全校朝礼 ~水月の位~
本日(1月30日)は、来年度前期生徒会役員選挙の公示もあり、全校生徒による校庭朝礼が行われました。そこで、インターアクト部からは、年末に参加した東北被災地での復興支援活動についての報告がありました。/weblog30/cat8/cat21/
このような自主的な生徒諸君の活動報告は頼もしくもあり、嬉しいことです。
これからも、様々なことにチャレンジして欲しいと思います。
生徒会役員への立候補もたくさんでてくれることを期待しています。
【 校長先生のお話 】 「水月の位」
「映るとも月も思わず 映すとも水も思わぬ 広沢の池」
これは、室町時代の剣客 塚原卜伝 の歌だと言われています。
月と水はお互いを映そうと思っているわけでなく無心で向き合っているという意味である。
つまり、剣をとる者は、あれで勝とう、これで勝とう、と勝つ方法のみに心を労するものではなく、無心無欲の境地から発する心技でなくてはならないことを戒めている。
これは、剣だけに限らず、我々にも通じる教えだと考える。
本校生も、ひとりひとりを月と池に例えるなら、その月は1350通りの月があり、池も1350通りあるであろう。
そのそれぞれの月や池はどのようなものであるのか。
1350人の毎日の生活を通して作ってきた自分自身でしかない。つまり、このように見せよう、見られたいと望んでも、普段の生活が作り出した自分自身というものしか見せることができないのである。
先日、近隣の方から嬉しいお電話をいただいた。
本校生から通りすがりに笑顔で挨拶をされ、とても嬉しく気持ちも晴れやかになったという内容であった。
この生徒は普段から学校近隣で通りすがる方々には挨拶をしているのであろう。
素晴らしい習慣である。
こうしてこの生徒自らが作りあげた姿をお褒めいただいたのだと思う。
また、併せて雲雀丘学園もお褒めいただいたということである。
自分はどんな月に池に成りえるのか。
それは、取り繕う事では生まれない。
日々の習慣、実践そのものでしか成りえない。
【 生徒指導部長から 】
今週末、今年4月に入学してくる小学生の皆さんに本校入学に備えてのお話をいくつかする予定にしています。なかでも、以下の3点については強調して、必ず伝えることです。
①挨拶をしよう
②時間を守ろう(遅刻をしない)
③掃除、整理整頓ができるようになろう
以上のとてもシンプルな目標ですが、
社会で活躍している方が実践しておられる共通の習慣だと言われています。
どうですか。
皆さんも本校へ入学してくる時には必ず一度は聞いている内容だと思います。
しっかり実践できていますか?