritsu.jpg アーヴィング・ゴッフマンという社会学者がいます。彼は,わたしたちが日常生活を送る中で,「他者」とどのようにやりとりをするのか,に常に関心を持って,人々の具体的なコミュニケーションの場をいつも観察していました。たとえばゴッフマンは,エレベーターに乗った人が必ず上を見上げて,エレベーターが今何階にあるかを示す表示板を見ているのはなぜか,に疑問を持ちました。その結果,彼らは「今何階にいるのか?」に関心をもっているからではなく,もっと別の理由がある,と考えました。そこには,個人的な関心や思いとして説明するには無理があるもっと別の次元の理由,つまり「社会的な理由」があると考えたのです。わたしの講義ではゴッフマンが考えたこの「社会的な理由」に焦点をあてます。彼によれば,わたしたちが社会の中でさまざまに振舞うことのほとんどすべてには上記のような「社会的な理由」があります。言い方を変えれば,わたしたちが他者と一緒にいる場にはわたしたちの個人的な思いから独立している規範(決まりごと)があるのです。今回の講義では,この「規範」の存在をわたしたちに教えてくれるものとしてゴッフマンが思いついた「フレイム」という考え方についてお話したいと思います。具体的に考える素材は「マジック(手品)」についてです。わたしたちは「マジック」を一つのエンターテインメントとして楽しみますが,ゴッフマンによれば,これも一つの「社会的なお約束」の中で成立していることになります。それはいったいどういうことなのかを,考えてみましょう。

大阪府立大学人間社会学部

〔生徒の感想〕

  • 先生もおもしろいし,楽しかった。今日,教えてもらったマジックは,今度やってみようと思いました。また,自分が不安になる理由が分かった。最近,自分の感情が分からなくなるのでとてもよかった。
  • マジックから”不思議”に,そして,そこから”予期”や”解釈”と話が広げられて,とてもわかりやすかったです。日頃から何気ない行動が決められているルールだと認識しないで行っていたことにすごく興味を持ちました。本当に人間の捉え方は不思議なことでいっぱいだと改めて感じました。

2010年08月29日

「どれだけ充実したかが重要だ」
   — 1 Day College生徒感想から—

体験しよう! 体のサイン
菅野由美子 先生 (兵庫県立大学看護学部 助教)

「看護の仕事とは何か?」「看護ってどんな事をするの?」皆さんに看護の仕事について「体のサインを知る」という体験を通して知っていただきたいと思っています。また,看護分野への進学と進路の違いについてお伝えしたいと思います。

兵庫県立大学看護学部

〔生徒の感想〕

    hyogokenritsu.jpg
  • この講習を受けて,より看護に興味がわきました。看護師というのは人に接する仕事だというのがとてもよく分かりました。あと,実習がとても楽しかったです。血圧を計ってもらったことはあったけれど,自分が相手にしてあげるのは初めてなので緊張した。
  • 看護師というのは,患者さんの病気を治すのは仕事ではなくて,色々な人の健康をサポートする仕事なんだと感じました。奥深いです。先生が「生きている上で命の長さは重要じゃない,どれだけ充実したかが重要だ」と話されたのがすごいなと思いました。この仕事に誇りを持たれているのが分かりました。私もこのようにに自信を持ち胸をはって仕事のことを語ることができるようになりたいです。
  • 授業を受けて看護師の魅力を感じることができました。私は将来,看護師になりたいと思っています。看護師になるために,短大,専門学校,大学に行くと国家試験を受ける資格をとれるということは知っていたけれど,4年制大学を卒業しないと助産師,保健師の資格が取れないということは初めて知りました。私は助産師の資格も取りたいと思っているので,4年制大学に進学します。

2010年08月28日

「社会そのものを考える学問」
   — 1 Day College 生徒感想から —

社会学って、どんな学問?
田中滋 先生 (龍谷大学社会学部社会学科 教授)

ryukoku.jpg 社会学は,法学や経済学と並んで,大学の学部名称ともなっている学問です。しかし,高校の社会科の主要科目(歴史、地理、政治・経済)のなかには含まれていません。社会学とはいったいどんな学問なのか? 単純化していうならば,社会学は,「人と人との相互作用とその結果生まれる社会関係」について研究する学問です。今回の講義では,社会学がどんな学問なのかを,高校生の皆さんに理解できるようにお話したいと思います。

龍谷大学

〔生徒の感想〕

  • 私は社会学部に行きたいので,大学の社会学部の先生の話を聞け,うれしかったです。とても深い話でした。
  • 今回,社会学とは何かが気になってこの講座を受けたのですが,完全に理解するのは難しいと思いました。社会学は近代と共にできた学問であり,近代そのものを考える能力を問われる学問なのでおもしろい学問だと思いました。理解するのは難しいけれど,それだけに追求できると思ったので,興味が持てました。また,近代とは移り変わっていくものなので,社会学は時代の流れと密接に関係のある学問なのかと思いました。
  • 自分が近代の生活に慣れてしまっているので難しかったですが,おもしろかったです。自分も含めて近代人は物事を近代的に考えがちですが,身分制の人々の考え方やインドの女性の話を聴いて,必ずしもそれだけじゃないことを思い知らされました。近代の社会や人そのものを知れそうな気がしました。

2010年08月27日

「”自立”について考えたい」
   ― 1 Day College 生徒感想から ―

「YUI」が蘇らせる伝統的青年像
-音楽社会心理学への誘い-

諸井克英 先生 (同志社女子大学生活科学部人間生活学科 教授)

doshishajoshi.jpg 青年達によって表出されるさまざまな「歌」は,その時代を生き抜く青年達の心性を内在化させています。この授業では,「YUI」を素材にして,彼女が構成する「内面的世界」を社会心理学の観点から「解剖」することを試みます。このことによって,「こころ」の仕組みの一端を理解してもらえればと思います。

同志社女子大学

〔生徒の感想〕

  • 普段は聴くことができない話だったので,とてもよい機会になりました。もともと社会心理学に興味があって,YUIを通して話をしていたので,おもしろかったです。歌詞の内容も自分たちの身近なものでわかりやすかったです。もっと聴きたいと思いました。
  • YUIの曲は何曲か知っていたけれど,その歌詞からここまで色々な考え方ができるのだということにとても驚きました。普段,何気なく聴いていた曲に,YUIの人生や伝統的な青年像が含まれていたことを知ると,また違った想いで聴くようになると思います。今,ニートなどが増えているので,YUIの曲を聴いて,”自立”について考えてみたいと思います。

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